ジャージー動物園 (Jersey Zoo / Durrell Wildlife Conservation Trust)(ジャージー旅行記)

 この動物園は、客の見たいような動物を集めてみせる動物園ではない。本来の目的は、世界中の絶命しそうな希少種を繁殖させるための動物園という、明確なコンセプトを持っている。そのための教育や啓蒙も使命としている。なので、象もキリンもカバもライオンもいない。動物園の入り口には絶滅した鳥、ドードーの像がある。これがこの動物園のシンボル。1959年に設立された。

 正式名称は変遷している。2005年ころはジャージー動物園Jersey Zooだった。しかし、そのうちDurrell Wildlife Conservation Trustという名称になった。これはナチュラリストのGerald Durrellが提唱して立ち上げた財団であることを強調したものであり、Zooという言葉に含まれる否定的な印象を薄めるためであったという。そのため、この時期は地図などではJersey ZooではなくDurrellと書いている。ところがまた2017年4月3日から名称をJersey Zooに戻した。その理由は、訪問者に動物園としてより強くアッピールするためという。確かにDurrell Wildlife Conservation Trustという名称では動物園とはわかりにくい。近代的なZooという概念自体が変化してきたことが大きいのだという。そのため、ここではDurrellと書いたり、Jersey Zooと書いたりしている。

 場所はJersey島の北東部になる。St. Helierのバスステーションから30〜40分程度。いろいろなバス路線が行っているので所要時間はそれぞれ異なる。バスの3番や13番、23番とあり、それぞれ経由地が違うので、早く移動したいか、どこかよりたいか、などで選ぶのもよいだろう。夏季は9:30〜18:00開園。金曜日には夜も開けているなど、毎年いろいろなことをやっているので、興味がある場合は公式Webサイト で確認するとよい。いくつかの特別なツアーは4週間前までに予約が必要だという。まだ一度も体験できたいないのだが。

 日本でもたとえば旭川にある旭山動物園が話題ですね。北海道の小さな公営動物園だけど、いろいろがんばって日本で3番目だったかの年間入場者数になったという。夏だったかには上野も抜いて全国一になったのだとか。親方も見に行きました。確かによくできている動物園でした、日本レベルでいえば。でも、年間入場者数でしか動物園を評価できないなんて情けないと強く感じました。世界にはこんなにすばらしいコンセプトの博物館があるんですね。もしも10代後半のころにここを見たら、ここで働きたいと強く思ったであろうと想像したほど強い感銘を受けた(若いころは動物行動学に非常に興味があった親方なので)。もう自分は働くという方法での貢献はできないので、寄付ぐらいしかできないのは残念。ボランティアも島内在住者だけなんですよね。

 親方がこのジャージー島を紹介するWebを立ち上げ、維持していますが、日本のできるだけ多くの人にこの動物園を紹介したい、というのがその動機のひとつなのです。それほど惚れ込んでいます。

ブラックタマリン
ブラックタマリンにえさをやるところ。女性はKeeper's Taikというツアーで説明することの多いメインスタッフのサラ。彼女の説明が一番うまいし、彼女の説明を聞く機会が一番多かった。ただし、最近はツアーにはほとんど入っていないみたい。

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2023年

 バスステーションから9時15分発の3番のバスに乗ってJersey Zooに向かう。もう観光シーズンは終わったのか、バスは空いている。途中のRozel Bayで6人降りてしまい、終点のZooへ行くのは我々含め5人のみ。空いています。
 Zooに入って、まず終身会員のパスを見せて入場料免除。しかしF氏がクレジットカードから寄付をする手続きをする。相変わらず寄付の際に書かなきゃいけない書類が多く面倒ですが。また、日本から持って行った動物関係の本も3冊寄付する。それと、今年足の病気をして長距離歩くことが難しくなっているF氏のためにスクーターを借りる手続きをする。これも申込書を書かないといけません。18ポンド。F氏もスクーターの運転は初めてで、はじめはこわごわやっていましたが、すぐに慣れたようです。しかし、入り口横のいつも見に行くLemurのいる所への坂が急で、登れるかと試したら登れず、動かなくなってしまった。そうしたらすぐに近くにいたスタッフが来て、私はこれは使ったことがないのでわからないので、スクーターを借りたところのスタッフをすぐに呼びに行ってくれて解決。いすにちゃんと座っていないと動かない構造なのですね。坂で動かなくなってあわてたF氏が椅子を降りて動かそうとしたのが原因でした。理由がわかれば簡単です。
 スクーターを邪魔にならないところに動かして止め、キーをもってF氏も歩いてLemurを見に行く。去年などは同じ時期でも最高気温が19℃とかで寒かったのでLemurは建物の中にいたのですが、今年は最高気温26℃と暖かいというか暑いくらいなので外に出てきていろいろ動いてくれるので見ていて楽しいです。見に行くのは寒い日より暖かい日がよいということがわかりました。ただ、日向は暑いですが。次にF氏の希望でゴリラを見に行く。スクーターなので少し離れたゴリラを見に行くのも苦にならなくてよかったです。ゴリラの建物はスクーターで入れましたが、反対側の入り口が狭くて通り抜けができず、バックで戻っていましたが、どんどん使い方に慣れて比較的簡単にバックで戻れていました。
 Keeper’s Talkの11時がCrane鶴だったので、次にそこに向かう。これも少し離れていますが問題なし。途中少し離れたところに鶴が見えるところがあったのですが、いつものKeeper’s Talkの案内板がなくて、ここではないかと探しているうちに11時を過ぎている。Batを見ようとしたら、建物が工事中で入れず。そうこうしていると、さっきの鶴のいた場所でKeeper’s Talkをしていました。それもいつもだったらマイクとスピーカーを使って説明しているのに、今回は使わないで肉声でやっていましたので、近くに行かないと気が付けませんでした。たしかに集まっていたのは少人数でしたが。それからフラミンゴを見て、オランウータンとギボンを見て、Geladasというサルを見て、入り口のところに戻ってきたのが12時。
 いつもだと昼食はDoDo Cafeで食べるのだが、近年は子供の遊び場が併設されてうるさいのと、メニューを見ると入り口横のCafe FireflyでF氏の好きなパイが2種あったので、今回はCafe Fireflyで食べることにする。おいしいご飯のほかにお酒を飲んだF氏は酒酔い運転ですが、まあ、ご勘弁願って、ガラパゴスゾウガメとミーアキャットを見て、満足したので、帰ることにする。スクーターのおかげで足に負担なくたくさん見られてF氏も喜んでいました。
 入り口に戻ってスクーターを返して、ショップに行ったのですが、今年はショップに欲しいものがない。困りましたねえ。カードと小さなDodoのぬいぐるみを買って戻ることにする。ショップを出ると14:30の13番のバスが待っていたので乗り込む。

鶴
2023年のKeeper's Talkでは11時から鶴だったが、拡声機も使わず、少人数でやっていた。
フラミンゴ
フラミンゴ。2023年は4時からKeeper's Talkでフラミンゴの餌やりもあったのだが、それは見ずに帰ってしまった。

