Jersey Pearl(ジャージー旅行記)

 Jersey Pearlは入場無料とあるが、要はパール製品の販売所。ST. HelierでもJersey Pearlの売店もあるし、ほかでもパールを売っているが、ここのほうが種類も多くて安い。しかし、日本のパールとは違うものも多くて意外と面白い。白やピンクではない色のパールや、球ではないゆがんだ形のパールをうまく使ったアクセサリーなどを見る。なかにはとんでもない値段のものも売っている。ある年に見たタヒチ産のパールのネックレスは6000ポンドを超えていた!もちろんアコヤも売っている。

 2010年に行ったら、パール以外でも、本物の貝殻の上を銀でコーティングして作ったJersey SilverのJersey Seashells Collectionというアクセサリも売っていた。F氏は相当気に入ったようで、ムール貝のネックレスとブレスレットを購入。ちなみにそのムール貝はGoreyで取れたものだそうな。しかし、その後は見なくなった。

 Jersey Pearlの奥にはCafeもあり、食事ができる。飲み物や冷たい食べ物は注文するか、キャッシャーにもっていって支払う温かい料理もあり、テーブルを確保して注文するときにテーブルの番号を言うと、そこに持ってきてくれる。
 2013年にはじめてCafeで食べた。いろいろ検討した結果、黒板に書いてある今日のメニューの一つ、グリルしたHalloumiチーズとグレープのサラダ(10.50ポンド)というものと、フレッシュローカルCrabサンドイッチ(7.40ポンド)、それにビールにする。それから席を探すと、予約席が多く、空いている席は実は一つしかなかったらしい。危ない危ない。少し席で待っているともってきてくれる。Halloumiチーズというのキプロスの珍しいチーズらしく、それを焼いたものと、二種類のブドウ、チコリ、レタスをあわせたサラダだった。それにマスタードとオリーブオイルを合わせたものを軽くかけている。これがおいしかった。少し塩気があって、脂肪分は少ない、特徴のあるチーズと一緒にブドウを食べると本当においしい。初めての感覚で実に楽しい。Crabサンドイッチもおいしかったけど、期待通りの味でHalloumiチーズほどの驚きはない。F氏にHalloumiチーズをなぜ知っているか、を聞かされたりしながら、ゆっくり食べる。食べ終わる頃も席がいっぱいで、待っている人がいたので、早めに席を立つ。

 2014年もここでお昼をいただいた。ムール貝のJerseyミルク蒸と、Lamb Shankをもらい、あとビールとシードル。席の番号を言うとあとで料理はもってきてくれる。二人で分けたが、どちらも大変おいしかった。

 2016年に行った際には12時前だったのでまだ昼食メニューはない。なので、まだバスまで時間があったので、カフェで、F氏はチーズスコーンとチャイラテ、親方は普通の紅茶を飲んだ。普通のスコーンもあったが、チーズスコーンというのは食べたことがないから試したとのこと。

 2019年もJersey Pearlのカフェでお昼にする。席を確保してから、F氏はFish Plateという名で、Fish Cakeやいか、エビ、魚フライ、などなどと野菜が盛り合わせになったものを選択。親方はヤギのチーズを焼いたものにベリーのソースをかけたもののまわりに、スライスリンゴの上に半切りぶどうを載せてバルサミコをかけたもの。親方はチーズを焼いたのが好きなのであると頼むことが多いですが、付け合わせのリンゴとブドウとバルサミコがすばらしくおいしかった。これとあとは少しのお酒で、お昼ご飯に。

 2022年もJersey Pearlのカフェでお昼にする。前はカウンターにメニューが書かれていたが、各テーブルにメニューが置かれているほかに黒板に今日のメニューが書かれるようになっていた。だけど、今日のサンドイッチとか、今日のスープとか、そういうたぐいのものは12時からという。まだ11時半過ぎです。また、前にあったような少し変わった料理はなくなって、サンドイッチなどが中心になっている。ということで、まずシャンパンだけもらって先に飲んで料理を待とうと決める。キャッシャーでシャンパンというと、なぜかばたばた。そしてマネージャーらしい女性がやってきて、申し訳ない、冷えているシャンパンがないと。前日何かがあって、だけど彼女が休みで確認できていなかったが、冷えたシャンパンが一本もなく、いまから大量の氷で冷やすので、それでどうだと。F氏に確認して、それでいいということにして購入。すると通常の1本用のワインクーラーの中に氷水をいれ、そこにハーフのシャンパンボトルをもってきた。いまシャンパンを開けるか、少し冷えたころに開けるかと言われ、少し冷えたころに来てもらって開けてもらうことにした。
 そうやって待っていると12時を過ぎたので、F氏は今日のスープ、チキンとスイートコーンのスープを、親方はPloughman‘s(農夫)のサンドイッチを注文。ここのキャッシャーには、クレジットカードでの支払いのみと書かれているが、列の前の人は現金で支払っている。親方もシャンパンはカードで支払ったが、ここは現金で支払う。テーブル番号を言って持ってきてもらうことにしてテーブルに戻ると、すぐにさっきのマネージャーがやってきて、シャンパンを開けてくれる。ああ、よく冷えるまではいかないけど、十分には冷えています。それを飲んで待っていると、料理も到着。F氏のスープのスイートコーンは、日本のようなコーンではなく、ポレンタ粉を使ったもののようです。F氏によればこちら英国では基本コーンスープはないのにあるので試してみたそうですが、これはこれでおいしかったそうです。親方の農夫のサンドイッチはこっちの定番。チーズ・ハム・野菜が挟まっていておいしいサンドイッチです。

 2023年も行って、12時にカフェでお昼にする。今日のスペシャルから、F氏はラザニア、親方はブリーとベーコンとクランベリーのホットバゲット。それにハーフのシャンパンを頼もうとしたら、シャンパンはないといわれる。メニューにはあるのにね。去年もシャンパンを頼もうとしていろいろあったし。それで仕方がなく200mlのプロセッコをもらうが少し甘めで、あまり好みではない。ラザニアは普通のラザニアでした。親方のホットサンドイッチは、ブリーとベーコンの塩気と、クランベリーの甘みとがうまく合わさっておいしかった。

ジャージーパールの外観
ジャージーパールの外観

チャイラテ
チャイラテ。ジャージーパールのマークが上に描かれている

Fish Plate
2019年に食べたFish Plate

チーズとリンゴ、ブドウ
ヤギのチーズを焼いたものにベリーのソースをかけたもののまわりに、スライスリンゴの上に半切りぶどうを載せてバルサミコをかけたもの(2019年)
氷で冷やしているシャンパン
氷で冷やしているシャンパン(2022年)
サンドイッチとスープ
手前がチキンとコーンのスープ(パン付き)、奥が農夫のサンドイッチにチップスをつけて(2022年)
ブリーとベーコンとクランベリーのホットバゲット
ブリーとベーコンとクランベリーのホットバゲット(2023年)

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