ジャージー旅行記(2022.9.15〜9.21)

Jersey旅行の準備

 15年連続で行っていたジャージーだが、2020年、2021年は残念ながらコロナCOVID-19の影響で行けなかった。もちろん時期によっては絶対に行けなかったわけではなかったが、帰国後の長期の隔離がある限り、勤め人には海外に行くことは不可能であった。だから2022年に3年ぶりに行けそうだとなった時には期待が大きかった。とはいえ、変異株の急速な流行など、1週間後でも何が起こるかわからずに安心できなかったので、キャンセルなどもあり得ることと考えながら計画した。
 具体的な計画をしはじめたのは4月はじめ。イギリス政府が夏の海外旅行を条件付きで解禁し、日本からの入国制限緩和を決めたのが5月初めで、計画を始めたころにはまだそこまで明確にはなっていなかったが、欧州がコロナへの制限を緩和する傾向になっていた時期であった。とはいえ、ウクライナへのロシア侵攻も短期間に終了する見込みが立たなくなっている時期でもあった。そのために、欧州の状況を見ながらということで、まだ4月は状況確認の段階であった。欧州の入国制限の緩和の決定を受けてより具体的に計画を始めた。
 まず、とりあえずホテルを押さえることとした。キャンセル不可であれば少しだけ安く泊まれるが、さすがに今年はキャンセルの可能性は結構高いので、とりあえず部屋を確保して、だめならキャンセルすることとした。ところが、15年毎年使っていたジャージーのHavre des PasにあるFort d'Auvergne Hotelだが、予約サイトに行ったら存在しないことになっている!Webで調べると、コロナの間にFort d'Auvergne Hotelの一部だけは残すが大部分はレジデンスにして売るということになったのだという。この話はずっと以前から噂されていて、2019年ごろもそういう申請があったけど周囲の住民への意見聴取で取り消しになったという報道が出たりしていた。海の目の前のいい場所だからねえ。今後一部ホテルが残っても、海向きの部屋はホテルじゃなくなっている可能性が高いでしょうね。改装工事は2022年末までということで、今年は違うホテルに泊まるしかないです。
 St Helierのバスステーションの近くのホテルなども考えたのですが、便利だけど海が見えないのですよね。そこから西に少し行ったところの海沿いの大型ホテルなども考えたのですが、それほど魅力的には感じなかった。St. AubinやGoreyの海沿いのホテルも考えたのだけど、なじみのレストランで晩御飯を食べた後にホテルに戻るのが遠いのですよねえ。結局大好きなHavre des Pasにあるホテル、オマルーホテル Ommaroo Hotelにした。Fort d'Auvergne Hotelからすぐで、Fort d'Auvergne Hotelより良いホテルなので高いが、工事中のFort d'Auvergne Hotelホテルの状況も見に行けるし、海側の部屋を選べば部屋の窓から海が見えるし、街中ほどうるさくないし。
 次にフライトの検討です。いつもStar Allianceを使っていて、Star Allianceのハブ空港であるフランクフルト空港をこれまでもよく使ってきたのです。しかし、英国のEU離脱で、一度EUに入国してまた英国に入国することは、これまで以上に手間がかかるかもしれないと考えました。もうひとつは、コロナ対策で国ごとに入国条件等が変わるといろいろめんどうが予想されます。いつもはジャージーとヨーロッパのどこかの都市もう一か所を回るのですが、今年はそれはやめて、ただジャージーだけに行くことにしたいと思いました。そう考えると、日本からロンドンに直接行くのが一番良いと考えました。ところが、5月時点ではまだANAは夏にロンドン直行便を飛ばすことが不明確でした。それに対してJALはBA(British Airways)とコードシェアでロンドン直行便の運航を公言していました。ということで、例年とは異なりJAL(というかBA)でロンドンに行くことにしました。チケット購入後にBAのマイレージプログラムにも登録しました。
 ANAもJALも欧州便はウクライナ・ロシアを避けるために結構時間がかかりそうです。5月の時点では夏に戦争が終わる見込みはほとんどなく、出発時刻が早くなったり、到着時刻が遅くなる可能性が高かったわけで、予定が立てにくかったです。なので、行きも帰りも乗り継ぎのロンドンで1泊して、余裕をもって日程を立てました。特に出発直前に結局は不要になりましたが、日本への帰国便に乗るためには72時間前以降にPCR検査をして陰性証明を提示する必要がありました。ジャージーでは日本の決まりに対応したPCR検査の証明を発行してもらえるかどうかを確認できないこともあり、一日前にヒースローにつけば、PCR検査をして搭乗手続き前までに確実に検査結果を手に入れることができると考えたこともありました。
 ということで、日本からBAの直行便でロンドンヒースロー空港に夕方に到着し、その日はヒースロー空港近くのホテルに泊まり、翌日にジャージーに向かうことにしました、帰りもジャージーから英国本土に飛んで、その日の晩はヒースロー空港近くのホテルに泊まり、翌日の夜の便で日本に向かうことにしました。
 ということで、日本と英国との間の入国・出国に注目していたので、実はここまでロンドンとジャージー間のフライトについて全く調べていませんでした。この時点で初めて、BAがヒースローとジャージー間で複数のフライトを開設していたことに気が付きました。これは朗報です。なにせ、ヒースローとガトウィック間の乗り換えは結構時間がかかりますから。今年はヒースローで余裕をもつと決めましたからそうしませんが、来年以降もこの便があるなら、日本からロンドンに直行便で飛んで、その日のうちにジャージーに到着できますから。今年で最終便はヒースロー発が20時台なので、入国に多少の時間がかかっても乗り換え可能でしょう。来年以降もBAにこのヒースローとジャージー間の便を継続して運航してほしいものです。
 個人でフライトのチケットをネットで買ってもいいのですが、欧州の入国その他の情報を得るためには旅行代理店を経由して買うのがいいだろうと判断しました。以前からよく知っている人が転勤で、我々が住んでいない地方都市のHISに勤めていたので、以前はその人にお願いし、その後その方が辞めたので、一番信用できるという同じ店の部下に引き続いてお願いしていたのですが、今回連絡したらその部下の人はやめていたので、どういう人かわかりませんがその同じ店の人にお願いすることにしました。ところが、地方都市だからか、その店は1週間のうちで3日しか店を開けていないという!その特定の曜日しか連絡がつかない!しかも、そういう状況だからか、客が混んでいるらしく、開店の日もなかなか連絡がつかない!来店してくれればと言われても交通費だけで片道1万円以上かかるのですが・・・。しかもいろいろ欧州の状況を尋ねても全く価値のある情報は持っていないことがわかりました。つまりこの旅行会社を通して買う意味は全くなかっただけでした。仕方がないとはいえ、不満でした。

