ジャージー旅行記(2023.9.6〜9.13)

Jersey旅行の準備

 新型コロナウイルス感染症の位置づけが変わったのは2023年5月8日から。3月にはそうなることはわかっていたので、それを前提にして3月末から今年の計画を立て始めました。これで入国時の手続きなども以前のように戻るし、考える必要がなくなります。
 F氏との日程を検討の結果今年も9月に行くことにして、まずは航空会社とフライトの検討をした。今年もまだウクライナとロシアの戦争は終わりそうもなく、ということは去年と同様の遠回りでのフライトになると想定できました。調べると去年と同様でヒースロー空港LHRからJersey空港へのBritish Airways(BA)のフライトがあるのでこれは乗り継ぎに便利です。特にBAまたは同じワンワールドのJALでLondon Heathrow(LHR)に行けば、LHRでの乗り換え時に一度荷物を受け取ってまた預け直す必要がないので面倒がない。しかも調べると、Jersey空港へのBA便はTerminal 5から出発するが、羽田からのBA便も同じTerminal 5に到着する。しかし、羽田からのJAL便はTerminal 3に着くので、ターミナル間の移動が必要になる。また、JALには羽田を真夜中発の便があって、欧州に早朝に着くので効率的に動けるが、この真夜中発のJAL便にはPremium Economy席は設定されていない。去年高いけれどPremium Economy席を使ったら、空港でラウンジをゆっくり使えたし、いつもより長時間のフライトでも疲れが少なく移動できたので、長時間のフライトとなる今年もできればPremium Economy席にしようと考えていたので、結局羽田8:50発のBA便を選んだ。
 LHRには同じ日の15:30に着く予定なので、18:15発のJersey行に乗れるとは思った。最近はイギリス入国も日本人は自動改札で入国できるから以前のように長時間入国審査にかかるようなことは考えづらいし。ただ、長距離フライトは何が起こるかわからないし、このところF氏が足の調子が悪くて、急いで走るということは難しいので、少し余裕をもちたいということで、LHR19:20発で20:25にJersey着の便にした。これにするとJerseyに着いてから温かい夕飯を食べるのは難しいので、LHRのTerminal 5で夕飯を食べる計画ですが、去年Terminal 5に行った際にはおいしそうな店もあったので、それもよいと考えました。
 もう一か所フランスに寄って帰ることにして、帰国はシャルルドゴール空港(CDG)からのJAL便にしました。
 去年は旅行代理店を通して飛行機のチケットを買うメリットがなく、特に過去のよかった担当者が辞めた後の後任者が全然だめだったので、以前の担当者にお願いして違う支店の有能な人を紹介してもらいました。そうしたらこの人は実にてきぱきと作業をしてくれて、たいへんよかったでした。やはり担当者に依るなあ。
 ホテルは去年と同じHavre des Pasにあるオマルーホテル Ommaroo Hotelにしました。また海の見える部屋にしました。