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2022年

 バスステーションも土曜日の9時前はガラガラ。9時発の23番のバスでJersey Zooに向かうこともできるが、開園の9時半より前に着くのと、途中の眺めはあまり面白くないので9:15の3番のバスでJersey Zooに向かうことにする。この3番のバスは予想外にすいている。いつもJersey Zooに行くバスは相当混んでいて、座れないことすらあるのに、がらがらで、結局終点のJersey Zooまで行ったのは我々のほかもう一人のみ。どうなっているのでしょうか?9月で学校が始まっているけど、土曜日だから学齢の子供連れがいてもいいはずだが、全く見ない。
 我々はLifetime Memberなので入場料を払う必要はない。なので入り口でメンバー証を見せるが、それだけでなく、F氏は寄付をする。コロナで客が来ないで苦しんだのはここも同じ。いや、動物の毎日の食費がかかる分だけ、より厳しかっただろう。メールでもそういう話が来ていたからね。ただ、前回もそうなんだが、結構寄付の手続きに手間がかかって、住所からなにからいろいろ書かされてからやっとクレジットカードで寄付する。もうひとつ日本から持って行った動物関係の本も寄贈。バスもそうだけど、Jersey Zooの中も人が少ない。
 入り口で今日のKeeper Talkの予定を確認。Orangutansなど何度も見ているものもあるが、11時半からのBokibokyというのは全く知らない動物なのでぜひ行ってみたい。このBokibokyという動物は、ネットで検索してもまず一番上にJersey Zoo関連が出てくるほど世の中に知られていない動物のようです。Kirindy Forestで見られるというのですが、Kirindy ForestはいつもLemurを見るために真っ先に行く入り口の隣の場所です。ということで、Kirindy Forestへ。お目当てのLemurはいるのですが、寒そうに丸まっています。今日は日が出ていて、太陽に当たると暖かいですが、最高気温は17℃予報ですので、木陰で風が吹いたら相当寒いです。しばらく見ていましたが、動かないのでは面白くない。Bokibokyの展示場所はわかりましたが、いくら見ても見える範囲にはいません。まだKeeper Talkまで時間があるということで、ほかの場所を見に行って戻ってこようと、AyeAyeのところへ。この建物は10時半からですが、その1分前に到着したら、ちょうどスタッフが建物を開けるところでした。AyeAyeの展示は真っ暗な中ですので、目が慣れるまで時間がかかりますが、ふっくらしたしっぽが見えました。建物を出たところのタマリンも少し見て、日向のベンチに座ってほっこりしてから、またKirindy Forestに戻る。
 すると11時前でちょうどスタッフがLemurにご飯を上げるところ。するとそのスタッフが来ると、スタッフの入ってくるドアのところにある格子の窓のところにしがみついて、早くよこせと大騒ぎ。食べ終わると少し動き回っている個体もいましたが、すぐに元居た場所に戻って丸まってしまうのもいました。Bokibokyのところへ行くと、出てきていて、ガラス越しにいるのがよく見えました。しかもときどきは日の当たるガラスのすぐそばにしばらくいるので、そのガラスの反対側からから近くに見ることができて大変楽しいです。しばらく見ていると、定刻の11時半を2分ほど過ぎて、説明のスタッフが登場。飼育室の中に入って餌を与えてから、出てきて食事風景をガラス越しに見せながら話をしてくれる。以前のKeeper Talkだと動物によっては100人近く集まるのだが、このBokibokyの話を聞きに来たのは我々を含め6人のみ。寂しいですね。動物の知名度がないからというのもあるでしょうが、そもそも今日は土曜日だというのに人が少ない。これはマングースと近い種なのだそうな。よくわかっていないことが多く、非常に個体数が少ないという。見ていると、フルーツや野菜をもらっているのだが、メスのほうはリンゴだけを残して食べる。その後オスのほうがそこにやってきて残されたリンゴを食べていました。好みがあるのですね。結構賢い種なんだそうです。
 話を聞いていると、建物のそばでなにかの動物が大声で鳴いている!建物の外に出ると、Lemurの一匹が高い樹の上に登っていて、あちこち移動しながらいろいろな鳴き方をしている。ある鳴き方をすると、ほかの個体が同じように鳴き返す。違う鳴き方は鳴き返さない。少なくとも4種類ぐらいの大声で鳴いていました。どういう意味なんでしょうね。15分以上聞いていたが、ずっとやっているので、お昼ご飯に向かう。歩いていく途中、爬虫類館が閉じられている、と思ったら、違う建物に移っていた。まあ、今日はパス。
 お昼はいつものDoDo Cafeへ。変わっていて、おいしい料理を食べられたが、以前に作られた子供の遊具が食べるスペースの奥にあって、それで子供が騒ぎまくっていて実にうるさい。次回はたぶんここに来ないか、建物の外で食べるだろう。
 食べ終わってからゴリラを見に行くと、2019年の11月に生まれたという子供が遊んでいるのが見える。F氏がガラスに手をついて眺めていたら、その子供のゴリラがF氏に合わせてガラスの向こうで手を合わせて、すぐにひっこめることをした。こっちが見えているのですね。好奇心が旺盛だなと思いました。大人もいたけど、全然動きませんでしたから面白くありませんでした。
 子供のゴリラを見て満足してしまい、少し疲れてきたので、もう帰ることにして、出口へ。出口のショップを眺めていると、F氏の好みのグッズがたくさんあって、弁当箱だの水筒だの、靴下だのいろいろ買っていました。また、ワイン醸造所 La Mare VineyardのGin Chocolateというのがあって、お土産によさそうだったので買いました。
 帰りのバスを待っていると、行ったばかりのようで、しばらく待って13:45発の23番のバスに乗ってSt. Helierに戻る。

Bokiboky
2匹のBokiboky。ちょうどガラス越しに日があったって温かいのだろう。
子供のゴリラ
ゴリラはすべて屋内にいて、大人は動かないが、2019年に生まれたという子供は盛んに動き回っていて楽しい。(ガラス越しで写真がぼけている)

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2019年

 バスステーションから9:15発の3番のバスに乗って、9時50分ごろにDurrellに到着。Durrellのバス停の前には、ここの開設者であるG. Durrellを模したゴリラが鎮座している。Jersey全土のあちこちに、Durrellの60周年のイベントとして、様々なアーティストがペイントを施したゴリラがたっているという。確かに、空港にも、ホテル横のHavre-des-Pasの海岸沿いにも、リベレーションスクエアにもあるのを見た。ここのG. Durrellを模したのは、顔が本人で、腕時計をしているなどユニークで良い。
 永年会員なのでカードと写真付きIDを見せて無料で入場する手続きをして、F氏が100ポンド寄付の手続きをした。そして、日本から持ってきた絶滅危惧種や古生物の本4冊を、名古屋でやった絶滅動物の展示会の物販で購入したドードー(この動物園のシンボル)の骨格がデザインされたトートバックに入れて、これも寄付。このあたりはこだわる性格なのです、親方もF氏も。
 入場していつものように、すぐのところにあるLemurのいるところへ。今日は気温が涼しいからなのか、小屋の中で丸まっているのが多く、あまり面白くないが、二匹だけは外をいろいろ動いて楽しめる。しばらく眺めてからベンチに座ってぼんやり眺めていると、スタッフが掃除のためにやってきて、それをきっかけなのか、いままで丸まっていた子たちも外に出ていろいろ活発に動き出した。なのでまた近くまで眺めて楽しむ。そのうち喧嘩をしているような奇声が小屋の屋根の向こうのほうから聞こえた。でも小屋の上には登れないようになっているし、おかしいなと思っていた。それからまたベンチに戻ってしばらくながめていて気が付いた。二匹のLemurが高い木の上に登っているのだった。これまでなんどもここでLemurを見ているが、低い木の上とか地面に近いところにいるのしか見ておらず、高い木に登るなんて盲点でした。まあ、日本ではキツネザルってよんだりするのだからねえ、木に登るのは考えれば当たり前ですねえ。しばらく眺めていると、一匹ずつ下に降りてくるのが見られた。登る瞬間を見られなかったのは残念だけど、降りる所が見られたからよかった。そうやって、結局Lemurのところには1時間以上いて眺めたことになる。やはりDurrellのなかではここが一番好きです。
 11時過ぎになって、11時半開始のKeeper’s Talkをやる、マカクのところへ向かう。11時半よりも10分近く前には話をする女性が来ていて、こんなに早くに来るのは珍しい。ただ、今日マイクを使わずに話したのでやや聞き取りにくくて残念だった。それにしてもたくさんの人がマカクのところに聞きにきていて、マカク人気には驚きました。昔はあまり人気が高くなかったのに。この女性のKeeper’s Talkは、自分と個々の個体とのかかわりに関する話が多く、過去にはこういう話をする人はいなかったので斬新だった。この人は本当にマカクがかわいくて仕方がない感じだった。ただ、マカクの柵の近くは地面が少し傾いていて、そこに30分も立っていたので膝が少しおかしくなったのは困ったものです。この女性は結局質問も含めて25分近く話をしていて、気が付いたら12時のゴリラのKeeper’s Talkの始まる5分前。あわててゴリラのところに行って、ちょっと遠いけど座れる席をなんとか確保して、Keeper’s Talkを聞きながら、ゴリラたちがえさをもらって食べるのを眺める。こっちの担当は男性。昔のようにサラが一人で次々と違う動物の説明をして歩くのではなく、各動物で違う若い担当が説明するのが確立したのでしょうか?
 このあとは12時半からオランウータンだが、膝が疲れたのもあってDoDo Cafeにお昼に行く。F氏は玉ねぎのキッシュにエクストラでベーコンを追加して。親方はブロッコリとカシューナッツの炒麺にチキンを追加。あとはワイン。おいしく全部食べた。DoDo Cafeの男子用トイレは壊れていたので、動物園の入り口の近くのトイレまで戻ってから、オランウータンを見に行く。相変わらずオランウータンも人間みたいな表情やしぐさもあって、見ていて飽きないねえ。色々見ながらのんびり入り口のほうへ戻っていき、最後にお土産を見に行く。親方は欲しいものが見つからなかったが、F氏は気に入ったものがあってそれを購入したのと、あとはG.DurrellのゴリラのTシャツを購入。同じものを親方も欲しかったのだが、もう展示しているサイズと柄の組み合わせしか残ってなくて、入手できなかった。3時15分発の13番のバスでバスステーションに戻る。