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9/15 3年ぶりのJersey

 前日夕方にLondon Heathrow空港に到着し、空港内にあるHilton Garden Inn Terminal 2 & 3に宿泊。F氏が英国の入国審査でFastpassの機械に認識してもらえなかったこと以外は特に問題なかった。どうもF氏が、パスポート取得時に比べて痩せたのが問題だったらしい。人による審査を受けて問題なし。ホテルは思っていたのと違って到着したTerminal3から結構歩かされたが、それ以外は特に問題なし。日本からの機内は外国人も皆マスクを着用していたが、空港やホテルはマスクをしている人のほうが少ない。
 8時過ぎにホテルをチェックアウトし、しばらく歩いて地下駅に向かい無料のHeathrow Expressを使ってTerminal 5へ。これはわかりやすかった。Terminal 5に着くと、荷物のチェックインが約1時間後の10:05スタートと表示されているのを確認する。少し早かったですね。出発時刻の2時間前に来ればよかったのですね。まあ、はじめてなので早くに移動することのほうが確実ですから問題ないのですが。椅子に座って待っていると、その席の斜め前に荷物の重さを測るために設置されていた重量計に、荷物を測りに来る人たちがいて、ついついその人たちの行動が目に映る。いやあ、いろいろですねえ。普通23kg制限ですが、持っていた4つの荷物がすべて23kgを超えている人が、何度も荷物を移し替えているのを見ていると、何をしたいのか理解に苦しむ状況でした。どちらからどちらに移してもいずれにしても23kgを超えているのことは変わりがないと思うのですが。しかも移しているものが、大きなポップコーンだとか靴とかなので、対して変化がないですし。結局、23kgピッタリのカバンに他から荷物を移して24.0kgになったのを確認して大きくうなずいているのを見て、理解するのを諦めました。24kgならOKという確信があるようでした。
 ジャージーへのフライトのチケットはすでに日本で発券されていたので、まず荷物を預け入れる。10:05の5分前に荷物を預け入れる場所に行ってスタッフにその旨を話すと、パスポートと顔写真を比べる(マスクを外して)などしてから、機械のところへ行けと指示される。日本では発券時に機械から荷物のタグが出て、それを自分で荷物につけてから、荷物預け入れの機械のところへ行ったのですが、ここではタグを持たず機械のところへ行くので問題ないのですね。機械で搭乗券を読み取って荷物を載せると、重さを測って、タグを発券し、自分でタグをつけて、ボタンを押すと預け入れが完了しました。なれればすごく簡単だし、待つ必要がないし、すばらしいシステムですね。ただ、さっきの24kgの人はこの機械相手にどうなったのでしょうね。確実に重量オーバーの判定がされたと思うのですが。この荷物預け入れの機械にはクレジットカードで払えそうなところがあったので、ここで請求されたものを払うのだと思うのですけどね。
 それからセキュリティーゾーン内へ。ここも機械化されていて、パスポートの顔写真を読み取らせて、マスクをとった顔と照合ですが、親方の場合は眼鏡もとらないとここではOKになりませんでした。ここではF氏は問題なかったようです。次に手荷物検査と身体検査。エリザベス女王の葬儀がすぐなので警備体制が強化されていると聞いていましたが、ここも特に問題なし。ズボンのポケットに持っていたお札も手荷物検査のボックスに入れたら、それは持っていくように言われたぐらい。全く引っかかることもなく、OK。
 中に入ってまず飛行機のゲートを確認。11時15分にゲートがどこか案内するとの確認をして、すこしだけショッピング。F氏が好きなものがあったようです。ここで休止し忘れたのを思い出し、検査場の出口付近に戻って持参の水筒に給水。飛行機の中でお昼ご飯が出るか怪しかったが、ジャージーの空港の到着ロビーにはなにも食べる場所はないと知っているので、飛行機内で食べないと、ジャージーの街に行ってからでないと食べられそうもない。大荷物をもって食べに行くのも嫌だし、ホテルにチェックインしてからでは遅くなって、夕飯に響く。ということで、もしかしたら不要になるかもしれないけど、空港でサンドイッチを購入。F氏が鴨とセロリ・人参のラップ、親方がチェダーとピクルスのサンドイッチ。ゲートはAエリアだという表示に変わったのを見てから席を見つけて座っている。Aエリアは今いる場所で、BやCだと電車で次の建物に移動する必要があり、事前にそっちに移動することが望ましいようである。11時15分に表示が変わり、Aの一番端のゲートであると表示され、そこまで10分弱歩く。Terminal5はいろいろと有名店のショップがありますねえ。途中でフォートナム&メイスンのバーがあって、ここで飲みながら待つのはいいねえとか思いながらゲートまで到着。
 飛行機は満席ではないけどほとんど満席。観光客に見える人がたくさんいるのはよいことです。飛行機の中でマスクをしているのは我々を除いて数人という状況。マスクをしているほうが珍しい状況です。ですが、マスクをしているからじろじろ見られるとか、何か言われるなんてことは全くなし。定刻の12:05を少し過ぎてゲートを離れ、taxingをして実際に離陸したのは12:30ごろ。すぐにまだベルト着用サインが消える前から乗務員によるサービスが始まり、やはり食事はなく、水とスナックが配られる。我々は買ってきたサンドイッチを食べる。おいしかった。天気は曇っていて、直前まで島影は見えず。着陸はほぼ定刻。
 3年前にジャージーの空港へ向かうタクシーの中で、運転手は次回来るときには新しいターミナルになるぞ!と言っていたのですが、見た感じは全く変わっていない。実際に降りてみると全く変わっていません。飛行機の後方の扉から降りて、歩いて到着ターミナルに。こんな年だから、いつも空港においているWhat's Onという情報冊子があるかどうかと思ったが、おいてあったのでとる。早い時間に荷物を預けたので、案の定ほぼ最後に荷物が出てくる。タクシーで今年のホテル、Ommaroo Hotelに向かう。空港のすぐそばで正面衝突した車の事故があって、少し渋滞したが、それ以外は普通に進んで、ホテルに到着したのは14時半過ぎ。少しチップを余計に渡したので、Ommaroo Hotelの入り口は10段ほどの階段なのだが、運転手は荷物を階段の上まで上げてくれる。
 チェックインタイムの3時よりも少し早いが、問題なくチェックインできた。部屋は2号室。ホテルの目の前の道路に面して、ベランダのある部屋。道路の向こうは海です。
 荷をほどいて収納に服などを入れてから、少し休んで、Havre des PasとSt. Clement's Roadの交差点にあるなじみの店に水を買いに行く。さすがに2lのペットボトルを5本買ったら重かった。また少し部屋で休んでから、一人で散策。Fort d'Auvergne Hotelの工事のところを見て、プロムナード沿いに歩くと、昔のNelson's Eyeのところは新しいインド&アジア料理の店になるとの看板が立っていました。まえのカリブ海料理の店は、そこの再開発があるということで立ち退きを求められたと聞いているのですが、結局同じ建物がまだ残っていて、次のレストランになるようです。アジア料理では多分いかないだろうなあ。バスステーションに向けて歩いていると、途中で今までのビルを壊して建設中のビルがいくつかある。バスステーションに着いて、7日券を二枚購入。あわせて64ポンド。今回は7日間いるが、最終日はたぶんホテルからタクシーで空港に向かうつもりなので、6日間。また、今日も必要なのは2人でホテルから夕飯を食べに行くときに一度乗るだけなので5日間+今日の一回分でもよいのだが、7日券を買うほうが安いし、面倒がない。それを使って、16:15発の1番のバスでホテルに戻る。1番のバスは混んでいて、満員になっていました。1番のバスのバスステーションを出たところのルートが少し変わっていることと、これまであったバス車内にあった次のバス停を表す電光表示がなされなくなっていることに驚く、バス停名の電光表示は旅行者には必須のものだっただけに、これがなくなるのは非常に不便です。たまたまこのバスだけならよいのですが。ホテルに戻り、少しゆっくりする。ベランダに出て海を眺めるのはよいのだが、目の前の1番バスが通る道は幹線道路なので交通量が多く、結構車の音がうるさい。それに対して特に今は海は引いているので、海の音は全く聞こえない。以前のFort d'Auvergne Hotelは、道路が後ろなので道路の音がうるさいなんてことは全くありませんでした。その点は残念です。
 La Capanninaで夕飯を食べるためにジャケットに着替えて18:42の1番のバスに乗ろうとする。同じバス停にはすでに二人待っていて、あとで6人連れとか、結構多くの人が乗り込みました。Snow Hillで降りて、町の中心街へ。ここQueen Streetはそれに続きKing Streetとともに一番のショッピングストリートで、多くのショップが並んでいますが、少し歩いただけで多くの店がつぶれて売り手を探していたり、新しい店になったりしていました。やはりコロナの影響は大きいようです。メールで予約をしていたLa Capanninaに向かいますが、隣の中国料理屋は、Awabiという名前の店に変わっていました。あとでWebを見ると、日本の居酒屋と英国のPubと韓国のなんとかと融合したようなものを目指すという店だそうな。多分今後もいかないだろう。  La Capanninaに到着し、店の前の黒板のおすすめを見て、グラウズが入荷しているのを確認。今日食べるかはわかりませんが。店に入ると、久しぶりと歓迎してもらえました。混んでいてほとんど話せませんでしたが、美味しく食べて、タクシーでホテルに帰ったのが10時半過ぎで、時差ボケもあって眠いのですぐ寝る。

