St Matthew's Church (Glass Church)(ジャージー旅行記)

 正式名称はSt Matthew's Churchというが、俗称のGlass Churchの方が通じる。現在も実際に使用されている比較的新しい教会。St.HelierとSt.Aubinの間でバスも、8番、9番、15番、28番と多数この前を通過する(2022年)。毎年ここで乗り降りする人が多いとは思っていたのだけど、なんでだか今年まで知りませんでした。親方が毎年愛用していたガイドブックInsight Compact Guide, Jerseyにもここは掲載されていない。しかし、今年港に着いた時にもらってきたJerseyの無料の案内を眺めていたら、ここがでていて、ようやく正体がわかった。Glassってのはただのガラスではなく、ルネ・ラリックのガラスなんですね。それだから多くの観光客が訪問するのです。

 ここは実にすばらしい。ラリックのガラスまみれの教会です。いろいろなものがガラスでできています。入り口の扉の像がほかの目的に作られたのだが、最終的にこの教会に寄贈され、その後もさまざまな経緯からラリックのガラスの教会ができたのだそうな。なにせ正面の大きな十字架までラリックのガラス!実に簡素で清冽なガラスの教会で、実に印象的でした。古い荘厳な教会もいいけど、非常に印象深かった。ここは一見の価値あり!

教会の入り口
教会の入り口

教会内部
教会内部。教会の後方から前をみたところ。

窓の装飾
窓の装飾

前方左側にある4つのマリア像
前方右側にある4つのマリア像

十字架
ガラスの十字架

このページの先頭へ

St Matthew's Churchオフィシャルページ


なお、以下の日本語の本の56〜63ページにSt Matthew's Churchの紹介がある。そこには「ラリック晩年の記念碑的ともいうべき仕事」と紹介されている。
ISBN978-4-09-606029-2 ラリックをめぐるフランスの旅 小学館 2009

ジャージー旅行記トップページ