Lemur
キツネザルLemurとちょうど目が合ったところ
マカクは定期的に大きく口を開けるのだが、なぜだろう?牙がするどい。

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2018年

 Jersey ZooはJerseyでも屈指の観光地なので、Jersey Zoo行きのバスは例年時間によっては乗り切れなかったりするのだが、今年は満員ではない。外を眺めて去年と何が変わったとか思いながら、Jersey Zooに到着。時間が早いからなのか、入場の列もない。会員証と写真付きIDを見せて今日のKeeper talkの時刻をもらう。F氏がカードから寄付したほか、日本から持ってきた動物関連の本を寄付。去年もってきた本は結局売らずに財団の本にしたそうだから気に入ってもらえたようだが、今年の本も気に入ってくれるだろうか?我々の入場手続きをしてくれたのは若い男性スタッフだったが、隣のブースの女性スタッフは我々のことを覚えてくれていた。我々を知ってくれているスタッフがどんどん増えています。まあ、日本人に限らずここにはアジア人が少ない上に、毎回絶滅危惧種や動物園などのTシャツを着ていったりして目立つからねえ。今回もF氏はイリオモテヤマネコ、親方も西表島で買った絶滅危惧の鳥のTシャツを着てました。
 いつものように入り口のすぐ横にあるキツネザルLemurのところに行くと、入ってすぐにBlack & White Lemurの2匹が出迎えてくれて、いろいろな表情・しぐさをしてかわいい。その先もさっきとは違う種類の二匹が団子のように固まってお互いをグルーミング中。これも見ていて楽しい。そのうちそこにまたもう一匹違う種類がやってきて、二匹とは絡まないが、一緒に近くで見られて楽しい。しばらく見ている間誰も人が来なかったのでよかったが、幼稚園ぐらいの子供たちが騒ぎながら見に来たのでLemurたちは皆見えないところに逃げてしまう。我々も騒がしい子供たちから避難してさっきのBlack & whiteがいたところに戻ると、まだいたので、それをしばらく眺める。そのうち二匹が威嚇のような大声で叫ぶ場面も目撃。なんだったのでしょう、初めてじゃないかな、あんなに叫んでいるのを見たのは。その後Lemurのよくいる場所は木々の陰になってやや見えにくいベンチに座り、ぼうっと眺める。結局Lemurのところには10時から1時間ちょっといた。いやあ、楽しかった、満足した。寄付をもらったからサービスするようにと命令がいったに違いないと冗談で言うほど面白かった。
 それからアイアイを見る。暗い部屋だが、目が慣れてくると素早く動き続けるアイアイを見ることができるが、表情や細かいしぐさなどは見えないから、やはりLemurが好きだなあ。他に行こうと歩き出したら、霧雨のように雨が降ってきた。日本人は傘を差した方がよいと思う程度の雨。そんなに悪くない天気予報だったはずなのだが。どこか屋内で見られるところで雨宿りしながら見ようと考え、そこから遠くないオランウータンの建物に。
 建物の中にも外にもオランウータンはたくさんいて、やはり見ていて飽きない。係員がいつも餌を放り投げ入れる麻袋のようなものを頭からかぶって雨をしのいでいるのとか。幼い子も何頭かいて、無事に生まれているのがわかる。子供は本当に面白い。何をするかわからないから。坂を転げ落ちてみたり、木の上からさかさまにぶら下がったり、ほかに飛び移ったり。そうしているうちに12時半のオラウータンのKeeper Talkの時間が近づいてきたので、雨もやんだようなので説明をしてくれる中之島に移動。時間になってもなかなか説明スタッフが来ないが、見ていたらさっき我々が雨宿りしていた建物に行って、あっちで説明するからと言って移動を促していた。なので5分ほど遅れて説明スタート。だが、前は餌をやって近くに寄せてからいろいろ説明をしていたのだが、今回は説明を終えてから餌を投げ入れていた。なんでこういう変更をしたのかな?でもゆっくり見られて楽しかった。特に子供は楽しい。でも全般に入場者は少ないように思う。ホテルの客が少なかったこともあわせ、心配になってしまう。こういう寄付を中心にした活動は経済が悪くなると途端に寄付が集まらなくなるからねえ。あと、いつもはオランウータンと一緒にいるギボンが見られなかったのは残念。
 13時過ぎたので、途中でゴリラを少し眺めてから、いつものDoDo Cafeへ。おいしくいただきました。食べ終わると2時過ぎたので、のんびりいろいろ見ながら出口の方に向かう。出口のお土産物屋は過去最高レベルに品物が豊富!たぶんこのところ9月に来ていたので、品物が売り切れていることが多かったのでしょう。相変わらず子供っぽくて興味のないデザインもあるが、ほしいものも多くあって、ぬいぐるみ、ジャケット、ランチボックスなどを購入。フラミンゴの傘も魅力的ではあったのですが、長い傘はねえ、飛行機には持ち込みにくいのでねえ。会計にいたスタッフは前に無理を聞いてくれた人で、覚えていてくれた。いつの間にか会員証で10%になるのが復活していたようで、会員証を見せてと言われるので見せたら割り引いてくれた。外に出て少し待つと、来たのが2時間に1本の4番のバスだったのでそれに乗ってバスステーションに戻る。

2匹でグルーミングをするキツネザルLemur
2匹でグルーミングをするキツネザルLemur
袋をかぶって雨をしのぐオランウータン
袋をかぶって雨をしのぐオランウータン
食べ物を持って移動するオランウータン
食べ物を持って移動するオランウータン。より強いオランウータンに取られないように確保して離れた場所で食べるのは良く見られる行動。