ロブスター
ロブスター

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9/16 再会を喜ぶ

 まだ時差ボケをしていて、夜中に目が覚めてしまいよく眠れない。結局早くに起きだして6時半ごろにホテルの近くをお散歩に行く。プールまで行ってホテルを眺めるなどして、ホテルに戻る。次にホテルのガーデンというのに行ってみようとする。迷っているとスタッフに声を掛けられ、ガーデンへの行き方を尋ねると、2つのガーデンへの行き方を丁寧に教えてくれる。そのうちのひとつ、東側のガーデンに行ってみる。ガーデンといっても、そこでパーティをするためのガーデンらしく、広いスペースがあり、その周囲に珍しい植物がいろいろ植えてある。いろいろ眺めてゆっくりしていたら、朝食の7時半になって、朝食会場へ。その途中に、つい数年前にこのホテルが100周年ということで、このホテルに関して展示してあるところがあり、そこを通るのだが、そこに経営者一族の系図が書かれているものがある。それで見ると、さきほどガーデンへの行き先を教えてくれたのはホテルの責任者らしい。
 朝食はすべてセルフサービスとのことで、部屋番号などは知らせる必要もない。基本はEnglish Breakfastである。席は十分な数があって、ゆったりと食べられる点もよい。紅茶は複数のTパックが用意されて選べる。コーヒーはマシンで好みのものを淹れる。結構多くの人が紅茶ではなくコーヒーを飲んでいることには驚く。イギリスなのに。イギリス人は意外に少ないのでしょうか?English Breakfastを食べてからフルーツとヨーグルトを食べて満足し、部屋に戻る。
 今後の日程を確認。19日月曜日が女王の葬儀で、英国は祝日。ここジャージーは祝日かどうかは知らないが、日曜日と同様に店は閉まっているところが多いだろう。La Capanninaも休み。Jersey Zooも休み。ということで、きちんと予定を立てないと難しい状況が発生する可能性がある。そこで、とりあえず、今日16日金曜日は街に出て買い物、17日はJersey Zoo。18日日曜日は、西海岸に行こうと決めた。19日当日はバルコニーでお酒でも飲みながら海を見て過ごすという予定。20日はまだ決めず。
 ということで、今日は町に行くのだが、朝食が早くにすんでいるが、多くの店は10時から開店だろうから、少し時間がある。ということで、8:36発の町とは反対方向へ行く1番のバスに乗って、Goreyへ向かい、バスの車窓から海と街を見る。昨日2回乗ったバスもこれもすべてバス停の表示をしない。終点まで行くから今は影響がないけど、ほかのバス路線もそうならいろいろ問題がありそう。たぶんバス乗車時にチケット発券や7日券を提示する際に「どこへ行きたい」と運転手に話せばいいのでしょうけど。あちこちに英国旗が半旗で掲げられているのを見る。ここジャージーの国旗は全然見ないと思ったら、いくつかだけジャージー旗を半旗にして掲揚しているところを見ました。
 Gorey Pierに到着したのは9時前。今は満潮に近くて、船はちゃんと海に浮かんでいる。風景をのんびり眺める。気温は低いが、風がなくて日差しが出れば温かい。今日は最高気温17度で、晴れたり曇ったりの予報。なので長そでシャツにウインドブレイカーを持参している。
 20分ほど海を見て、9:20発の1番のバスでバスステーションに戻る。途中、ベビーカーが次々と3台乗ってくる。みな席を譲ったりしてやさしい。しかし、Havre des Pasのバス停の一つ手前のバス停で多くの人が乗ってきてほぼ満席。そのため途中のバス停では待っている人がいてもバスは止まらなかった。つまり、明日以降もHavre des Pasのバス停から乗ろうと思っても乗れない可能性があります。時間次第ですが、この便は10時前にバスステーションに着く便は、過去の経験からはその一番混んでいる時間帯の後だと思っていたので、考え直さないといけないかもしれない。それくらい観光客が来ているというのは島にとってはよいことですが。
 バスステーションに着いてトイレを済ませ、Castle Streetからショッピング街King Streetへ向かう。まずスーパーのLocaleへ行き、行動食としての小さなお菓子とF氏の好きなインスタントスープ(Potate & Leak)を購入。ここ何年かジャージーで探してもこのスープが見つからなかったのに、久しぶりに買えてF氏は幸せそう。無人のキャッシャーで支払い。このとき親方のデビットカードで払おうとしたが、なぜか拒否されてしまう。クレジットカードで払えたからいいのですが、なぜデビットカードが使えなかったのか心配。それから近くのMarks & Spencerへ。ここではF氏の靴を購入。前日のLa Capanninaに行ったときに履いていた靴が合わなかったそうで、靴が欲しいかったとのこと。服も見たが、F氏の気に入ったものは見つからず。のんびりとKing Streetを歩きながら、見て歩く。しかし歩きたばこの人が多いですねえ。それだけ人が出ているということですが、金曜日の午前にたくさんの人がこの通りで買い物をしています。Queen StreetにあるF氏の大好きなMonsoonへ。ここの2階でお土産用の子供服を見るも、気に入ったものが見つからず。はじめからF氏はここでお土産を買おうとしていたので途方に暮れるが、なんとか過去の記憶を掘り起こして、近くのBath Streetに子供服の店があったのを思い出して向かうと、結構F氏の欲しかったものが売っていた。小さな店だが、ポーランドから来たという女性店主が経営している店だそうです。このコロナ禍でも店が続いているのだからがんばっているのでしょう。ここでF氏は2点購入。
 ここから歩いてタイ料理屋のPark Houseへ歩いて向かう。ここは日月休みだし、中心街からは少し離れているが、歩いていける距離なので、いつも買い物後にここに来る。店に入ると店主がいて、すぐにF氏に抱き着いてきて熱烈に歓迎してくれる。おいしく食べて飲んだ。客もたくさん入っている。19日の女王の葬儀の日はランチはやるというので、その日の夕飯にまた来てもいいなと思って夜はと聞くと、休みだといわれて残念である。やはりこの店に来るのは年に1回のみになる。
 店を出て歩いてホテルまで帰る。昼からお酒をたくさん飲んだのもあるし、時差ボケで夜中によく寝られなかったこともあって、二人ともホテルの部屋で寝込んでしまう。目覚めたのは6時半ごろ。ぐっすり寝てしまいました。
 それから歩いて近くのMoitas Bistroに夕飯に行く。行く途中で、De L'Etangというギリシャ料理店の前を通ったが、大混雑だった。ここは昔もあったが、ちゃんとやっている雰囲気はなく、入っている人もほぼ見なかった。しかしこんなに混んでいるのは驚いた。
 Moitas Bistroで美味しくご飯を食べる。19日の女王の葬儀の日はいつも行っているLa CapanninaPark Houseもやっていないし、ということで尋ねてみると営業するという。よかったです。ホテルならたぶんやっているとは思ったのですが、ホテルのメニューは見たけど普通で、外しはしないだろうけど、このホテルじゃなくてもいいよねという感じだったので。なので7時に予約をしてまた来ることにする。歩いてホテルまで帰り、風呂に入って寝る。

