Jersey Seaside Festival(ジャージー旅行記)

 Jersey Seaside FestivalはSt.HelierのHavre des Pas通りで行われる夏のお祭り。通常は7月末から8月第1週に実施される。2006年から2011年に3回参加したほか、2023年にも参加したが、以前は1日だけだったのが2023年には2日間になっていること、また以前は無料だったが2023年は有料イベントになっていた。
 Havre des Pasにはプールがあり、干潮時でも泳げる場所として100年以上前から有名な場所。我々もはじめてこの場所のホテルに泊まって以来気に入って、毎年この通り沿いホテルに泊まっている。海の眺めがよく、St. Helierの中心部に歩いても行ける距離であり、バスの便も良い。

2023年に久しぶりに参加

 本来Seaside Festivalは7月末から8月第1週に開催されるが、2023年はBattle of Flowersとの関連で9月に開催日を動かすとアナウンスがあったのが6月。親方たちはその前に日程を決めていましたが、その期間にやることが決まったので久しぶりにSeaside Festivalに参加することになった。例年と違う日程だからか、去年よりも参加費が安く設定されたそうで、一日3ポンド、二日5ポンドだった。しかし、我々は会場であるHavre des Pas通り沿いのOmmarooホテルに宿泊しているので、参加費を払わなくても会場に入れる(入れないと困る)。そのために、チェックイン時に2本のリストバンドを渡された。1本が会場への入場できる印であり、もう一本はOmmarooホテルに入るための印であった。
 会期は9/9(土)12時〜22時と10(日)12時〜20時であり、9日の朝から準備のためにHavre des Pas通りは通行止めになる。1番のバスは始発からここを通れず、バス停Havre des Pasのひとつ手前のバス停Beach Loadから道を変えてバスステーションに向かうことになる。
 ホテルの前から少し東に行ったHavre des Pas通りの途中にゲートがあり、ホテルの前からそこまではなにも店などはない。警備の車などが止まっているのみである。

前日8日も少しだけ準備が始まっている。9日の6時過ぎに目覚めると、ちゃくちゃくと窓の下でSeaside Festivalの準備が進んでいる。12時からですが、様々な準備で大型のトラックも入っている。Seaside Festivalで出入りが制限されるためか、8時前にはすでにチェックインやチェックアウトの客がフロントのところにたくさん来ている。この時間なら会場の出入りはまだ自由だから。
 手首に黄色と青の二本のリストバンドを巻いてから12時にホテルを出てSeaside Festivalを見に行く。 ホテルから西に向けてスタート。まだこの時間は人も少ない。子供の遊具もあれば射的場もあり、本格的な絶叫ってほどではないけど遊園地の乗り物があり、賭け場もある。もちろんアイス屋やビール屋などは大事ですね。のんびりと西のゲートの近くまで見に行き、途中にあった、豚の焼いたのとパエリアがおいしそうだとF氏と意見が一致。そこまで戻ってみるとパエリアはまだできていないけど豚は食べられるようなので1つもらって、ビールを2パイント注文。ローストした豚はほぐしてアップルソースをかけてパンにはさんだものでした。大変おいしかったです。挟まれた豚の量が多くてこぼれやすいので食べにくかったけど。7.5ポンド。のんびりビールを飲みながら待って、だいぶできてきたかなあとパエリアのところを覗きに行くと、あと15分と言われ、ビールを飲みながら待つ。パエリアが完成するとすぐに列ができる。そりゃ出来立てがおいしいだろうからねえ。ムールにエビにチキンにハムにいろいろ入ったおいしいパエリアでした。1人前8.5ポンド。ちなみにパエリアと一緒にビールをもう2パイント頼んだが、1パイント5ポンドって書いてあるのに、2パイントで10ポンド渡したらお釣りを2ポンドくれようとしたので、この店はこういうイベントだから1パイント5ポンドだけど普段は4ポンドで提供しているでしょう。
 なお、このSeaside Festivalでは現金じゃないと支払えない店がほとんどだと予想していましたが外れました。ほとんど店でカードでの支払いが可能でした。もうこうなっているのだねえ。
 パエリアもおいしいのだけど、日差しが強くて暑い!ということで、2時にホテルに戻ってくる。ホテルもエアコンはないけど、部屋に戻れば扇風機があって涼しいからありがたいです。ホテルに帰ってリストバンドをしたままシャワーを浴びて少しお昼寝。暑いので参ります。はじめは部屋のベランダでのんびりSeaside Festivalの様子を眺めて過ごそうとしていましたが、日差しが強くて暑く、そういう気にはなりませんでした。
 時間が経つにつれてどんどん人がやってきます。4時過ぎには入場のゲートのところに10人ほどの列ができるほどでした。ホテルの部屋のベランダから眺めていると、隣の部屋のベランダの女性と目があったりしましたが、トランシーバーでどこかと話している様子。あれれと、よく見たら部屋の前には監視カメラが設置されていて、また違う時間にはセキュリティの服を着た人がそこに立っていました。つまり隣の部屋を借りて上から見て全体のセキュリティチェックをしているようでした。それほど全体が眺めやすい部屋だったようです。
 夜La Capanninaからタクシーで帰った。夜中もずっとHavre des Pas は通行不可だが、ホテルの裏側の道は通れるので、そこにつけてくれ、裏口からホテルに入る。もう10時を過ぎていて、基本的にお祭りは終わりで、部屋から見てももう人はまばらになっている。明日も使うのでリストバンドをしたまま眠る。