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2017年

 9:20発の3番のバスでJersey Zooに向かい、10時ごろに到着。今年4月に名称をJersey Zooに戻すという案内が来ていた。バス内での表記も両方がまだ残っているので混乱が生じそう。
 一緒にバスに乗ってきた人たちをやり過ごし、まずLifetime Memberの証とパスポートを見せて入場手続き。続いてF氏がお金で寄付するとともに、日本から持ってきた動物関係の日本語の本を寄付。それから入場した。
 Keeper Talkは11時半からなので、そこまでは自分たちで見て回ることにして、入り口の建物のすぐ隣にいるLemurを見に行くと、数が減っていて、子供ばかりになっているように見える。親は奥の森に移したのでしょうか?それともマダガスカルに帰っていったのか?ガラス越しに建物の中にいるのを見ていると、二匹のBrown Lemerが目の前でグルーミングをしていて、これを見ているだけでほほえましい。腕を上げてわきの下をぺろぺろなめてもらっている格好とか大笑いしました。そのうち建物を出たり入ったりしているので、ベンチに腰かけて遠目からそれを眺めたりして30分以上そこで過ごす。
 それからアイアイを見に行くと、遠くから誰か大声で叫んでいるのが聞こえます。通りかかったスタッフに尋ねると、Hauler Monkeyというのだそうです。こいつらは去年まではいなかったねえ。アイアイをまず見ると、暗闇の中で素早くひたすら動き続けていました。アイアイってこんなに素早く動くのね。イメージと違いました。アイアイを見終わってもまだ叫んでいるので、そのHauler Monkeyを見に行くことにする。すると、その場所に到着する直前になぜか啼き止む。Hauler Monkey自体は4匹いるのがよく見えたが、叫んでいるのは見られず。その後もしばらくいたがもう全然叫ばず、残念。
 12時からゴリラに関するKeeper Talkなので早めに行って座ってのんびりゴリラを見ていたら、少し霧雨。少し経ったら止んだので問題ないですが。12時になり、餌やりがはじまってお話を聞く。今回は説明してくれるのは男性でした。ボスゴリラはフランス生まれで、フランス語を話します、だとかそんな調子。それが終わって12時半のオランウータンに関するKeeper Talkに向かったが、今年は建物の中かと思ったら外でした。建物のほうに行ってしまったので、説明が聞けず、後から行ってもいい場所からは見られないので、聞くのをあきらめて園内のDoDoカフェへ昼食に行く。
 食事をとったのと、結構Lemurを見るのに満足して、もう帰ることにする。ショップを見たが、今年は子供向けのデザインのものが多く、親方は何も買わず。F氏はピンクのTシャツなどを買っていました。たまたま次のバスまで時間が空いているときで、少し待っていたら、23番と13番のバスがほぼ同時に到着。バスステーションに早く帰りつくのは23番なのだが、13番はGorey Pierを通過するので眺めが良く、遠回りのこっちを選んで乗る。

Lemur
ガラスの向こうに2匹のLemurの子供がグルーミングしているのをじっくり見られた。
Hauler Monkey
木の上のHauler Monkey。ほぼ真下から見ている。あまり動かない。

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2016年

 12:30に到着。土曜日だがさすがにこの時間に着く客は少なく、入場の列はほとんどなかった。親方らは生涯会員になっているので会員証を見せれば前ならば無料で入れたのだが、不正使用が見られるので残念ながら写真付きIDを一緒に見せてほしい、というメールが事前に来ていたのでパスポートと会員証を見せて入場。
 今年は30分おきにやる解説がずいぶん変更になっている。12時がゴリラ、12時半がオランウータン、14時が曜日によって異なり、ゾウガメか鳥Choughs。14時半がマカク、15時がフルーツバット。定番だったLemurがなくなった。また、案内が増えて分かりやすくなった。以前はどこで解説をするのかがわかりにくかったのだが、今年は解説を行う場所の前に案内ができたのですぐにわかるようになった。
 まず鳥のケージに入ってしばらくながめてから、爬虫類・両生類の展示に行って、次にゾウガメとゆったりと眺める。ここで思い出してLa Capanninaに電話して今晩の予約をとる。のんびりと鳥などを見ながら、14時のウミガラスChoughsのケージの前で待つ。ほかの動物の説明は過去に何度も聞いているが、この鳥の解説はなかったはずで、ぜひ聞きたかった。毎回のことながら鳥類は人気が低く、説明が始まった時には親方たちのほかに聴衆はもう一組のみ。そのうち何組か来ましたが。説明してくれたのは、さっき鳥のケージの中でえさをやっていたスタッフだった。この人は鳥の担当なのでしょう。しばらく鳥のケージの中にいたので向こうもこっちを認識して、鳥好きと思ったのでしょうか?説明の後えさをやってみせていましたが、頭のいい鳥なのがよくわかりました。それからLemurを見に行くと、小屋の外では近くには寄ってきてくれずに遠くから見る感じでしたが、小屋の中ではガラス越しにすぐ近くに見えて楽しい。それからF氏が持ってきた日本語の本を寄贈。園内に寄贈された古い本を安く売って運営費の一部にしているところがありますが、そこでは引き取ってくれなかったので、入り口のところのスタッフに渡す。それから出口のところのCafe Fireflyに行って、アフタヌーンティーにする。今日は6時と10時前に少しずつ食べたので、お昼ご飯を食べなかったから、これでちょうどよさそう。ゆっくり食べてからお土産物を見る。ぬいぐるみはデフォルメされているのが多くてかわいくない。パーカー、カードなどを購入。16時の3番のバスでバスステーションに戻る。

案内ツアーの看板
30分毎に開催される案内ツアーの看板。これまではこのツアーの説明をどこでやるのかわかりにくいところもあった。たとえばオランウータンは、屋外でやる場合もあれば屋内やる場合もあった。しかし、2016年に行ったらこのような看板が設置されるようになっていた。これはわかりやすくて大変よい。ツアーの正式名称はKeeper Talkというのですね。初めて知りました。

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2015年

 2015年は9月半ばを過ぎていたので、客も減っていたようであった。バスステーションを9:22発の3番のバスに乗ると、さすがにまだ混んでいない。Durrellには10時前に到着。すぐに会員証を見せて入場するが、F氏は来た時に寄付をするんだと、寄付の手続きをする。寄付の目的は?と聞かれていたが、一般のDurrellの活動に、と答える。特定の目的に使ってと寄付するのもよくありますからね。
 ツアーの時刻を見ると、去年までは11:30スタートだったが、12時スタートになる。しかも、大好きなLemurがツアーから外れていて、ショック。代わりにMacaqueとパキートが増えていた。Lemurがツアーにないなら、まずLemurを見に行こうと、入り口の建物の隣にあるLemurがいる場所に行くと、これまではたくさんワオキツネザルがいたのに、違う種類が数頭いるだけになっている。奥のほうのLemurの森に行っても、ワオキツネザルは見られない。ほかの種類はいくつかいたのだが。もしかするとマダガスカルに返したのかもしれない。それが目的の動物園だから当然とはいえ、好きなワオキツネザルが見られないのは残念。フルーツバットや、タマリンなどを見てから、12時前に食事を終えようと、DoDoカフェで早めの昼食。12時からのツアーはオランウータンなので、オランウータンの森に向かう。いつもは説明をするのは真ん中の半島なのだが、そこでなさそうな雰囲気。実際に始まってわかったのは、オランウータンの建物の中。建物の中なのでたくさんの人が集まると狭く、よい場所でないとよく見えない。5月にきた2005年もこの建物の中だったので、真夏以外はこの建物の中なのかもしれない。また、説明してくれるのははじめて見る男性で、いつものサラではない。サラの話は聞きやすく、押しつけがましくないのにきちんと伝わるのだが、ほかの人たちの話はどうもいまひとつ。まあ、オランウータンの子供たちのしぐさは実に可愛いので、見ているだけで楽しいのだが。12;30はゾウガメ。場所が離れているので、ゆっくり向かっていたらもう話は始まっていた。話をしているのは、さっきのオランウータンの時の人。どうも今日はサラはいないようです。残念。ゾウガメもやり方が少し変わって、前だと話の後に触らせたりしたけど、そういうのもなし。
 次は14時のゴリラだが、サラじゃないならいいや、と思う。特に朝早い時間のあまり人のいないところでのんびり見たのが満足感が高く、もうお土産物屋を見て帰ろうということに。お土産物屋は、夏の観光シーズンに売り切ったのか、品物が少ない。しかし、いままで見たことのないぬいぐるみがいたので、それを購入し、13:31発の23番のバスでバスステーションに戻る。

入り口のそばにあった
朝に入り口のそばにあったが、誰もスタッフが近くにいない。だれかのえさなんだと思うのだが。ここは基本的に園内でオーガニックで作られたえさを与えている。