朝食
Ommarooホテルの朝食。

Gorey
朝のGorey

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9/17 大好きなJersey Zoo

 昨晩もまだ少し時差ボケがあって朝早い時間に目が覚めて眠れず。7時ごろに部屋を出て、ホテルのもう一つのガーデン、プール横のガーデンというのを見に行く。すると、いい感じでした。寒くてプールには入る気はないけど、ここのプールサイドのベッドに横たわってのんびりするのとかいいですねえ。そのプールへ向かう通路の途中には、結婚式やパーティができそうなホールがあって、テーブルセットがされていました。ここはそういう使い方がされる結構いいホテルなのでしょう。
 7時半に食堂へ行って朝ごはん。今朝は昨日なかったおかゆがあったので、F氏が味見。こっちの典型的な味のないポリッジだったそうな。あとはだいたい同じメニュー。英国ですから当然でしょうね。部屋に戻って少し休んで、昨日見かけて気になったDe L'Etangをネットで検索し、メールでも予約が取れるとあったので、明日18日の夜に予約をとれないかメールを送ってみることにする。日曜日は休みの店も多く、Moitas Bistroが明日日曜日の候補だったが、明後日の予約を取ったので、どこに行くかまだ決まっていませんでした。これですべての日の夕飯の予定が決まりました。8時半前にメールを送ったら、9時過ぎには返事が来て、予約OKでした。
 8:42発の1番のバスに乗ってバスステーションへ。土曜日なので通勤客はおらず、それほど混んでいません。バスステーションもこの時間はガラガラ。9時発の23番のバスJersey Zooに向かうこともできるが、開園の9時半より前に着くのと、途中の眺めはあまり面白くないので9:15の3番のバスJersey Zooに向かうことにする。待っていると9時の23番のバスが出発しようとしているのを、その乗り口にいる女性が、遠くにいる男性に早く来ないと乗り遅れると呼んでいる。しかし結局男性は悠々と自分のコーヒーだけ持ってやってきて、23番のバスは先に出発。なかなか意思疎通ができていない夫婦に見えます。その後我々と同じ3番のバスに乗って、途中のRozel Bayで降りていきました。13番ではいかない場所ですね。だから男性は悠々としていたけど、女性には伝えていなかったのですね。この3番のバスは予想外にすいている。いつでもJersey Zooに行くバスは相当混んでいて、座れないことすらあるのに、がらがらで、結局終点のでJersey Zooまで行ったのは我々のほかもう一人のみ。どうなっているのでしょうか?
 何度も来ているので全部を見ることはせず、気になる動物だけじっくり見て、園内のDoDo Cafeでお昼ご飯も食べ、1時過ぎにはもう帰ることにして、出口へ。出口のショップを眺めていると、F氏の好みのグッズがたくさんあって、弁当箱だの水筒だの、靴下だのいろいろ買っていました。また、La Mare Wine EstateのGin Chocolateというのがあって、お土産によさそうだったので買いました。
 帰りのバスを待っていると、行ったばかりのようで、しばらく待つ。待っていると、朝のコーヒーの夫婦がいつの間にかバス停に来ている!Rozel Bayからここまで歩いてきたのでしょう。我々は先に来た13:45発の23番のバスに乗りましたが、その夫婦はその5分後に出る3番のバスに乗ったようです。この23番のバスは結構混んでいて、途中で乗ってくる人も多く、満席近くになっていました。このバスはSt Helierの街中に入って、Colomberie通りのPark Houseの前を通るのですが、バスの窓から見たら3時過ぎですが店の外はほぼ満席で多くの人が飲んだり食べたりしており、また中にも食べている人がいました。うまくいっているようです。
 バスをSnow Hillで降りて、昨日も行ったMonsoonへ。実はF氏はお土産の子供服は気に入ったものがなかったが、自分のものは気になるものがあって、でも昨日は買っていなかった。ということで、今日はそれを買いに。結局気に入った服を4着買ったようです。Monsoonを出てまたSnow Hillに向かうと、またコーヒーの夫婦とすれ違う!一日3回も別の場所で会うとは驚きます。
 Snow Hillから1区間だけバスステーションまでバスに乗り、1番のバスに乗り換えてホテルまで戻ってきたのが16時過ぎ。それから親方は服の洗濯を始める。このホテルには、Laundryサービスがあって、一山20ポンドから。ただし、絶対にダメージを受けない保証もなくさない保証もなく、ホテルは責任をとならないと書いてる。以前町の洗濯屋に出したときは靴下を片方なくされたこともあり、自分で洗濯をしようと。ところが、洗濯セットを持ってきているのだが、部屋にもバスルームにも干すのに適した場所が全く見つからず。洗濯紐をもってきているのだが、洗濯紐を掛けられる場所が全くない!ベランダに見えるように干したら怒られるのは当然だし、クローゼットの中はほかの服が湿気るし。ドアの上のドアクローザーに引っ掛けるのはよいが、部屋の出入りができなくなる。どこに干そうかと試行錯誤をしている最中に、突然大音量の警報音が鳴り響く。それも親方のいるバスルームで。なにが悪かったのでしょう?さっぱりわかりません。1分ほどなって鳴りやみましたが、特にホテルスタッフが部屋にやってくることもなく。それともほかの部屋で警報が鳴ったのでしょうか?よくわかりませんでした。