 翌日10日は朝のうちに外に観光に行って、3時ごろに戻ってきた。Havre des Pas通りの角の店で水を購入してから、Havre des Pasへ。途中のゲートではリストバンドを見せると問題なく通してくれる。初めて入る人の場合は簡単とはいえ手荷物検査もしているのに。
 ホテルにはすぐには帰らずに、混雑した雰囲気を味わう。日も出て暑くなっているのでアイスクリームを買おうと3時過ぎに並んでいると、突然聞いたことのある声!なんとPark Houseのママが、店で働いていた若い女性(ママの娘らしい)と、男性と3名でいたのでした。いつもの、キスしたり抱き合ったりのあいさつ。いやあ、この混雑の中で良く見つけますねえ。昔も同じHavre des Pasを歩いているときに会ったから、たぶんこの近くに住んでいるのだと思います。アイスクリームは、バニラとラムレーズンを購入して食べる。濃厚でおいしい。暑いからより一層おいしいです。それからホテルに戻る。ホテルの入り口ではホテルの宿泊者以外は入れないようにして・・・と聞いていましたが、特にチェックする人もおらず。
 夜はメールで2週間ほど前に7時で予約しておいたギリシャレストラン De L'Etangへ。日曜日はLa Capanninaが休みなのと、この祭りの有料エリアにあるレストランなので混むだろうと予想してここを予約しておきました。ここでもまたPark Houseのママに会う。なんだろうねえ。この日のFestivalは20時終了なので、食事が終わった時にはもう通りには客はほとんどおらず、片づけを始めているスタッフばかりになっている。祭りの最後に花火が上がるのじゃないかと予想しましたが、上がりませんでしたね。それとも昨日の夜に上がったのかな?そういう情報がなにもなかったのでわかりません。

ホテルから見たHavre des Pas通り
ホテルから見たHavre des Pas通り

ビーチにはステージやキッチンカーが
ビーチにはステージやキッチンカーが

ホテルの正面のビーチには音楽を大音量で流して踊っている
ホテルの正面のビーチには音楽を大音量で流して踊っている。この日はこの場所で満潮時でも問題なかったが、この二日後にはこの場所は満潮時では水没していた。つまり、満潮時でも水位が低い週末を選んで開催しているのであろう。
ホテルから見たゲートでのチェック
ホテルから見た入場ゲートでのチェック。荷物も簡単にチェックしている。10人以上並んでいることもあった。
絶叫マシン
車で移動できる絶叫マシン

屋台
屋台。左側に豚のローストを作っている。真ん中あたりにパエリアを作っている大鍋が見える。右側は見えないけどビールサーバーがある。
ローストした豚のサンドイッチ
ローストした豚のサンドイッチ
パエリアの完成直前
パエリアの完成直前
1人前のパエリア
1人前のパエリア
ホテルの隣の部屋はセキュリティが監視に使っていた
ホテルの隣の部屋はセキュリティが監視に使っていた