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9/6 ジャージー到着とウイスキー

 日本からのBA便は、1)BA発券だったので羽田空港でJALのラウンジが使えなかった、2)機内食があまりおいしくなかった、3)トイレのトイレットペーパーがなくなることが頻出し、CAに言わないと補充してくれない、4)長時間フライトの途中で席まで軽食や飲み物を持ってきてくれることはなく、一番後ろまで行ってもらうしかなかった、5)席で出たカップなどのごみ類もほとんど回収に来ない、など不満が多かった。到着ターミナルで移動が便利というメリットはあるが、来年どうするか考えどころだと思いました。ただ、15時間のフライトでもそれほど疲れなかったのは、Premium Economyのおかげでした。高い料金を払ってよかった。
 ヒースロー空港のTerminal 5で移動を間違えたために、少し時間の余裕がなくなる。あと親方がなぜか入国審査の自動改札に通れず、人による入国審査の列に並ぶことになり、これも時間のロスになった。考えていたフォットナムメイスンのバーに行ったら空席がなく、時間の余裕があったら少し待ってもよかったのだが、余裕がなかったのでしかたがなく、温かいラップとコーヒーを買って待合の椅子に座って夕食。ちょっと寂しい。あとでわかったけど、パブもあったので、そこに行けば暖かいまともな料理が食べられてよかったかも。まだTerminal 5の経験が少ないのでよく調べないといけないですね。18:30に出発ゲートが案内される。去年は遠い端だったが、今年は比較的近いA4ゲートでよかった。A4ゲートに行くとA4aとbの二か所のゲートに分かれていて案内板には何も書かれていない。片方には乗客がおらず、もう片方にはたくさんいたのでそっちに行ったら、違う便でした。空いているほうに行ってバスに乗って駐機場の飛行機まで行く。飛行機は空いていて余裕でしたが、この便利なヒースローとジャージーの便がなくなっては不便なので、ほかの日はたくさんの乗客がいることを祈っています。ほぼ定刻の8時15分に着いたが、荷物がなかなか出てこず、空港を出たのが8時50分ごろ。
 タクシー乗り場に行くと6組ぐらい並んでいるが、タクシーは一台もいない。タクシー乗り場にはタクシー会社の電話番号が書かれていて、それやアプリで個人的にタクシーを呼んで乗っている人もいたが、悩ましいところです。まあ、待っていればそのうち来るだろうと待っていると、タクシーはときどきやってきて、9時ごろにタクシーに乗れて、去年も泊まったOmmaroo Hotelに。朝家を出てからホテルに着くまで、約24時間半かかりました。疲れた。タクシー運転手に少し余計にチップを払って、ホテルの入り口の高い階段の上までスーツケースを持ち上げてもらった。チェックインしてフロントの女性と話し、去年も来た話をすると、去年とほとんど変わったことはないといわれる。まあ、そうでしょうね。また、土日がSeaside Festivalなので、目の前の道Havre des Pasが有料イベントとなり、登録者以外は入れなくなり、またホテルに宿泊者以外が入ってくることを避けるためのリストバンドも渡してくれる。中を見るとひとり2本ずつあって、黄色がこの地域の居住者を示すもの。青がこのホテルの居住者を示すものだそうな。
 部屋は日本流でいう3階の16号室。今年もエレベータに乗る前に3段の段差を上がる必要があって、スーツケースの移動が大変。またエレベータは小さいので二人とスーツケースは一度には乗らないので、一人ずつ乗り込み、3階へ。3階に行くと今度は3段の下り階段。相変わらずバリアフルです。複数の建物をくっつけているからねえ。部屋は去年の2号室よりは少し狭く、天井も低い。収納も少なく、長期滞在の我々にはやや使いにくいが、3階なので眺めは去年よりよい。
 スーツケースの中のものを部屋の収納に入れて、シャワーを浴びてから、ヒースロー空港で買ったアイリッシュウイスキーを寝酒で飲む。これもヒースロー空港で買ったつまみである、ナッツ類やポテトチップスなどとよくあっておいしく、満足感がすごく高かった。実は出発前の羽田空港でもポテトチップスをつまみに日本のウイスキーをロックで飲んだのだが、丸い氷の本格的なもので、しかもポテトチップスとよくあってすごく満足したのだが、この出発前と到着後の2つのウイスキーとおつまみが、この24時間強の旅で最も満足感が高い飲食だという結論に達しました。11時過ぎに眠る。

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9/7 定番のJersey ZooとLa Capannina