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2014年

 2014年も再訪。ホテル前を8時57分発の1番のバスに乗ってバスステーションに向かい、9時20分発の3番のバスでDurrellへ行く。10時前に到着するとさすがに早い時間なので空いています。我々はlifetime memberで入場料は無料だが、寄付をしたいというF氏が手続きをしてから、入場。ツアーは11時半からなのでそれまで適当に見て歩く。ゾウガメの見せ方が変わったとか、いろいろ見て、入口の横のLemurの展示を見て、それから入口のそばの説明の集合地点に向かおうと歩いていたら、向こうから毎年説明をしてくれるサラがやってきて、すぐに我々に気が付いて話しかけてくれる。親方が着ていった、シンガポール動物園で買ったオランウータンのTシャツをさして、素敵と言ってくれる。まあ、向こうは仕事中なので、すぐに分かれて、集合場所へ。
 ツアーの最初はDurrellとこの動物園の歴史などの説明で、動物の説明ではない。今日はサラではなく若い人の説明。12時からのオランウータンの説明場所に行くと、そこではサラが説明をしてくれる。相変わらず話が上手い。子供が生まれたんですね、よかった。過去に来た時よりも参加者が少ないが、9月に入って学校が始まったので、学齢期の子供連れがいないのが一因なのでしょうか?12時半からのLemurを見てから、またいつものDoDo Restaurantでお昼。前とメニューが変わっていた。美味しかった。2時からはゴリラ。ゴリラの見せ方も変わりました。前より見やすくなってよくなった。2時半はゾウガメ。ここも見せ方が変わった。いろいろ工夫しているのですね。日が強くて疲れたので、3時のフルーツバットは見るのをやめて、入口のショップに。そこでぬいぐるみとかカードとかを購入し、3時28分発の13番のバスでバスステーションに戻る。

オランウータンの食事
オランウータンに食事を与えて、その様子を見せるのはツアーの見所のひとつ。それぞれで好きなものが違うので、選んで食べているのが面白い。

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2013年

 2013年は、バスステーションから9時半の23番のバスに乗る。この時間に23番は二本でたらしい。乗ったほうは空いていて楽だった。10時10分ごろDurrellに到着。会員専用のFast Trackは10時からと書いてあるが、実際には閉まっていて、結局列に並ぶ。会員カードを見せて入場するが、ついでにF氏がクレジットカードで寄付したいというと、喜んでと手続きをしてくれる。確かに最近寄付していなかったねえ。
 今日のツアーは11時半からということでまだ1時間以上あるので、少し歩く。まず、アイアイを見に行くと、10時15分からと書いているのにドアが開かず。通りかかったスタッフに聞くと、おかしいなあ、と言いながらほかの人に尋ねて、ごめん、10時半に開くからと言われる。隣の屋外にいるタマリンを見ながら待つが、でも結局10時半でも開かず。少し離れたLemurの森でLemurをしばらく見て、また戻るとアイアイの部屋はまだ開かず。しかすすぐに、今開けるからとスタッフがやってきて、入れる。暗い部屋に入ってしばらくアイアイを探すが見つからず。一緒に入ったほかの人たちがあきらめて出ていくのを横目に10分ほど眺めながら待っていると、アイアイのしっぽが見えた。大きなふさふさしたしっぽですね。すぐに隠れるので、しばらくそっちを見ながら待つと、姿を現しました。割合近い場所を歩いてくれて、大きな目も鋭い爪もよく見える。大昔に上野動物園で見た記憶があるが、そのときは小さかったように覚えていますが、それよりはるかに大きいですね。
 しばらく見て11時半のツアーの場所に行く。今年は11時半は、G.DurrellとDodoの話を入口を入ってすぐのところでするそうだが、座る場所を見つけて待っていると、いつものサラがやってきた。話は特別なことはなくて、Durrellの全般的な話。それが終わって次の12時のオランウータンの場所に行って待っていると、案内板がそっちを指しているためか、客の多くはサラが説明する場所ではなく、池の周囲に行く人が多い。我々は過去の経験からペニンシュラのいつも説明する場所の近くで待っていると、サラがやってきた。まだ説明がスタートする時間より早いのと、周囲にほかの客がいないので少しサラと話す。日本から来たこと、9年間通っていること、などなど。ああ、だから私のこと知っているのね、とか言われる。おかげで二人はようやくサラに認識された。オランウータンは何頭か返したそうで、去年より少ないが、子供も生まれたそうな。見られなかったけど。次は12時半のLemurなのでさっきも見に行ったLemurの森へ向かう。
 サラのLemurの話を聞いてから、おなかが空いたからといつものDoDoレストランに向かって歩いていると、サラが後ろから歩いて来て話しかけてくれる。なんで我々がJerseyを好きかをF氏が熱く語ったりしていると、こっちへ来いと言われ、スタッフの一人に紹介される。その人は日本の庭園が大好きで、毎年日本に来ているんだそうな。その人とも少し話をしてから、DoDoレストランでお昼を食べる。
 食べる前に話していたので食事が遅くなり、食べ終わったころには次の2時からのゴリラの説明が始める少し前。あわててゴリラの場所へ行く。例年通りゴリラは超人気。行くのが送れたので、説明の場所からは少し離れた場所でしか見られなかった。午後からはサラではなく若い人が説明するが、やはりサラに比べるとプレゼンとして弱い印象がある。2時半はゾウガメ。触れることもあって子供たちに人気だが、ピンクのペディキュアが好きでときどき噛むので気を付けて、というのは笑った。
 3時はフルーツバットだが、もうお土産を見て帰ることにする。お土産コーナーは8月なのでまだ種類も豊富。Tシャツやオランウータンのぬいぐるみなどを購入。Cafeでコーヒーを飲んで少し休む。ここは正式名称はCafe Fireflyというらしい。サラがここのなんとかTeaがよいからぜひ試すべき、と言っていたので何かと思ったら、Afternoon Teaの簡易版のようなもので、スコーンとサンドイッチなどがついた紅茶セットでした。2時から4時までの限定メニュー。ただお昼をいっぱいいただいたのでねえ。おいしそうだけど、またの機会ですねえ。15時53分だかの島の北側を走る29番のバスに乗って>Jersey Pearlへ向かう。
 その翌日。F氏が夜中に思いついて、昨日Durrellであきらめた置物がほしいという。大きいし重そうなので持ち歩くのは難しいと昨日はあきらめたが、日本に送ってもらう方法があるのではないかと。そうすると日本入国の時に別送品の申告が必要ですね。恩師へのプレゼントとしてぴったりしたものなのだとか。当初の予定は、La Mare Wine Estateへ行ってお昼を食べ、帰りにいくつか教会を見て歩こうかと思っていたのだが、急きょバスの時刻を調べると、いつもより早くに朝食を食べ終えてバスに乗れば、Durrellで30分ほどの間に購入できれば、La Mare Wine Estateに昼に着けるバスに乗れることがわかったので、そうすることにする。バスステーションで9時20分発の13番のバスに乗って、Durrellには9時50分ごろ到着。入場せずに、すぐにショップへ向かうと、当然ながらほかに客などいないので、日本に送れるかを聞くと、Durrellから直接は送れないんだそうな。だけれども、Durrellで梱包したものを郵便局にもっていって発送してくれることはできるという。ただ、料金は梱包してサイズを明確にしてから郵便局に聞かないとわからないという。なのでお願いすることにする。本来の箱はべこべこのもので、送るのに向かないと、箱を切って壊して詰め物を詰めて、小さなサイズでかつ壊れないように梱包してくれる。電話で郵便局に聞くと、送料が200ポンドだというのを、なんとか90ポンドにしてもらったけど、いいかという。値切れるものなのでしょうか?たぶん梱包をやり直して小さいサイズにしてくれたという意味のようですが。しかしほかに客がいないとはいえ、そういうのを時間をかけてやってくれるのはありがたいことです。昨日だったら夕方で客も多くて、そこまで対応してもらえなかったんじゃないかな?しかも、結局航空便で送られてきて、われわれが日本に戻るよりも先に日本に無事届いていた。しかし、そうやって待っているたびに違うスタッフが来ては、キャンプは体験したか?ぜひ体験すべきだと言ってくる。キャンプではワインは飲めないんじゃないか?というと、いや、飲めるという。まあ、次年度以降考えますが、車がない人間にはあそこでキャンプするとどこにも出かけられないからねえ。そうこうしているうちに、昨日はなかったはずのカメレオンの4色の色違いのぬいぐるみを見つけ、これも購入することに。結局買い物に1時間弱かかって、予定のバスには乗れず。ですが、丁寧に対応してくれたおかげでありがたいことです。F氏がチップを渡そうとすると、必要はないというので、不必要ならDurrellへの寄付にしてくれというと受け取ってくれた。10:57発の3番のバスでバスステーションに戻る。