 2011年にも8月7日のJersey Seaside Festivalを楽しむ。

 朝食後にSeaside Festivalの準備状況を眺めるために、周辺を歩く。ホテルから東に向かうと、前回と同じものもあるが、食事のバリエーションが増えたような印象がある。ソーセージが美味しそうなほか、タイ・中華、巨大なパエリア鍋、魚などいろいろなものがある。それから横に入る道では、服とかアクセサリなどの販売のテントがあり、覗いてから、今度はホテルの西側へ。ホテルと、Nelson's Eyeの中間ほどの、道の反対側にあるプチホテルの前では、なにやら始めたのでしばらく眺める。すでに炭に火が熾きていて、鉄の網の大きなものに、開いた鳥(一羽丸ごと)を何羽もはさみこんでいて、次にそれを炭の上に置いた。それから見ていると、モーターで回るようになっているのだが、はじめはぶつかって回らない。すぐに回るようになって、焼き始めた。おいしそうでした。それからもう少し西まで歩いてから、今度は海沿いの歩道を戻る。すると、Nelson's Eyeの海沿いの部分がすでにテーブル等展開されており、昨日の昼に相手をしてくれたお兄ちゃんと、アンソニーが話をしている。あいさつをして、また夜にと言って、引き続いてホテルの方へ戻る。さっきの鳥が気になったので覗きに行くと、15分ではまだまだ焼けていない。ホテルの前の庭にはいって、少し海を眺めようかと言っていたが、すぐに一旦部屋に戻る。部屋の掃除をしてくれるように札を下げてから、部屋を出て、まず鳥の焼け具合を見に行く。いいにおいがしているので、大体焼けたようだ。

 F氏と、昼に何を食べるか協議。なにせいろいろなものがありますので。さっきの鳥のところに戻ると、鉄の網から鳥をはずして、アルミホイルでカバーしていた。我々が焼き始めから何度ものぞきに来ているので、端を味見した焼いていた人が、我々にうまいぞ、と言ってくる。そうでしょうねえ。特に焼き立ては。結局鳥がおいしそうなので、食べようということになったのが11時半。Chicken PeriPeriだそうです。PiriPiriソースという辛いソースに漬けて焼いた一羽のやや小ぶりな鶏肉で10ポンド。ビール1パイント(3ポンド)×2とともに注文。するとアルミを外して1羽をまな板に載せ、中華包丁のようなもので骨ごとぶった切り。それを紙皿に盛るはずが、我々が初めの客で、全く準備ができていない。まだ皿もない状態。どこかから持ってきて、皿に盛り、紙ナプキン、プラスチックのナイフ&フォークをくれる。席に座って食べ始めるが、ナイフ&フォークは弱くてあまり便利ではなく、親方は結局手づかみ。あと、風が強く、ナプキンなど押さえてないと飛んで行ってしまうので、食べづらい。でもとてもおいしかったです、特に食べ始めてすぐは。調子がもう一つと言っていたのに、とF氏に呆れられる。F氏はPiriPiriソースをもらってきて、好みで途中でこれをかけるとまたおいしいと試してみることに。しかし、このソースが開いておらず、はさみがないと開かない。全く準備が間に合っていません。しかし、我々が食べ始めると、次々の注文する客がでてくる。いい広告塔になったようです。

 食べ終わってホテルに戻り、手を洗ってから、今度はホテルの東側、Festivalの中心部へ向かう。あちこちを覗きながら歩いて、シードルを半パイントずつもらって、飲みながら見て回る。このシードルが実においしい。、プールの建物の上では子供向けのバンジーをやっている。また洒落た老夫婦らしい二人がアコーディオンとベースでシャンソンを弾いていたり。F氏は作りかけのパエリアが食べたいとのことで、まだできないかと工程をじっと見ては、ほかを見て回り、また戻ってくるを繰り返している。そのうちできたので、ひとつもらって二人で分けて食べる。6.5ポンド。普通のお焦げを作るパエリアではなく、水分のだいぶ残ったパエリア。花壇の端の石に座って食べる。と言っても米は食べきれず、残して、具を中心に。そのころには通りも人で大混雑で。歩くのも大変な状態。人気のある屋台の前などや、だれか道の真ん中で立ち止まって話していて通行を邪魔しているような場所では特に。ホテルのほうに戻ると、さっきは老夫婦のシャンソンだった場所では、今度は民族系の打楽器を中心にしたグループの演奏で、しばらく立ち止まって聞いていく。それからイチゴなどを売っている屋台へ行って、悩んだ末にラズベリーを1パック購入。それからさっきのシードルの屋台に行くと、実はシードルには普通のものとDryタイプがあるのだそうで、今度はDryタイプを1パイントずつ購入し、混雑した中をそれらをもって歩いてホテルの部屋に戻って、シードルを飲み、ラズベリーを食べ、ゆっくりする。祭りは楽しいのですが、人が多すぎて、ホテルの中に戻るとほっとします。ラズベリーは、熟れて触るだけでつぶれてしまうようなものもあるが、香りがあっておいしい。シードルは、普通のものよりもDryタイプの方が甘くない分たくさん飲める。