 適当な(つまりちゃんと乾く一方でホテルでの生活に影響を及ぼさない)場所は結局見つからなかったが、なんとか干してから、ジャケットに着替えて、La Capanninaへ向かう。
 また1番のバスに乗ってSnow Hillで降り、歩いて向かう。店に入ると、また歓迎してくれたけど、今日もお客さんが多くてサービスが間に合っていません。おとといもそうでしたが、サービスが十分でないのは大問題だと思います。おいしかったけどね。タクシーでホテルに帰るが、珍しく無口な運転手。シートベルトを締めて、しか言わない。まあいいですが。このSt. Helierの道は一歩通行が多くて、どれが一番近い道なのか難しいので、帰りのタクシーもどの道を通るのかいろいろありますが、今日のタクシーはColomberie通りのPark Houseの前を通った。今度は9時過ぎのタクシーの窓から見たわけだが、Park Houseは店の中も外も大混雑!驚くほど人でいっぱいでした。うまくいっているようでよかった。ホテルに帰って、干していた洗濯物があると風呂に入れないので、どかしてから風呂に入る。その後湿気の多い風呂場においても乾かないのじゃないかと居室やドアクローザーにひっかけるなどして寝る。

Jersey ZooのBokiboky
Bokiboky

La Capanninaでのサービス
La Capanninaでのサービス

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9/18 ギリシャ料理屋を開拓

 日曜日。F氏は少しゆっくり寝ている。親方も6時半まで寝る。F氏が起きるまで少しパソコンをいじる。今朝はお散歩には行かずに8時前に朝食。昨日と同じですが、毎日食べているフルーツのヨーグルトかけは、今日はプルーンを選ぶ。これが親方のどストライクでした。すばらしくおいしい。多くの客はこのプルーンを食べないのですけどね。3種類あるフルーツで、グレープフルーツもおいしいけど、このプルーンが一番ヨーグルトに合うと思うな。
 日曜日はバスの本数も少ないので気を付けなければなりません。1番のバスも平日は6時半に始発に乗れますが、日曜日の始発は8:50にHavre des Pasを出ます。9:50の1番のバスは始発から3本目のバスですが、それほど混んでいないで座れます。日曜日の朝は皆さん教会に行っているのでしょうか?
 バスステーションで10:10発の22番のバスを待っていると、来たのは二階建てバス。2階から風景を眺めながら乗るのはいいですね。いつもの普通のバスからの眺めと違い、いろいろ見えないものがよく見えます。今日は終点ではなく降りますから、乗るときに行き先を告げて乗る。今年は西海岸を走るバスはこの22番一本で、St. AubinやSt. Brelade's Bayなどは通らず、空港経由です。Corlubiere灯台で降りる案もありましたが、満潮に近くて灯台まで歩ける道は海の下で、干潮の時の風景のほうが好きな我々はバスから眺めるだけにして、目的地のJersey Pearlへ。
 入り口にJersey Pearlも19日は休むと書いてある。Webに書かずに入り口に書かれてもねえ。まあ、そういうこともありうると今日来てよかった。もうすぐ還暦のF氏の誕生日プレゼントを選びにきました。いろいろ見た結果、候補は3つに絞る。その間何度も店員に声をかけられるが、どれにするか決まらないのでねえ。しばらく悩んだ末に決めて購入。気に入ったものが買えてよかったです。それからJersey Pearlの中のCafeでお昼にする。メニューは前よりオーソドックスなサンドイッチなどばかりになって面白さは減ったが、美味しく食べた。
 食べておわって13:12発のバスでバスステーションに戻ろうとしたが、バス停の位置が変わっていそうなので、少し早めに行くと、乗ろうとするバスになる反対方向のバスステーションから来たバスがちょうどJersey Pearl前に到着したところ。なのでこれに乗って、終点のL’Etacqへ。全員降りろと言われていったんバスを降り、道路の反対側のバス停で待って、すぐにまたこのバスに乗り込む。今度は2階の一番前の席に座る。ここは実によい眺め。見える風景を楽しみながら、バスステーションまで戻り、14:20発の1番のバスに乗ってホテルに戻る。
 まだ洗濯物が乾かないので、ホテルのフロントでアイロンとアイロン台を借りて、これで洗濯物を乾かす。その間にF氏も洗面台で服の洗濯をして、F氏もアイロンで乾かそうとしたが、まだしっかり濡れているとアイロンではきちんと乾かないようです。一部はドライヤーで乾かして、最後アイロンを使って十分乾いたようですが、乾かないものもあり、それはあきらめてアイロンとアイロン台をフロントに返す。
 少し休んで、これから行くDe L'EtangのWebからメニューの勉強。特にギリシャっぽくないものも、ギリシャっぽいものもありますね。しらないものもあります。この中でMezeというのが気になる。二人以上で、冷たい前菜、温かい前菜、グリル・オーブンの料理、そしてデザートがいろいろ出る料理のようです。二人で60ポンドは、メインの料理が20ポンド前後なのに比べれば期待できそうです。予約した7時の少し前に歩いてギリシャレストラン De L'Etangへ。おいしかった。ここは来年もまた来ようと思う。歩いてホテルに帰るが、いつの間にか二人とも寝てしまい、起きたら11時。もう風呂に入るのも面倒なので、明日の朝にシャワーを浴びることにしてそのまま寝る。