キツネザル
Lemurはキツネザル。ここには何種類もキツネザルがいる。この写真のキツネザルは小さいほうの種類。

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2012年

 2012年は、9:50分の23番のバスに乗って座ったが、途中のホテルアポロの前のバス停で、大量の高齢者が乗ってきたので、立って席を譲ることに。このバスはあちこち曲がるので、F氏は疲れたと言っていましたが、高齢者をその状況で立たせるわけにはいかないからねえ。
 そんな状態で、Durrellの入り口は長い列。我々はLife Time Memberだから、会員カードだけ見せればフリーパスなのだが、去年のようなそういう専用カウンタがない。毎年システムが変わるねえ。スタッフがいたので尋ねると、とりあえず並べと。会員フリーパス用のボードを持ってくるから待てと。そのうち、来いと呼ばれ、会員番号をそのボードに控えて、入れてもらう。会員カードには磁気情報が入っているのに、手書きとはねえ。入り口にはオランウータンの島が工事中との案内。でも毎年ある30分ごとのツアーの案内がない。会員だとくれないのですよね、その情報の書いてあるカードを。なので、9月のこの時期はないのかなあ、と思いながら、いろいろ見て回る。
 11時スタートではないかと、去年のスタートであったゾウガメのところに行ってもやっていない。いろいろ見て回って、早めに食事をしようかとDodoレストランの近くに行くと、ゾウガメのところに人が集まっていて、いつも案内をしてくれるサラもいる!11:30スタートでしたね。間違っていました。12時はオランウータンだが、いつも説明をしている島が工事中。たしかに重機が島に入っています。なので説明は、オランウータンの寝る建物で。狭いので、ツアーの人で満杯で、いい位置では見えず。相変わらずパームオイルを使わない生活を選べば森林伐採が減るという話。12:30はLemurだが、入り口横のところではなく、フルーツバットの手前のLemurの森で。餌を食べる姿をじっくり楽しむ。午前のツアーが終わったので、Dodoレストランへ。食後はのんびり見ながら出口のほうへ歩く。カワウソは姿を見せず。入り口横のLemurのところを見ていると、79歳という人が話しかけてくる。日本人だというと、30何年前に、イギリスからJapan Zooにキリンとラクダを繁殖のために運んで行った際に、一緒に行った若い女性の消息が知りたいとかなんとか。Japan Zooなんてないし、古い話だし、親方は適当に話をしたが、F氏は丁寧に話を聞いて、もしわかれば知らせると対応。動物のその後は調べられるだろうけどねえ。着いて行った女性がその後もずっと日本にいたなんて思えないしねえ。ある程度日本の飼育員に引き継ぎした後に戻ったのではないかと思うのだが。ショップを見て、フルーツバットのぬいぐるみなどを購入。 2時半ごろのMy ExplorerのGreenルートでのんびり帰る。

小鳥
ここで保護・繁殖しているのは動物に限らず、鳥や爬虫類・両生類なども含まれる。

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2011年

 2011年は結局二回来た。
 まず天気が怪しかった8/8。バスのROUTE 26aに乗ってみて、天気が悪いようならそのままバスステーションに戻ってきてもいいし、天気がよさそうならDurrellで降りて遊んでもいいと考えて。しかし、このバスは車窓からの眺めがあまり面白くない。天候も悪くなさそうなので、11時前に到着したDurrellで降りる。
 Durrellで降りて驚く。建物の雰囲気が変わっているから。駐車場も変わったし。後で聞くと、去年の秋から改装を始めて、今年の春にできたのだそうだ。建物の中に入ると、右側に新しくカフェができていた。その隣にはショップが新しくなっていた。翌日本格的にDurrellに来る予定なので、まずショップを探検。店が新しくなっただけではなく、商品もよくなりました。前は子供向けのものが多くて、大人向けのしゃれた商品は数が少なかったのですが、それがだいぶ増えました。F氏がアクセサリを購入したが、それを試して見てみるための鏡がなく、鏡としては商品としての鏡があるだけで、それも高い位置においてあってよほど背の高い人でないとそれでは見られない状態。店の人が商品の鏡をおろして持ってくれて、見ることができました。そのほかぬいぐるみなどを購入。それからDurrellに入ろうとしたら、また違うバスが着いたのか、長い列ができていた。しかし、会員は別のカウンタで会員証を見せてすぐに入れた。もっとも、親方は会員証を持ってくるのを忘れて、F氏の同伴者扱いだが。前とは変わって、入館者の手首に黄色の紙バンドを巻くことにしたようである。明日本格的に見ることにしているので、入り口の近くの、Lemurや鳥のあたりをのんびり眺めて回ってから、12:15発のMy ExplorerのGreenに乗って、St. Helierに戻る。
 翌日8/9。9:50発の23番のバスに乗ってDurrellへ。ほぼ満席。10:20ごろに到着。今日もまた会員証を見せて入ろうとしたが、昨日のカウンタには誰も居ないのでしばらく待つと、昨日手続きをしてくれた人が現れたので手続きをする。今日は手首に巻いた紙バンドは白。悪用されないように毎日色を変えているようです。
 いつものツアーは今年また大きく変更された。11時半はゾウガメが新しく始まった。12時のオランウータンと12時半のLemur、14時のゴリラと14時半の蛇は去年と同じ。そして15時は久しぶりにFruit Bats。Fruit Batsは好きだったのに2006年を最後にツアーから外れていましたので、うれしいです。
 ツアーまで一時間余りあるので、まず、昔大トカゲのいたところに行くと、そこがゾウガメにかわっていた。去年たくさん増えていたミーアキャットはなぜか少数に。増えたので本来の生息地に返されたのでしょうか?その隣にNarrow-striped mongooseというのが新しくきた。これがなかなかかわいい。フラミンゴを見てから、オウムのところへ。以前もオウムはえさを与えるとき以外は普段でも奥に居て見えないので、ケージに居ないのか、単にツアーから外れたのかがわからない。Macaqueに行くとちゃんといた。確かに人気はそんなに高くなかったから、ツアーからはずされたのでしょう。隣のManed Wolfのところも誰も居ない。タマリンの森は、人間が多数集まって整備中だった。しげった枝をおとしたり。オランウータンとギボンの森は相変らずで面白いが、またツアーで来る。ツアーの時刻が迫っているので、ゴリラの横を通ってゾウガメのところへ。
 結構人気のようで、5分前ですでに人が集まっていた。すでにゾウガメは低いコンクリで囲まれて出られないようにした場所に出ている。時間になってツアーが始まる。案内は何度も以前にも話を聴いたことがあるサラ。彼女の話は、感情的でなく、事実を事実として語り、その上で我々のできることを提案してきて、最も共感ができる。ゾウガメの甲羅だけのものも持ってきていて、裏を見せてくれるなどして、最後に希望者にはゾウガメを触らせてくれる(その後消毒薬を手にかけてくれる)。場所も入り口に近いし、わかりやすいし、ツアーとしても客が集まりやすいのだろう。オランウータンはあいかわらず大人気。今年のえさは野菜。パプリカとかトマトとかは人気のようで、真っ先に食べていた。それに対してズッキーニはあまり人気がないらしい。Lemurはまた子供が生まれていてかわいい。
 1時前に昼食へ。入り口のカフェでもいいが、食事のメニューは少ないようなので、いつものDodo Restaurantへ。ツアーのゴリラと蛇は見ないことにして、爬虫類館へ。順番に見ていると、一番奥のカメレオンにえさをやっていて面白く見る。場所によって色が変わるのも実際に見ると面白い。それからNarrow-striped mongooseの隣のタマリンの檻へ。ここで14時半にえさをやると書いてあったので。小さな子供らしいのが、えさがほしくて人間の手の場所に一生懸命近づいてくるのが面白い。ほかのスタッフがその子をひきつけておいて、他のタマリンにえさをやっていた。
 それから15時のFruit Batsの場所へ向かう。昔は単なるビニールハウスで、たくさんの人が見られる状態ではなかったが、建物が改良され、中に入って多くの人が見られる状態になっていた。人が居る目の前のえさ箱によってきて食べるのはほんの少数で、ほかは遠いところのえさを食べに行く。ただし、そっちは競争が激しいので、けんかもしている。人間のそばに来たやつは競争がないので、のんびり食べている。さかさまにぶら下がったままで食べられるのは、どういう消化管系なのでしょうねえ。見ていて実に楽しい。最後にサラが目の前に来たとき、前にも来ていなかった?と聞かれる。顔を覚えてもらっていたようでうれしい。ショップに戻り、F氏が靴下を購入して、15:55発のMy ExplorerのGreenのバスで戻る。

