De L'EtangはHavre des Pasにあるギリシャ料理店兼ホテル。以前からあるのだが、以前はほとんど人が入っているのを見なかった。たまに客が入っていたこともあったが、混んでる印象はなかった。しかし2022年に店の前を通ったら、店の中も屋外のテーブルも満席で大盛況だった。それを見て一度行ってみようと思って行ってみた。Webによれば月曜日休みで、17時開店。

Havre des Pas通り沿いのDe L'Etang Restaurantの外観

　2022年に初めて行った。9/16の晩にMoitas Bistroに夕飯に行く途中で、この店の前を通ったが、大盛況だった。翌17日朝にWebで調べると、メールでも予約が取れるとあったので、明日18日の夜に予約をとれないかメールを送ってみることにする。日曜日は休みの店も多く、どこに行くかまだ決まっていませんでしたので、一度行ってみようということになった。朝8時半前にメールを送ったら、９時過ぎには返事が来て、予約OKでした。
　行く前にWebでメニューの勉強。ギリシャ料理は知らないものも多いですからね。特にギリシャっぽくないものも、ギリシャっぽいものもありますね。しらないものもあります。この中でMezeというのが気になる。二人以上で、冷たい前菜、温かい前菜、グリル・オーブンの料理、そしてデザートがいろいろ出る料理のようです。二人で60ポンドは、メインの料理が20ポンド前後なのに比べれば期待できそうです。
　予約した７時の少し前に歩いて店へ。すでに結構混んでいます。屋外のテーブルもありますが、外はタバコを吸う人もいそうで中が良いと思っていましたが、中は７席ほどしかなく、それほど大きくはない。その中で一番手前の席に案内される。すぐ横で予約帳を開いて店の人がいろいろやっていてやや落ち着かないが、慣れれば問題なし。予約のない客が来て断られたり、予約したはずだと言って予約が入っていない客や、宿泊している客とか、いろいろやってきて大変ですね。でも人気店で、予約しておいてよかったです。
　メニューをもらって、先ほど確認したMezeがあるのを確認。注文を取りに来てくれた人に、Mezeに興味あるけどどんなもの？と聞くと別のシートを持ってきて、前菜にこういうのが出て、メインはこの中から選んで、と説明を受け、それを注文することにする。メインはF氏がChiken Kebabを、親方がLamb Chopを注文したが、メインは個別に出すことも一緒にもできるというので、二つの料理を盛り合わせたものを出してもらうことにする。Mezeが食べたいと言ってから特にサービスがよくなった気がする。
　ワインはギリシャのお勧めのワインが欲しいというと、赤ワインを勧めてくれたので、それをボトルでもらう。普通においしいワインです。すぐに前菜が運ばれてきましたが、これが豪華。Pittaパンに、Fetaチーズなどのスプレッドが３種ついたものが来て、あと野菜サラダ、ワカサギかと思われる魚のフライにタルタルソース、ソーセージを切ったもの、エビ、ハム、ハオルミチーズを焼いたものなどがでてきて、実に豪華。こういういろいろなものが食べられるのはぜいたくで素敵です。特にワカサギフライは秀逸。パン粉が細かくて繊細で、味も非常においしい。Whitebaitと書かれている料理ですね。Whitebaitとは、シラスのことでいろいろな魚の稚魚のこと。しかし、日本でいうシラスよりもはるかに大きく、やはりワカサギフライと思うのが適当だろう。
　メインのうち、チキンはハーブをたくさん使って味をしみこませたもので、２日前のMoitas Bistroのチキンのエスぺターダに近く、親方は半分も食べられなかった。おいしいのだけど、ちょっと味が濃い。ラムはおいしく全部食べた。デザートはBaklavaにアイスがついて、バクラバはフィロ生地の間に刻んだクルミやピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどを挟んで焼き上げてから濃いシロップをかけたもの。実においしかった。
　ここは来年もまた来ようと思う。歩いてホテルに帰る。

Mezeの前菜。手前がハムやソーセージ、エビ、ハロウミチーズを焼いたもの。その奥がPittaパンに３種類のスプレッド。その向こうが小魚のフライ。このほかにサラダがついてきた
Mezeのメイン。二人が頼んだチキンとラムを盛り合わせてもらったもの。これで二人前。

　2023年は行こうと思った日がSeaside Festivalの日なので早めに予約をした方が良いだろうと、日本からメールで予約を入れておいた。なにせこのレストランはSeaside Festivalの有料エリアの中にある数少ないレストランのひとつですから。
　外ではお酒を飲んでたのしそうに騒いでいる人がたくさんいますが、店の中はそれほどうるさくなく、ゆったり食事をしています。中へ入って予約をしている旨を話していると、また聞いた声の人が抱き着いてきます！はい、Park Houseのママでした。３人で座って食事をしていたのでした。ホテルで、ママはどこへ行ったかねえ、レストランの隣の席にいたら笑うよねえ、と冗談で言っていたのでしたが、本当にいましたね。おどろきました。店の中や店の外に知り合いを見つけるとすぐにかけよって話しているママでした。
　まずプロセッコをもらって飲みながらメニューを考えるが、結局いろいろな種類を少しずつ食べられるのが好きな我々は去年と同じMezeにする。内容はだいたいおなじですね。メインはラムとチキンにして、赤ワインももらう。前菜を食べすぎてメインは半分ほどしか食べられませんでしたが、おいしかった。ママに挨拶して店を出る。