 疲れていたから結構よく寝られて、5時過ぎに目覚めて起きだす。ベランダにでて少しずつ明るくなっていくHavre des Pasの風景を眺めながら紅茶を飲むと、ああ、ジャージーに着いたんだなと実感しました。お散歩に行こうかとか思ったのだが、結局行かずに7時半に食堂に行って朝食。朝食も去年と同じですね。いつも通りおいしい。
 部屋に戻って支度をしてホテルを出て目の前のバス停に向かおうとすると、なぜかそこを通るはずのない1A番のバスが丁度出るところで乗れず。時刻表を見て8:40発の1番のバスに乗ろうと思ったのですが、その2分ほど前です。あとでネットで調べてわかったのですが、1Aのバスは平日の朝の通勤時だけこのルートに変更になるのだそうな。知りませんでしたし、相当詳細に調べないとそのことはわかりません。乗ろうと思った8:40のバスは5分ほど遅れてきたが、満席で乗せてもらえず。ですが、次の8:52のバスはほとんど遅れずに来て乗れましたし、座れました。クレジットカードで一回の運賃を払ってバスステーションへ。バスの中から以前の定宿フォートオバンホテルFort d'Auvergne Hotelの跡を見ると、まだ工事中でした。初めの計画では2023年の春には完成予定だったはずなので、外観はほとんどできているようですが、内部はまだ全然できていないようです。外観は海沿いの部分はだいぶ変わりましたが、Havre des Pas通りに向いた方は以前の雰囲気も大分残っているようです。
 バスステーションで7日券を購入。一人35ポンド。バスステーションから9時15分発の3番のバスに乗ってJersey Zooに向かう。今年は長距離歩くことが難しいF氏のためにスクーターを借りたが、これが快適でF氏も疲れずに見て回ることができた。お昼ご飯は入り口横のCafe Fireflyでおいしく食べる。今年はお土産はあまり見るべきものが見つからず。出ると14:30の13番のバスが待っていたので乗り込む。ただ、このバスが混んでいたのとすごく車内が蒸し暑くて不快でした。走れば少しだけ涼しくなるのですが、止まるとすごく暑い!しかも途中でたくさんの小学生が乗ってきて、これが大声で騒いでうるさいうるさい!実に不愉快なバスでした。
バスステーションに戻ってまだ3時で、まだ早いのとあまり疲れていないのとで、King St.のMarks & Spencerに買い物に行くことにする。親方は、水や小さなボックスティッシュなどを購入。F氏は靴と服を購入。しかし、元気だったはずのF氏の足が痛みだし、ちょっと無理があったようです。なんとかバスステーションまで戻って、4時45分発のバスホテルに戻る。実は1本前の4時半のバスに乗れたのですが、客が多くて座れそうもなかったので足の痛いF氏の体調を考えて1本遅らせました。このバスも満席です。この路線は使う人が多くて満席のことが多いです。バスステーションでは、電光掲示板に今度の土曜日はHavre des Pasとその周辺には1番のバスはいかないとアナウンスされていたのですが、お祭りで日曜日もSeaside Festivalバスが止まるはずなのになぜ土曜日だけなのでしょうか?よくわかりません。
 ホテルに戻る。昨日は部屋にお菓子が置いてなかったが、今朝枕元にチップをおいておいたからか、お菓子が用意されている。シャワーを浴び、親方は洗濯をしてから着替えて、日本からメールで予約してあった La Capanninaに向かう。1番のバスでSnow Hillまで行って歩いて向かうと、通りのあちこちで店の前にイスとテーブルを出して飲んでいる客のいる店をいくつも見る。去年などはなかった光景です。木曜日の夜にしては客が多くないだろうか?特別な日でもなんでもなかったようですので、客が戻ってきたのでしょう。
 7時にLa Capanninaに入って皆に挨拶し、おいしい料理とおいしいお酒を楽しむ。帰りに土曜日と火曜日に予約をお願いする。一杯なのかもしれませんがなんとかしてもらえました。タクシーを呼んでホテルに帰る。