二階建てバスの先頭から見たCorbiere灯台
二階建てバスの先頭から見たCorbiere灯台
De L'Etangのバクラバ
ギリシャ料理屋De L'Etangのデザート、バクラバ

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9/19 女王の葬儀を一日テレビで見ている日

 月曜日だがQueenの葬儀の日。朝しっかり寝て、シャワーを浴びてから朝食へ。今日もプルーンのヨーグルトかけ。あとで種の数を数えたら12個もプルーンを食べたようです。食堂とフロントに11時にアラームのテストがあると表示されている。Queenの葬儀が始まる時間にそんなのやるか?もしかしてこの前の警報はテストだった?結局11時にはなにも鳴らなかったのですが。
 今日はQueenの葬儀で店も大部分が閉まっているし、観光地も開いているかどうかわからない。今日はやらないと公表しているJersey Zooなど以外で、行ってみてやっていないというところもありそう。ということで、今日は基本部屋でのんびりと海を眺めながら過ごす予定。お昼もやっている店は少なそうなので、何か買ってきて部屋のベランダで食べようと考える。11時からQueenの葬儀なので、それまでに戻ってきて、それまでに部屋の掃除も済ませてもらえればいいなと。とはいえ、今日は店が開いていない可能性もあり、F氏は長距離歩くのは好かないので、親方のみが買い出しに行って、F氏にはホテルの周辺を散策したり、ホテルのバーあたりにいてもらうことにする。9時前に部屋を出て、St.Clement's Roadを北上し、Howard Davis Parkのほうへ。ColomberieとSt.Clement Roadの交差点、Howard Davis Parkの入り口のあたりに小さなショップがあって、まずここをのぞいてみる。サンドイッチはないが、生鮮野菜が少しあったり酒があるのを確認。とりあえず何も買わずに、町の中心地へ向かう。すると、チェーン店のスーパー、LocaleもMorrisonsもどこも全部しまっている!Snow Hillまで来ても、角のパイ屋も閉まっている。Queen St.からKing St.へ歩くもがらがら。店もどこも開いていない。King St.のLocaleも閉まっている。その正面のあたりに小さな店が開いていたが、ここには何もなさそうだったので入らず。
 困ったなあと、うろうろして、Castle St.の近くに小さな食料品を売っている店を発見。ここにはサンドイッチもあったので、サンドイッチを2種と、ワイン、水、リンゴ、ポテトチップスを購入。酒のあてになりそうなものや気になるものは見つからない。キャッシャーに並んでいると、前の若者が、一度会計してもらって、でもやはりそのビール6本はいらないから煙草にしてくれとか言っている。店の人はそれにあわせて会計しなおしているが、それでキャッシャーに表示されたのが2500ポンド以上!そんなわけないでしょ!ということで、会計のやり直し。その若者は、親方に時間がかかっていて申し訳ないから先にどうぞというが、親方も急いではいない。親方の後ろに1つだけもった若者がいるので、彼に先にどうぞと言ってやると、いいの?と先に会計させる。まあ、特に問題なく会計を済ませ、ほかの店を探しに行く。これまで歩いたこともない道も含めひたすら歩くが、全く開いている店は見つからない。と、途中でよく考えたらと確認したら、買ったワインはスクリューではなくコルクなのでワインオープナーを持っていない親方には開けられないことに気が付く。まあ、ホテルでチップを払って開けてもらうことはできるでしょうが。
 マーケットももちろん閉まっている。マクドナルドでポテトでも買おうかと思ったが、今日の17時まで閉めるとドアに書かれている。いろいろ歩いていると、Royal Square & State Cという場所にたくさんの花がささげられているのを見る。ジャージーではここに献花する人が多いようです。バスステーションに入っているCafe Ubeも閉まっている。ということで、一番最初に見たHoward Davis Parkの入り口のあたりの店に歩いて戻る。ここで、スクリューキャップのワインをもう1本、チーズとハムとトマト、それにイチジクのペーストを使ったというお菓子を購入。
 そしてホテルに帰ると10時半過ぎ。そこでF氏と合流。まだ部屋の掃除はできていません。多くの人がロビーなどいろいろなところにあるテレビでエリザベス女王の葬儀を見ている。見やすい席はどこも埋まっていて、入り口のそばのパブスペースのテレビは、外の明るさが画面に反射して見にくいせいか人が少ないので、そこで見ることにする。そこからはレセプションの奥のテレビも同時に見えたのだが、二つのテレビが全くタイミングが違う。片方は少し遅らせて放映しているのですね。しばらくみていたが、11時半過ぎに急に我々の見ていたテレビの映像が止まる。なんでしょうね。あきらめて、まだ掃除がすんでいない部屋に戻って、部屋でテレビを見ることにする。11:45ごろにノックがあって、掃除に来てくれた。部屋にいるけどそのまま掃除をしてもらう。こういう掃除をするスタッフは移民で英語が苦手な人が多いけど、ちゃんと話せる人でした。枕元に置いてあったチップに対してお礼を言われた。しかし、ベッドメイキングは、シーツなどを直した後、上のごみ等を床に落としていたが、我々に遠慮してから、床の掃除はしない。まあ、今日は仕方がないけど、いつもは床も掃除機をかけているのでしょうねえ。
 12時過ぎに葬儀が終わり、埋葬のために移動が始まったので、我々も昼食。まだテレビでやっているので、予定を変えてバルコニーではなく室内で昼食を食べることにする。まずワインをもってバーに行き、ワインを開栓してもらう。テレビを見ていた人たちが次々と飲み物を注文していて、しばらく待たされたが、開栓してもらえた。もちろんチップは払っています。プチトマトは開けてみると表面にしわが寄っている!これは日本では売り物にならないでしょうねえ、まあ、味は悪くないけど。ワインもそこらで買ってきた割には十分おいしい。一番面白かったのは、イチジクのお菓子。79pという値段にしては大変おいしい。これはあたりでしたね。F氏も真っ先にこれを開けて味を試したいと言ったし、多くの菓子の中からこれを選んで買ってきた自分をほめたい。
 テレビを見て過ごす。5時過ぎに埋葬の儀式も終了。それでマクドナルドも5時まで休みだったのですね。またアイロンを借りにいくと、昨日アイロンを返した際のスタッフで、チェックアウトまで部屋に置いておいていいぞ!と言われる。F氏は洗濯物を乾かす。親方はパソコン。アイロンを返しに行くとさっきのスタッフで、ではまた明日、と言われる。明日は使いません。
 7時前に予約したMoitas Bistroに向かう。道は閑散としている。歩いている人もほとんどいないし、車もたまにしか走らない。皆家の中にいるのでしょうか?まあ今日は開いている店は本当に少ないですからね。このあたりではここMoitas Bistroしか開いている店はないと思うのだが、そんなに混んでいない。店主のJoeがいろいろ用意してくれていて、美味しく食べて飲んだ。たくさん配慮をしてくれたので少し多めのチップを置いて、また来年の夏にと言って店を出る。夜が更けても相変わらず閑散としている道を歩いてホテルに戻る。
 今日も疲れて眠いので、風呂は明日の朝に入ることにして、寝る。