 16時ごろから雲行きが怪しくなり、風も強くなり、16時15分ごろに豪雨が降り始める。こっちの人たちは少しくらいの雨では傘もささない人が多いが、傘をさそうが全身ずぶぬれになるような強い雨。窓の外のプロムナードにも歩いている人がたくさんいたのに、全く人通りが途絶える。お祭りの屋台はどうしたのでしょう?スピーカーから音楽を流していたのは、テントの中だったので、雨の中でも音楽は流れていた。しかし、部屋の窓からはお祭りの状況が見える位置ではなく(その分喧騒から逃れていた)、どうなってのかわからない。豪雨は15分ほど降ってから弱まったが、それでも17時ごろまで降っていた。その後もう一度雨が降る。しばらくして窓の外を見ると、プロムナードからホテルの敷地内に入ったところに警察らしき人が立っている。何かあったのでしょうか?19時半に夕飯を食べにNelson's Eyeへ。この日はもっともにぎわう日のはずで、スタッフもたくさん店内に居るが、店自体は大雨の影響でガラガラ。本来は10時に花火が上がるはずだが、その前なのにもうひっそりとしている。Seaside Festivalの屋台も多数がすでに撤去されている。結局花火は上がらず。あまりよい祭りにはならなかったようで残念です。


 2007年も同じホテルに泊まって同じJersey Seaside Festivalを楽しんだ。前年に結構陽に焼けたので、今年は日焼け止めを塗って、昼前に部屋を出て、お店を見て歩くと、デリバリー屋が出しているポーランド料理がおいしそうで、かつ食べたことがなかったので、それを食べることにした。ポークの首の肉を焼いたのに少しトマトソースをつけたパンをはさんだものと、シチュー&パンを購入。7.5ポンド。どちらも大変おいしい。シチューはザワークラウトのような酸味の強い野菜たっぷりのシチューでさっぱりしている。これにビール(ジャージーベストビター)を別の店で買って飲む。1パイント2ポンド。これは去年も飲んだけど、おいしい。食後また少しうろうろする。またホテルで休憩して、4時半ごろにまたホテルを出て、うろうろ歩き回って、またホテルで休憩。日焼け止めを塗っているのであまり焼けなかったが、日差しが強く、日に当たる場所は暑い。しかし日陰は風があって涼しい。

 去年とは違って音楽の人は少なかった。たまたま出て行った時間にそうだっただけかもしれないが。去年と同じ店アリ、違う店アリで、楽しかった。最後はやはり花火。今年の部屋は去年よりも花火が見やすい場所だったので、きれいに見えてよかった。


 Jersey Seaside Festivalは2006/7/29〜8/6まで行われているWet'n' Wild Weekというイベントのひとつ。泊まっていたFort d'Auvergne Hotelの前のHavre des Pas通りで最終日の8月6日に行われた夏祭り。Havre des Pasにはプールがあり、干潮時でも泳げる場所として100年以上前から有名な場所。ホテルでは、ホテルの宿泊者とそれ以外を区別するために宿泊者には専用のパウチしたカードをくれることになっており、親方たちも前日の朝にもらっていた。そのときに一緒にもらった案内によれば、Havre des Pas通りは朝7時から終了する夜10時半過ぎまで通行止めになる。今日がチェックインやチェックアウトの日でなくってよかったと思う。朝早い時間ならばタクシーに限って入ってきたようですが。これらのイベントの日程も知らずに自分たちの都合だけで日程を決めた割にはいい日程だった。

 7時から通行止めだということなので、そのころから準備が始まっているはずなので、朝の祭りの準備の様子を見に行く。すでにいくつかの屋台が設置されており、準備が始まっていたが、まだ設置されていない屋台も多かった。いすやテーブル、発電機などを設置する業者がいたり、道の上にオーストラリア国旗を取り付けているそばのホテルの人、警察のブースなどを見て、Havre des Pas通りの東端まで行って通行止めになっているところを見る。そこから砂浜に下りて、去年もあった砂の紐状のものがあるのを見る。どうやらゴカイの一種らしいのだが。今度は戻ってホテルを通り越してHavre des Pas通りの西端まで行く。浜に下りるところでは軍隊の人らしいのが10人弱で集まっている。海岸沿いのプロムナードを通ってホテルまで戻ってくる。