仲間を威嚇するゾウガメ
仲間を威嚇するゾウガメ

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9/8 買い物とタイ料理とポルトガル料理

 昨日は夕方に街中を歩いて、その間に外でタバコを吸っている人がたくさんいたためにタバコの煙を吸わされた。その影響もあって、F氏は夜中に咳が出てよく寝られず。また足の痛みも出る。4時ごろに足のマッサージをしたら、ようやく寝られるようになって、結局F氏は8時半までよく寝られたようだ。日本に仕事の連絡などしたりしてから、9時15分に朝食に行くと、目玉焼きとかは黄身の崩れたのとかが少し残っているだけだし、焼きトマトも同じような状況で、朝食時間の最後のほうになるとこうなってしまいます。とはいっても満足の朝食です。F氏は今朝はポリッジを食べる。部屋に戻って、仕事の連絡の続き。日本は金曜日の夜6時を過ぎた時間なので、週末の前に連絡するならここなので。
 11時前のバスに乗って街の中心部へ向かい、Snow Hillで降りる。いつも行っているF氏のお気に入りのQueen St.のMonsoonに近づくと、ウィンドウケースに服が見られないなど、店がやっていないように見える!店の前に行くとKing St,に店が移転したと張り紙が。よかったです、なくなったのではなくて。その住所を目指して歩くと昨日来たMarks&Spencerの比較的近くだった。そこで買い物をするF氏とは別れて、親方は友人や自分たちへのおみやげを探しに。去年買ったGin Chocolateを探すも見つからず。追加のPiccalilliと紅茶などを購入してMonsoonに戻ると、袋一杯の購入品をもったF氏と合流。
 それでも気に入った子供服はサイズがなかったと購入しなかったというので、去年も行ったBath Streetの子供服の店La Lilou Boutiqueに行く。オーナーにサイズと好みを言って相談に乗ってもらうと、これとこれの組み合わせはどうか、などといろいろとセンス良く提案してくれて、F氏の好みにマッチしたようである。去年も同じだったが、この店はオーナーのセンスが良くてすぐに良いものが見つかる。Jerseyが好きだという話でポーランドからの移民の店主と盛り上がり、なぜJerseyに引っ越してこないんだといわれるが、日本で稼いでいるからJerseyに来られるのです。この店主ともまた来年と言って別れる。これですべて買えた!とF氏は言って少し座って休んでから、お昼を食べにPark Houseに向かうが、その途中で店先に夏服のセールをやっているのを見ては、気に入りそうなものを見つけて、結局あと2か所の店で服を購入。
 そうこうして12時40分ごろにPark Houseに到着。おいしく食べて飲んで、また来年と言って店を出る。
 F氏の足が痛いので、例年だと20分ほど歩いてホテルに帰るのだが、店の前のバス停からバスステーションに行って、そこから1番のバスに乗ろうと考えた。ところが全然バスが来ない。調べると、時刻によっては短い時間に3本ほど続けて走るが、空くとしばらくこないらしく、次のバスまで30分ほどありました。しかもそのバスも15分遅れて到着。その後ろにもう一台バスがきたけど。F氏は座って待っていたとはいえ結局暑い中で長時間待って疲れてしまったようだ。バスステーションでF氏に待っていてもらって、親方は町の中心部に行ってATMで現金を引き出す。なにせ、明日からSeaside Festivalで、そういうところは現金払いでしょうからね。バスステーションに戻ると相変わらず1番のバスは客が並んでいる。座れそうもないけど、それに乗ってみようと乗ったら、やはりF氏には負担だったようで、次回からはやはり1本待とうという話になった。しかもHavre des Pasの停留所の前でボタンを押したけど反応せず、通り過ぎてしまって、次のバス停から歩いて戻ってくることになって、よいことがなかった。F氏は疲れ切っていて、部屋に帰ったらシャワーを浴びようとか言っていたのに、それも疲れてしたくないと、ベッドで倒れこんでいた。親方は近くの店まで水を買いに行ってくる。
 しばらく休んで、7時過ぎに近くのMoitas Bistroに歩いていく。予約していなかったが、今朝見かけたので来ると予想してくれていたそうな。おいしく食べて飲んで、歩いて帰ってくる。このころには明日からのSeaside Festivalの準備と思われる作業も少しずつやられている。部屋に帰ってすぐにそとで花火の音がする。明日からのSeaside Festivalの花火でしょうか?そこそこ大きな花火もありました。9:27から3分間で終了。どこかにこういうイベントのスケジュールが出ているのでしょうか?シャワーを浴びて寝る。