この町一番のショッピングストリートのQueen Streetだがほとんど誰も歩いていない
この町一番のショッピングストリートのQueen Streetだが、女王の葬儀の日の朝にはほとんど誰も歩いていない

Royal SquareにQueenへの献花がされていた
Royal SquareにQueenへの献花がされていた

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9/20 2階建てバスに4回乗る

 昨日のガーリックの食べ過ぎでF氏は夜中よく寝られなかったよう。結局早朝というより早い時間に風呂に入ってさっぱりして、その後は少し寝られたよう。8時前に朝食へ。明日は早くに出るから最後の朝食です。今日は人が少ない。昨日まで休みだったから昨日で帰った人が多いのでしょうか?今日も12個のプルーンとヨーグルトがおいしかった。
 部屋に戻ってから遊べる最後の日である今日、どこで何をして遊ぶかの検討。一つの案はBonne Nuit Bayで、バスの時刻表とか検討していたが、ふと思いついて以前の記録を読み直してみたら、Bonne Nuit Bayのカフェはおいしかったけど酒を出さないという記事を読み、今日行くのは却下になった。St. Aubinでごはんとか、St.Brelades Bayとかを考えていたが、すぐに行けちゃうので時間が余りそう。そのとき、久しぶりにGlass Churchに行ってみようということになる。
 9:10の1番のバスに乗ろうとバス停に。以前の経験ではこの時間のバスは混んでいることも多く、乗れないことも過去にはあったので心配した。特に時間からずいぶん遅れていたので心配したが、問題なく乗れた。
 バスステーションも例年のこの時刻よりは客が少ない印象がある。Queenの葬儀で連休だったから遊びに来てた人たちが帰ったのでしょうか?バスステーションで9:45発の15番のバスに乗り換える。15番じゃなくても行くバスは多いが、一番早いのがこのバスだった。降りる場所が不安だったので運転手にGlass Churchで降りたいのでよろしく、と声をかけておく。Glass Churchに着く直前に運転手が大声でGlass Church!と叫んでくれて、問題なし。ところが、Glass Churchのバス停で降りると、すぐそこに観光の団体バスが止まっていて、ちょうど多くの人たちが降りてくるところ。あらら、団体とぶつかっちゃいましたね。教会の中で少し待っていると、これらの団体客は写真を撮るなどしてからあっという間にいなくなりました。よかったです。
 じっくり見てから、バス停に戻ると、ちょうど10:13の12aのバスが来るところ。時刻を見ていなかったのでラッキーでした。これでSt. Brelades Bayまで。St. Brelades Bayでは砂浜に降りるが、引き潮で海はずっと先。そこまで行こうとは思わない。そこにあるレストランでお昼にするかとも思ったが、12時からでまだまだ時間があるし、すごく食べたいものがあるわけではない。
 バス停に向かうと、ちょうど14番の二階建てバスがやってきていて、乗客を載せているのが見える。まだ距離があるので間に合わないかとも思ったが、乗客が乗る際の支払いに手間がかかっているようで、なんとか間に合った。今日はこういうのが多く、待たないのでラッキーです。この14番のバスは、2階建てバスだけど屋根のないバス。海外の都市のHop-on-Hop-Offバスとして使われることが多いもの。実際に2階の席の横にはこの言語は何番とかのシールが貼られていましたから、以前そういうところで使われていたバスなのでしょう。逆に降りたいときにそれを知らせるボタンはない。どうするのかねえ。これでSt. Aubinまで行こうと考えていたが、2階建てバスで風に吹かれて周囲を眺めるのは楽しく、とりあえずバスステーションまでこれで行って、また違うバスに乗ってSt. Aubinに戻ろうということになった。ところが、はじめは日も出て風も涼しく快調でしたが、そのうちにいやな雲が出てきて、風も強く吹くようになり、天気が心配になりました。なにせ屋根がないバスなので、雨に降られたら困ります。なんとか雨に降られずにバスステーションまで帰り着いた。
 天候がやや不安だったが、やはり初志貫徹してまた15番のバスに乗ってSt. Aubinまで行って降り、以前も行ったThe Old Court House Restaurantへ。おいしく食べ、デザートまでもらった。St. Aubinの港はお昼に入る前には水が引いていて湾内には全く水がない状態だったが、食べ終わったころには少しずつ満ちてきていた。そういう情景をのんびり歩いて楽しみながらバス停へ。
 おいしかったFIGのお菓子をお土産用にスーパーで買ってからバス停に行って少し待つと、また15番のバス。今日は二階建てのバスに合計4回も乗った日でした。しかもこの後に乗ったのも含めて一日にバスに8回乗ったのかな?多分最高記録です。あまり待たずにバスに乗れたのが大きかった。バスステーションから1番のバスで戻る。このバスもまだ3時なのに満員だった。
 ホテルに帰って、まず荷造り。6泊したので荷物は広げていましたから。いつもよりは少ないけどお土産も買ったので、それも詰める。それから明日の朝の確認。朝7時にホテルからタクシーに乗る予定だが、7時ではまだフロントには夜の担当者しかおらず、チェックアウト手続きができないので。フロントに行くと、ホテルで宿泊料以外に何も使っていないから、問題ないといわれ、すでに登録してあったカードから引かれるようだ。それからタクシーの予約を依頼。このホテルのフロントにはタクシーの電話番号も複数表示されていて自分でも呼べるようになっているが、以前日曜日早朝にホテルからでないとタクシーが呼べないで困っている人とか見ていますし、英語での電話はやはりあまり得意ではないし。チップを払ってフロントに依頼した。そうやってあらためてフロントで見ると、「The fishing cats of Fort d'Auberge」という本が売っているのを見つける。声をかけて中身をぱらぱら見ると、昔のFort d'Auvergeの写真などがたくさんあって、すごく興味があったので購入。12ポンド。
 シャワーを浴びて少しのんびりしてから、着替えて最後の夕食に。いつものLa Capannina。1番のバスに乗ってSnow Hillで降りて、ぶらぶら歩いていく。7時過ぎに店に行くと、また主要スタッフ全員が歓待してくれる。今日はこの間二日に比べて混んでいないようである。よかった、少し話せます。デザートまで美味しく食べて、皆にまた来年の夏に、と言って別れ、タクシーでホテルに帰る。朝の目覚ましをかけてすぐに寝る。