 お祭りの開始予定時刻の10時過ぎにまたHavre des Pas通りを歩く。ホテルの横の砂浜では、軍隊が展開。といっても、ひとつはシャベルカーを子供に操作させる体験。もうひとつは金属探知機を使った宝探しゲームのようなもの。軍隊とはいえ平和ですね。これらは引き潮の時間しかできないためか、1時ごろには引き上げていった。Havre des Pas通りには屋台がたくさん出ているが、準備ができているところはまだ少ない。朝のこの時間は高齢者と子供が多い。屋台のほとんどはハンバーガー類とビールなどだが、綿アメが二ヶ所もあるのは驚いた。朝はまだ来ていなかった消防隊や救急隊もいて、消防隊はリモコンでイヌのぬいぐるみが乗った小型消防車を動かして子供らの注目を集めていた。オーストリア国旗をつけていたホテルのところでJersey Bitterを1パイント飲み、また道を戻る。プロムナードはアクセサリーや雑貨などのクラフト系の販売。個人で作ったものを個人で売っているようである。首をひねるようなものもあるが、F氏は気に入ったネックレスを見つけて購入。ニッケルのアレルギーに対応する商品と対応しない商品があると、きちんと説明して販売しているので、出店とは思えないとは、F氏の感想。連日通っているレストランNelson's Eyeの前を通ると、今日は10時からやっているが、さすがに客は数組が飲み物を飲んでいるだけでスタッフも余裕があり、我々を見つけて声をかけてくる。小さな広場(Boat Deckという名前のはず)でギター二本を演奏している人たちがいてしばらくそれを聞く。フラメンコなどだが、4、5歳の小さな子供がそれにあわせて自由に踊っているのが見事。リズム感がすばらしかった。しばらく演奏を聴いてから、どこの屋台がおいしそうか眺めて歩く。結局とりあえず一軒だけあった中華(あとでわかったのは、実は中華も出すタイ料理屋だったみたい)の屋台で炒麺とサティを購入。各5ポンド。それと隣で缶ビールも購入。Havre des Pas通りは混んでいて座る場所などないので、ホテルの横まで行ってベンチに座って食べる。驚いたことにサティの鶏肉の上にたっぷりかかっているのは甘いピーナッツ系のソース。まずくはないんだけど、サティの下にあるごはんとは特に相性悪し。大体下にごはんがあるとは想像してなかった。それよりもひどいのは炒麺。Cardiffでもひどい炒麺は何度か食べたことがあるが、これは最悪。麺は全く腰などなく、ぼろぼろと崩れる。味は極端に濃いだけ。ここまでまずいものを5ポンドで売っていることに驚くとともに、それを買って食べている人がたくさんいるのも驚き。結局半分以上残す。しかし、これで食欲をなくして、これで昼食は終了。前日までは午前中は薄曇りでそれほど日差しは強くなかったが、今日は朝から快晴で、3時間ほど外を歩いていただけなのに日差しが強く、日に焼けて少し肌が痛くなりかけ。一度ホテルに戻って少し休むことにする。

 4時ごろにまたHavre des Pas通りに出る。このころになるととんでもない人出で通りを歩くのも大変。まずプールへ。まだ日差しは強いが、水温は18℃だとかで冷たい。それでもたくさんの人たちが泳いでいる。プールの上側のデッキでは音楽をやっているほか身体を焼いている人もたくさん。見ていると、前日乗ったようなRIBがやってきて浜で人を乗せてまた海に出ていた。しばらく眺めてから、通りに戻る。昼にはいなかった歌を歌っている人や、バルーンアートの人なども出てきた。浜にもたくさんの人が出ている。暑いのでソフトクリームを買う。ジャージー牛のミルクを使っているのでおいしい。F氏はコーンではなくカップに入れたものを食べていたが、一番下になにか丸いものを発見!食べてみるとチューインガムだそうな。ソフトクリームの底にチューインガムねえ・・・。よくわかりません。Boat Deckのところに行くと、今度はスチールドラムを中心とした演奏。ここでも音楽に合わせて踊る子や、音楽に無関係に歩き回る子、小さい子を相手にしているエキセントリックなラテン系のおばあさんなどを眺めながら、ベンチに座ってまたしばらく聞く。それからプロムナード沿いのホテルの庭のいすに座って、プロムナードで演奏しているアコーディオンを聴きながら、しばらく海を眺める。しばらくしてアコーディオンもやめたので部屋に帰る。

 祭りが盛り上がるのはやはり夜。祭りの最後の花火は10時ごろから。プールの上にあがると聞いたのでホテルの部屋の窓から見られるはずなので部屋で待つが、ワインが効いてついウトウト。しかし10時に花火の音で目覚め、あわてて窓から眺める。プールの上に上がった花火はシンプルだがよかった。10分もせずに終わり。

プロムナード
海沿いのプロムナードでは手作りクラフトの販売などが行われている
プールからHavre des Pas通りを見て
プールからHavre des Pas通りを見て。朝は人もそれほど多くないが、午後からは大混雑していた
プールのデッキの上でのバンド演奏
プールのデッキの上でのバンド演奏

バルーンアート
バルーンアートで作っているのはバットマンハット

Boat Deckでのスチールドラム演奏
Boat Deckでのスチールドラム演奏

花火
花火


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