子供服屋La Lilou Boutique
子供服屋La Lilou Boutique

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9/9 Seaside Festival 1日目

 気温が高いだけではなく、昨日の夜食べたニンニクなどのせいで身体が熱いので寝苦しい。扇風機を工夫したり、窓の扉を何度か開閉して部屋の空気を外の空気と入れ替えるなどしたら、少し涼しくなって眠れる。6時過ぎに目覚めると、ちゃくちゃくと窓の下でSeaside Festivalの準備が進んでいる。12時からですが、様々な準備で大型のトラックも入っていて、朝からバスなどは通れません。しばらく眺めてから、朝食を食べに行く。Seaside Festivalで出入りが制限されるためか、8時前にはすでにチェックインやチェックアウトの客がフロントのところにたくさん来ている。
 朝ご飯をおいしく食べて、少しホテルの外をお散歩して、準備の状況を眺める。部屋に戻ると、すぐにドアをノックされる。スタッフが顔を出して、部屋の掃除をどうするかというのですぐにお願いする。その間にベランダにいて外を眺めている。今日は基本部屋にいたりSeaside Festivalを楽しんだりの予定なので、どのタイミングで部屋の掃除をしてもらえるか悩ましかったので助かりました。しかし、Don’t Disturbの札がないのはどうしてかねえ。ほかの部屋にかかっているのを見て、より一層わからなくなりました。お掃除が終わってからF氏はお部屋で洗濯。
 その後すこし部屋でゆっくりしてから、手首に黄色と青の二本のリストバンドを巻いてから12時にホテルを出てSeaside Festivalを見に行く。ビールとローストした豚のサンドイッチ、それにパエリアでお昼ご飯。なお、このSeaside Festivalでは現金じゃないと支払えない店がほとんどだと予想していましたが外れました。ほとんど店でカードやスマホでの支払いが可能でした。もうこうなっているのだねえ。
 パエリアもおいしいのだけど、日差しが強くて暑い!ということで、2時にホテルに戻ってくる。ホテルもエアコンはないけど、部屋に戻れば扇風機があって涼しいからありがたいです。つまみとすこしアイリッシュウイスキーを飲む。それからリストバンドをしたままシャワーを浴びて少しお昼寝。暑いので参ります。はじめは部屋のベランダでのんびりSeaside Festivalの様子を眺めて過ごそうとしていましたが、日差しが強くて暑く、そういう気にはなりませんでした。
 夕方に着替えて予約していたLa Capanninaに向かう。親方は長そでシャツにジャケットを着ていきますので手首に巻いたリストバンドは見えませんが、F氏はリストバンドを見せた状態での夕飯になります。Havre des Pasのバス停にはバスが来ませんので、一つ先のBeach Loadのバス停まで歩いてバスに乗ると、Havre des Pas方面に曲がらずにまっすぐ進んでバスステーションに向かいます。またいつものSnow Hillで降りる。バスの運行状況がわからなかったので少し早めに出たため、このまま店に向かうとさすがに早い。ということで、Snow Hillのバス停横で座って話をしていたのですが、近くにやや無頼な感じの男性が集まってきて話をしている。F氏曰くヤクの売人じゃないかと。あまりかかわらないほうがよさそうだと、店のほうに歩きだし、それでもまだ早いのでQueen St.にあるベンチで少し座って話をして時間をつぶしてから、店に向かう。
 La Capanninaでおいしく食べて飲んで、タクシーで帰る。夜中もずっとHavre des Pas は通行不可だが、ホテルの裏側の道は通れるので、そこにつけてくれ、裏口からホテルに入る。もう10時を過ぎていて、基本的にお祭りは終わりで、部屋から見てももう人はまばらになっている。明日も使うのでリストバンドをしたまま眠る。

ホテルのバルコニーから見たSeaside Fest
ホテルのバルコニーから見たSeaside Fest

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9/10 Seaside Festival2日目とPark Houseのママ