Glass Church
Glass Church

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9/21 また来年

 五時に起床。出発2時間前は少し早いのはわかっているが、ちょっと余裕を見て行動したいのが我々二人。着替えて荷物をすべて詰めて、スーツケースの重量も測り、準備し終わったら5時半過ぎ。このころはまだ星もたくさん見える。少しずつ明けていく風景を眺めたりしながらすごし、6時半過ぎに荷物をホテルの玄関まで移動。なにせ段差があるホテルなので、荷物運びに時間がかかります。フロントへ行くと夜のスタッフがいて、部屋番号を言ってカードキーを返すと、OKだと言ってくれる。6時50分ごろに荷物を持った二人連れがきて、すぐにタクシーが到着。聞くとどうやら我々の予約したものではなく、彼らが予約したもの。こういう混乱はトラブルの元ですので、心配しましたが、7時数分前にタクシー到着。荷物を後ろに載せて空港へ向かう。7時なのでまだそれほど道は混んでいないが、もう少し遅い時間で渋滞すると空港まで結構時間がかかる。今日はその前に出られたので15分ほどで空港へ到着。空港の近くではもう渋滞し始めていました。
 掲示板を見ると7時20分からデスクが開くと書かれていて、現在7:15。もうBAのデスクにはスタッフが2人いて雑談をしています。他に誰もいませんので列の先頭で待っていると、時間前だけどおいでと呼ばれ、発券し、荷物を預け入れる。今日はヒースロー泊まりで明日日本に帰るので、荷物はヒースローで受け取るということを何度も確認。日本から来るときは、あやうくヒースローで受け取れず、ジャージに直接送られるところでしたから、気を付けないとね。フライトチケットを確認し、手荷物検査。ここも全く問題なし。手荷物検査の前に水など飲料を捨てられるところがあり、手荷物検査のすぐ後に水を給水できるところがあるのは本当にありがたい。持参の水筒に水を入れる。まずは朝食。いまは空港にはCafe Ubeが入っていました。できれば温かい食べ物が食べたい我々は、温めたサンドイッチがあるので、それを食べる。ロースハムとチェダーチーズ、トマトフォンデュのパニーニ。それにF氏はカプチーノ。親方は変わった紅茶をもらい、それで朝食にする。結構パニーニは食べ応えもあっておいしかった。そうこうしていると8時過ぎにLa Mareの店が、すぐにJersey Zooの店が開いたので、それらを見る。F氏はJersey Zooでも買い物をしたのに、そこでは見なかったものを見つけてまた購入。またLa Mareの店では追加のチョコレートを買ったほか、Jersey See Saltというのをお土産に買っていた。
 ゲートが表示されるのが9:10と表示されていたので座って待つ。しかし、9:10には、すぐにゲートを表示する、という表示に変わって、10分ほどしてからゲートが表示され、そのゲートに向かう。ゲートのところに着く前に窓から見ると、我々の飛行機にすでに搭乗が始まっています。はやい!飛行機は満席ではなく、7割くらいでしょうか?定刻の9:50にゲートを離れ、10:10には離陸。今日は晴れていて窓からJerseyの島が見えます。ただ、窓の方向が逆だともっと知っているところを色々見えたのに。島の北側はあまり行っていないのでね。
 10:50にヒースローのterminal 5に到着。途中で国際便の乗り継ぎと英国国内とで別れたら、客の半分以上が国際便乗り継ぎのほうに行ったようでした。荷物の受け取りを待っていると、Jerseyからの便で出てきた荷物はたった7つ!その中で我々の荷物が3つです。いかに国際便に乗り継いだ人が多いかですね。Terminal 5からHeathrow Expressの無料チケットでTerminal 2 & 3まで移動した。

Ommaroo Hotel
Ommaroo Hotel

空港の朝食
空港の朝食。パニーニとカプチーノ。

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