ゾウガメ
ゾウガメもたくさんいる。こいつらえさを見つけると意外と早く歩く。

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2010年

 2010年も、9時50分の23番のConnexバスに乗って、Durrellに行くが、バスはほぼ満員。入口に長い列ができました。親方たちは会員なので、会員証の磁気テープを読んでもらえば入れるのに、結構待たされる。今年は前とはずいぶん変更が多い。まずツアーの数が減った。去年までの11時のタマリン、11時半のオーム、14:30のマカクがツアーから除かれた。12時のオランウータン、12時半のLemur、14時のゴリラ、14:30の蛇のみになった。その代りにそれぞれの場所で餌をやる時刻が書いてあるので、説明はないけれども、その時間に行けば餌を食べる姿が見られる。
 Lemurの子供が3月に生まれたというメールが来ていたので、まずLemurを見に行く。入口のすぐ横に新しく大きなスペースをもらっている。子供が3匹遊んでいるのをみる。大人とはやはり行動が違って面白い。人間の子供と同様にいろいろなものに興味を持って飛び跳ねている。そのほかのマダガスカルの動物たちを見てから順次他も見て回る。ひさしぶりにフルーツバットも見られた。ヤマアラシの子供も見た。このころには日差しも強くなって日に焼けたが、相変わらず日蔭は気温が低い。その後12時のオランウータンへ。今年は寒いからか、外ではなく建物の中で説明があったのだが、人でいっぱいで、我々は去年までの説明とえさやりをしていた中ノ島で眺める。子供のオランウータンはずっと外で遊んでいて、見ていて楽しかった。わざわざ綱から逆さまになったりするのですね。人が多いので12:10には切り上げて、次のLemurに向かう。どこで説明するかわからなかったが、入り口を入ってすぐ左のところで待っていたら、大体あたりだった。もう少し左奥でもよかったが。えさをもらえるのが分かっているので、時間前からそのあたりで遊んでいるLemurが何匹もいて、見ているだけで楽しい。ただし、もらえた餌が笹の類のようだが、特別に好きではないらしく、以前のヒマワリの花にかじりついていたような熱狂的な食べ方はせずに、ちょっと食べてすぐにいなくなってしまったのは残念。それからいつものセルフサービスのレストランでごはん。今日は特に混んでいる。昨日雨だったからねえ。おいしかったです。
 それから鳥などを眺めて14時のゴリラへ。ゴリラも相変わらず人気が高く、人が多い。次にツアーから外れたオウムに行ったが見えるところにおらず、マカクへ。マカクのえさやりが14:15とあり、あと数分なので待っていたがなかなか来ず。次へ行こうかと思ったころ、14:25にスタッフがやってきて餌をやるのが見られました。それからのんびり見ながら戻って行って、ショップへ。ショップは新しい商品がずいぶん増えていますね。いろいろ探して悩んだ結果、ぬいぐるみをフラミンゴ3種、タマリン2種、フルーツバット1種。あとはネクタイに本など。会員割引は無くなったんでしたね。全部で50ポンド弱。入口の横の自動販売機で飲み物を買おうと思ったら壊れていて買えず。

マングースだったかな?
たしかマングースの仲間だったかな?ガラスの向こうにいるのだが、こっちの指が見えてそれを追っている様子。

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2009年

 2009年には9時35分の23番のConnexバスに乗って、10時にDurrellに到着。親方たちは永年会員になったので、会員証を見せてフリーパス。去年は、会員だからいいよねとか言われて地図とツアーの案内はもらえなかったが、今年はもらえる。あとで気がついたが、去年とは少し変わっているのですね。いつもよりも早くて11時のツアー開始まで時間があるので、鳥の放し飼いになっているところや、爬虫類館などを眺めて歩く。すると、カフェの前に新しい施設が!よくみるとミーアキャットです。去年穴を掘って拡張して危ないとのことでしたから、新しく広い施設にしたようです。もちろん地下もコンクリートで横穴がほれないようにしたのでしょう。地下のトンネルを通ってミーアキャットの真ん中の透明な半球のなかにいける道があるので、F氏がもぐったが、子供用なのでF氏は立ち上がろうとして頭をぶつけ、周囲に笑われていました。その上、その半球の周りには巣穴らしいものはあるけどほとんど寄ってこないのでよく見えないし。フラミンゴなどを順番に見ながら、11時のタマリンへ。タマリンの森でF氏が口笛を吹いて怒られる。それは警戒音だからだめだと。うむむ。そんなこと思いもしませんでしたね。餌付けにでてくるタマリンの数は過去に比べてずいぶん減った。聞くと、ほかのグループがいるし、ここの雄がついこの間死んだとかいろいろあったそうな。11時半はオウムのMr.ブラウン。ここに15年もいてずっと孤独なんだそうな。12時はオランウータン。12時からはいつものごとく人が多いが、日曜日なのにあまり多くない。ここで説明を聞いていて終わると、近くにいたおばさんが、親方の着ていたシンガポール動物園で買ったオランウータンのTシャツを指して、それが最高ね、だと、突然話しかけてくる。もちろん、わざわざそのために着て行ったんだけど、挨拶も何もなしに突然話しかけてきますかねえ。12時半は前はLemurとミーアキャットだけどミーアキャットがほかに移ってLemurのみ。それも前の入り口のすぐそばとは違う場所。前よりもLemurの本来の生活環境に近いけど、見るのには前のほうがいいなあ。
 それからいつものようにセルフサービスのレストランでランチ。すこしのんびりして14時からゴリラ。今年はなにか投げつけてくるゴリラはいなかった。身長が足りずに全く見えない子供がいて、それを10歳ぐらいの姉らしいのが持ち上げようとしてて、F氏が代わりに見せていた。仕方がないねえ。親はなにもしてなかったが。いつも朝から最後まで説明の人は一人だが、今日は珍しく午後から担当が替わった。2時半からはマカク。いつも違うものをもらっているが、今日はとうもろこし。そりゃおいしいでしょう。取り合いだけど、いったん手に持ったものは奪うことはしない。でも落とすと取り合いになるのが面白い。ちびが取られないように食べているのがかわいかった。3時の蛇はパスしてショップへ。相変わらず大人用のシャツのいいデザインのものがない。子供用はあるのだが。ネクタイとぬいぐるみを購入。といってもネクタイは新しい柄ではなく、古い柄が安くなっていたものを購入。

ゴリラ
ゴリラはたいがい一番人気。ただ、機嫌が悪いと何か投げてきたりするので要注意。

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2008年

 2008年には23番バスで10時18分到着し、入り口で並んでいるのでそこの最後尾に並び、入っている会員資格を永年会員になるべく手続きをする。永年会員費は750ポンド。カードで支払って、実物のカードが日本の住所に送られてくるまでの仮の(紙の)会員証をもらう。いままでの会員カードは召し上げられる。そうこうしているうちにグリーンのバスも到着し、長い列に。そうしたら、列も長いし、その仮の会員証を持っているんだからいいよと、入場。そのかわりにいつもくれる地図とツアーの時刻の案内はもらえず。まあ、何回も来ているから、わかるのでいいですけど。ツアーの時刻と場所は去年と全く同じだし。
 11時はタマリン。2年前に説明を受けた時にはタマリンは柵などつけなくてもそこの林からでないんだと聞いたのだが、今年のタマリンは林の外からやってきて、木を伝って人間用の通路をわたってえさ場にやってきて、その後はまた通路をまたいだ反対側に移動していった。ところが、そこにはさきほどから話を聞いていた我々がいたので、タマリンたちは行き先がなくなってしまったようで、一匹などはすぐ近くまで寄ってフラッシュをたいて撮影する男性から逃げて、F氏の足元を走って違う林に移動したほど。11時半のオウムは隣で巣作り中なのでといってスピーカーは使わず肉声での解説。12時のオラウータンは相変わらず大人気で多くの人を集めていた。実際に面白いし。12時半のミーアキャットは、今までの柵の手前にもうひとつ柵ができていたので何かと思ったら、ミーアキャットが穴を掘りすぎてしまったので、危険なのでそこにはいらないようにしたんだそうな。Lemurは去年のようなえさではなく、あまり動きもはでではなかったのが残念。いつものDoDo Restaurantに行ってお昼。F氏はここでお土産のジャージーファッジを購入。しかし、先週から痛めていたF氏の膝は、歩き回った結果また痛みが出てしまったので午後のツアーは参加せずに帰ることにする。お土産物屋では、F氏がLemurのぬいぐるみ2つ、タマリンのぬいぐるみ、来年のカレンダーなどを購入。親方もネクタイを購入。
 翌日はBonne Nuit Bayを見てから12時半に到着。二日連続です。仮の会員証を見せて入場し、入り口すぐの場所のくまとカワウソを見てから、すぐにDoDo Restaurantへ。とはいえ、その前からF氏の体調が悪く、つらそうなので、ほとんど何もせずにホテルに戻ることにする。