 昨日は大混雑の時間ではなく、まだ早い時間しかいなかったが、それでも野外のイベントなのでタバコを吸う人が多く、F氏はやはり夜中に咳が出てつらかった模様。朝起きると外は雨模様。天気予報でも9時前までは雨模様でそれからは晴れる予報だが、思ったより強く降っていて気温も昨日より低い。
 朝食後に毎日朝にフロントにいるスタッフが、朝食後に通り過ぎようとしている我々に、日本人?昨日Park Houseに行った?と聞いてくる。行ったのは一昨日だけどなんでそんなことを知っているのか?と思っていると、どうやらPark Houseのママと知り合いらしく、どこに泊まっているのかを聞かれてOmmarooだと答えたので、伝えたらしい。昨日の朝バス停でバスを待っていると、出勤中の違うスタッフから昨日City Centerにいただろう。見かけたよ?と言われたし。本当に狭い島です。
 今日は日曜日なのでバスが少ない日で、バスステーション発10:10の22番のバスJersey Pearlに行こうかと言っていて、そのためには9:20頃のバスに乗らないといけないのだが、まだまだ雨は強く、行くのを逡巡する。部屋で天候を様子見しているが、なかなか天候が良くならない。次の22番のバスは11:10発で、それに乗るためにはホテルを10:30過ぎに出る必要があるが、10:20でもまだ結構降っている。このまま何もしないのももったいないし、基本的に天気は良くなる方向なので、とりあえず出ようと10:30にホテルをでると、なんと雨がやんでいる!実にラッキーでした。
 Beach Loadのバス停から1番のバスに乗ってバスステーションに行き、22番のバスに乗り換える。22番のバスは2階建てバスだったので、2階に座って外の眺めを楽しむ。屋根があるバスなので雨は心配ないが、窓を開けても蒸し暑い。今日はJersey Pearlで降りる客は多い。ざっと見るが、F氏の特に気に入るものはない。お昼食べて、結局パールは買わず、13:15発のバスに乗って、コルビエ灯台まできたころ、少し小雨が降ってきていた。そこで、コルビエ灯台バスを降りるのもやめてバスステーションに戻る。
 バスステーションでは少し天気も良くなりそうだったので、1番のバスに乗って海沿いの眺めを楽しみながらGorayへ。Gorayでは日も差していいお天気になりました。20分ほどGorayの景色を楽しんで、また1番のバスに乗ってHavre des Pasを目指す。バスステーションからGorayに向かった際には、Havre des Pas通りの角の近くにバス停があってそこで降りる人がいたので、Beach Loadのバス停の次のほうが実はHavre des Pasに近いのだろうと考え、Beach Loadのバス停で降りる人がたくさんいるにもかかわらず、次のバス停まで乗っていこうと考えました。ところが、Beach Loadの次はずっと先で途中にはバス停はなく、遠くまで連れていかれることになってしまいました。やはり地元民がBeach Loadで降りるのは正解だったようです。行きと帰りで違うルートを通るようなところは分かるのですが、往復で同じ道を通るのに、片方にはバス停があって、もう片方にはバス停がないなんてことがあるのですねえ。想像もしていませんでした。
 Havre des Pas通りの角の店で水を購入してから、Havre des Pas通りへ。途中のゲートではリストバンドを見せると問題なく通してくれる。初めて入る人の場合は簡単とはいえ手荷物検査もしているのにホテルの客のリストバンドですからね。
 ホテルにはすぐには帰らずに、混雑した祭りの雰囲気を味わう。日も出て暑くなっているのでアイスクリームを買おうと3時過ぎに並んでいると、突然聞いたことのある声!なんとPark Houseのママが、店で働いていた若い女性(ママの娘らしい)と、男性と3名でいたのでした。いつもの、キスしたり抱き合ったりのあいさつ。いやあ、この混雑の中で良く見つけますねえ。昔も同じHavre des Pasを歩いているときに会ったから、たぶんこの近くに住んでいるのだと思います。アイスクリームは、バニラとラムレーズンを購入して食べる。濃厚でおいしい。暑いからより一層おいしいです。それからホテルに戻る。ホテルの入り口ではホテルの宿泊者以外は入れないようにして・・・と聞いていましたが、特にチェックする人もおらず。部屋に戻って、またシャワーを浴び、親方は洗濯をして、少し休んでから、メールで2週間ほど前に7時で予約しておいたギリシャ料理の>De L'Etangへ。
 日曜日はLa Capanninaが休みなのと、この祭りの有料エリアにあるレストランなので混むだろうと予想してここを予約しておきました。中へ入って予約をしている旨を話していると、また聞いた声の人が抱き着いてきます!はい、Park Houseのママでした。3人で座って食事をしていたのでした。ホテルで、ママはどこへ行ったかねえ、レストランの隣の席にいたら笑うよねえ、と冗談で言っていたのでしたが、本当にいましたね。おどろきました。去年と同じMezeをおいしく食べて。ママに挨拶して店を出る。
 この日のSeaside Festivalは20時終了なので、もう通りには客はほとんどおらず、片づけを始めているスタッフばかりになっている。祭りの最後に花火が上がるのじゃないかと予想しましたが、上がりませんでしたね。それとも昨日の夜に上がったのかな?ホテルまで歩いて戻り、ホテルのバーでグラス一杯の氷をもらい(チップを置いた)、部屋に戻って、少しアイリッシュウイスキーをなめてから寝る。

Seaside Festの終了直後
Seaside Festの終了直後

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9/11 買い物などのんびり過ごす

 祭りの喧騒も終わって月曜日の朝。窓から下を見ると、砂浜には昨日の名残はあるが、道路上からはほとんど邪魔者はなくなっていて、バスも通行できるようになっている。気温も涼しくなって、すごしやすくなってきた。昨日は人ごみの中を歩いたので、特にたばこの害がひどく、F氏は夜中ずっと咳をしていてよく眠れなかったようだ。昨日着ていた服にタバコの煙が付いていて、それが咳の原因になると、朝になってから洗濯をしてタバコの煙を落とすと少し楽になったらしい。
朝少し仕事をしてから、10:26発の1番のバスに乗り、Snow Hillで降りる。Google Mapで出てきた革製品の店というのに向かったが、行ってみるとそんな店は影も形もない。情報が古かったようです。近くのスーパーでインスタントスープを購入。また、マーケットの中のジャージー産品を扱っているお土産物屋に行くと、先日見つからなかったGin Chocolateを見つけてお土産として購入。また、近くの服屋に入り、F氏のお土産の服を購入。F氏にはQueen St.のベンチで座って待っていてもらって、親方は今年三度目のMarks&Spencerへ向かう。先日かった中にあった、サラミにトリュフの香りがついたおつまみが、食べてみるとおいしいし珍しいのでお土産にたくさん買おうと。ところが行ってみると先日置いてあって場所にはなくなってクリスプス(日本でいうポテトチップス)になっていました。ほかも探したけどどうしても見つかりません。残念です。F氏と合流すべくベンチのところに戻ると、女性に話しかけられる。同じホテルの宿泊客で、向こうもこっちの顔を覚えていたのだそうで、話しかけたそうです。バスステーションの方角がわからなくなったとのことで、あっちのほうと教える。
そこから近くのCock & Bottleという名のパブへ。パイ好きのF氏だが、最近イギリスやジャージーで本当のパイを食べさせるところがないと日々嘆いているので、どこかないかと探した末に見つけたパブだったのです。ネットではここにはPie of the weekというメニューがあるということで、たぶんちゃんとしたパイが食べられるのじゃないかと期待してやってきました。ビールとご飯を食べて満足して店を出る。
Queen St.を歩いてF氏がジャージーをモチーフにしたネックレスを買い、Snow Hillでバスに乗ってバスステーションに行き、13:45発の1番のバスに乗ってホテルに戻ってきた。
帰ってくるのがちょっと早かったようで、部屋は掃除などはできているが、タオル類がまだ備え付けられていない。スタッフがすぐに持ってくるからと言っていったが、すぐには来ないので、F氏は洗濯を始める。旅が長いし、予想以上に暑いので汗をかいていますし、半袖の服が足りなくなります。それからシャワーを浴びて少し昼寝。  歩いてMoitas Bistroへ。今年は頼んでいないのに普段はおいていないムールを用意してくれていて、感激しました。おいしく楽しく食べました。歩いてホテルまで帰る。
夜中にF氏が腹痛を起こす。原因として考えられるのはムールだねえ。いくつか殻が開かなかったものはあったけど食べなかったし、火は通っていたし、貝毒だったのだろうか?