キツネザル
キツネザル。いろいろな種類がいる。これはBlack & white ruffed lemurのはず。

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2007年

 2007年では、入り口で会員カードを見せると無料で入れるが、年会費を今年は払っていないはずなんだけどどうなっているのか不明(後日請求が来た)。最初のツアーまであちらこちらを見て歩き、11時のブラックタマリンから順に参加。今年は若いスタッフが見習いとして参加しているが悪戦苦闘。タマリンでは説明を担当していたが、やはり流暢ではなく、時間も10分もかからず終了。つぎのオウムでは、去年などはえさで呼んで手の上に乗せたりしたが、今年は見習いが読んでも来ず、なんとか近くまで呼び寄せても手の上には載らず、最後は逃げられていた。12時からのオランウータンとギボンは相変わらず楽しい。ギボンはさまざまな動きをして見ているだけで全く飽きさせない。オランウータンは袋に入ったえさをもらったら自分で開け、好きなものだけを選んで食べていた。12:30のミーアキャットほかでは、参加者が多く、あまりよく見えず。それからDoDo Restaurantへ。14時のゴリラはものすごいヒト。だが14:30のマカクはあまり人気がない。今日のご飯はひまわり。今年のツアーでは去年までの最後だったフルーツバットがなぜかないので、3時のヘビもあまり興味がないので、帰ることにしてショップへ。ショップはレイアウトも変わって、商品もずいぶん新しくセンスのよいものが増えた、F氏はLemurのぬいぐるみとガイドブックを購入。

ギボン
ギボン。オラウータンの山に一緒にいる。このようにぶら下がって移動するだけではなく、二本足で綱の上を歩いたりしていた。

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2006年

 2006年にはタクシーを使ってJersey Zooに11時前に到着。親方は2006年春にここの会員になったので入場無料。同行のF氏も入り口で会員になる。年会費は25ポンドだったか?また来ると思うし、この動物園の理念に強く賛同しているのでもしも来なくても寄付になる。
 ツアーは11時からまたBlack Tamarinsからだが、それには残念ながら間に合わず。11時半のEcho parakeets以降、12時のOrangutans、12時半のMeerkatsほか、と案内を聞く。13時ごろから園内のDoDo Restaurantで野菜とチーズのラップとビールの昼食。14時からGorillas、14時半からMacaques、15時からSnakes、16時からFruit Batsを見て回る。前回と違って平日だが、8月ということもあって参加者は前回よりも多い。説明をしてくれたのは前回とは違う若い男性だが、説明している内容がずいぶん違う。それどころか、見る内容も大きく異なる。例えば、Orangutansは前回は建物の中での説明だったが、今回は建物の中にはOrangutanはおらず、外での説明だった。えさの種類もずいぶん違っていた。例えばMacaqueは前回は竹の中にピーナッツを入れてあげていたが、今回は竹に入れずに胡桃などを与えていた。そのため二回目であって基本的に同じ動物を見てはいるが、実に楽しかった。新しく生まれた子供たちが一杯いたのを見るのも楽しかった。特に、Orangutanと一緒にいるGibbonが綱の上を二足歩行で綱渡りしたのや、Fruit Batがえさを配り終えて空になった皿をさかさまになったまま抱えてなめていたのは印象的であった。16時半ごろに売店を眺めるも、特に買いたいものはなく買わず。ネクタイも去年と同じ柄のものしかないし。

ミーアキャット
ミーアキャットと子供たち。ボールの中にえさが入っている。ちょうどこの日はミーアキャットの子供の名前を募集していた。2009年から場所が変わってツアーには入らなくなった。

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2005年

 初めて行った2005年には、St. Helier10:05発のlink77(2005年当時)のバスに乗ってJersey Zooには10時35分ごろ到着。今日(5月1日)は特別だそうで、入場料は二人で10ポンドと安くなっている。普段の入場料は大人11.50ポンド。そのほか、ガイドブック(2ポンド)も購入。11時から餌を与えながら説明をしてくれると言うので、Black Tamarinsのいる森へ。この森はケージなどにはなっていなくて、オープンだが、この種はテリトリーから外に出ることはないので問題ないんだそうな。そこでえさの芋虫を与えて(この場合も野性でえさがいる場所に与えている)、集まってきたBlack Tamarinsを見せながら、いろいろ説明をしてくれる。たとえば、ブラジルの森林にいるBlack Tamarinsが絶滅に瀕している理由として、森林伐採や焼き畑農業の問題などについていろいろと話をする。また、どのように繁殖を成功させたのかという話など。そのほか、不法なペット販売のための乱獲などの問題などの話を聞く。11時半はオラウータン、12時はモーリシャスのオウム、12時半はミーアキャットなど、14時からゴリラ、14時半からマカクMacaques、16時からはフルーツバットをそれぞれ餌を与えながら15分から20分ずつ説明してくれる。そのほか、15時からはヘビの説明。これは週に一回程度食事をすればいいそうで、餌を毎日与えて説明するわけではないからか?。15時半からは20分ほどの動物園の活動に関する紹介ビデオが上映されたのでこれを見る。やっている餌もすべてオーガニックで栽培しているそうな。動物園で生まれ育った動物を野生に戻すことに成功しているというのは本当にすばらしい。ただ、ここまでやらないと野性に返せないのでは、世界中の動物園の動物が野生に返そうと思って何度も失敗しているのはうなずける。なお、行った日の動物の説明スケジュールはWebのものとは違うので、特定の動物の説明を聞きたい場合にはその時間にあるかどうかは要確認。

 その合間に13時ごろから園内のDoDo Restaurantで昼食。残りの時間は次の説明の場所に移動したり、その途中の動物を見たりなどであっというまに過ぎてしまう。説明のなかった動物はじっくり見る暇はなかった。そのほか、子供向けにバッヂ作成、フェイスペインティング、動物の餌の作成、などなどさまざまなイベントもやっていた。ただし、これはこの週末だけらしいが。繁殖をしているだけあって、動物の子供が多く見られるのは楽しかった。もう最後はへとへと。だけど最高に楽しかった。帰りにドードー柄のネクタイなどのおみやげも購入。この日はほかの観光地も見に行こうかとか考えていたのにここだけで一日かかった。

 ただ親方が参ったのは、花粉症!日本では重症の花粉症患者の親方だが、イギリスでは幸いなことにほんの少ししか症状が出なかった。木の種類が違うのでしょう。ところが、この動物園では花粉症が発症!なにか親方の感じる花粉が飛んでいたんですね。親方はスギやヒノキが特にひどいですが、それ以外にもいくつか感じる花粉があるので。

マカク
マカクというサル。ニホンザルもマカクの一種なんだとか。牙がすごく、これと手足を使って竹を割り、中に入ったピーナッツを食べている。最近はツアーからは外れた。
フルーツバット
血を吸わないこうもりの中で最大のフルーツバット。なんの野菜を育ているのかと思ったらこうもりが中に飼われている温室だった。けんかしたり、目の前まで来てえさを食べるのも居て、見ていて楽しい。

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