Best BitterとLongboad Lager
Best BitterとLongboad Lager

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9/12 出発前日にあちこちで海を眺める

 少し天気がよくないが、なんとかもっているようです。気温もだいぶ下がった。明日は早朝出発なので最後の朝ご飯をおいしく食べる。さすがに週末よりは宿泊客もすくないようです。朝食後に明日の朝のタクシーをフロント経由で予約してもらうように依頼する。個人ではちゃんと来てくれない可能性がゼロではないが、ホテルに依頼されればそれを勝手にキャンセルなんかできませんから、ホテルから依頼する。その場で電話をしてくれるが、一か所は電話に出ず、次に電話したところは予約が入っているという。ということで、予約しておくからと言われるので、チップだけ置いておく。最後の日にどこに行こうか悩んで、コルビエ灯台 Corbiere Lighthouseに行こうと、まず1番のバスでバスステーションに行ってから、12aのバスに乗って、コルビエ灯台に行く。このバスならSt. Brelades Bayを通るので、窓から眺める。途中で運転手となんだか話している客が、停留所のないところで降りたと思ったら、反対側から来た23番のバスに乗り込んだので驚きました。なんだったのでしょう?コルビエ灯台に着いたのが12時少し前だったので、Corbiere Phare Restaurantで食べるか、店の前でメニューを見たが、あまりピンとこず、ほかで食べることにして、、コルビエ灯台を眺めて過ごす。F氏は足がまだ痛いので、持参した折り畳み椅子に座って眺める。潮は引いているがしばらく眺めていると少しずつ満ちてくる。平日でかつ、少し涼しい天気なのでか、観光客は多くはない。いくら眺めていても飽きないが、お昼を食べに1時前の12aのバスで戻り、St. Aubinで降りる。
 以前にも行った>The Old Court House Restaurantに。前菜は食べずにメインを食べて、デザートをどうしようかって時に雨が降り始めて、あわてて屋内に移動する。チーズプレートとポルトをもらって楽しむ。食べ終わるころには雨が止んで、St. Aubinのバス停に戻り、バスステーション経由でホテルに戻った。
 フロントで確認したら、明日のタクシーの予約は取ってくれていた。ありがたい。部屋で、明日出発のためにスーツケースへの荷物の詰込みの第一弾をする。最終的には明日の朝しなければならないが、F氏がいろいろ買い物もしたから、どのスーツケースにどれを詰めればよいかのだいたいのあたりをつける。ホテルの部屋から海を眺め、La Capanninaのためにジャケットを着こんで、フロントへ。明日の朝早いのでチェックアウトは今晩中にしないといけないのでは?と尋ねると、食事から帰ってきてからでよいと。9時から10時になるけどと言ってもOKだと。端末をたたいて、これまでのところ追加料金は発生していないことを確認してもらった。
 またいつもの1番のバスでSnow Hillに向かうが、時刻表から10分程度遅れていたバスが目の前で行ってしまう。15分に一本のバスでこれでは、時刻表を確認してバス停に行くことに意味があるのかわからなくなってきている。いつもと違うルートを歩くなどのんびり歩いてLa Capanninaに到着。いつものようにおいしく食べて飲んで、帰り際にまた来年と言ってタクシーでホテルに戻る。ホテルに戻ったら10時を少し過ぎていて、フロントが閉まっている!車に10時になるかもと言っておいたのに。フロントでコールすると夜の担当者がでてきて説明すると、明日出発時で俺がチェックアウトできるから問題ないといわれる。できるのなら構いません。

コルビエ灯台
コルビエ灯台

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9/13 また来年

 3時半起床。さすがに寝不足ですが、仕方がない。スーツケースに荷物を詰めるが、7泊したから結構荷物は多く、全部積めるのに1時間弱かかる。重さも測ってどれも23kgに満たないことを確認し、鍵を閉める。空港の建物が開くのは夏は5時半だとのことなので、5時10分にタクシーを予約してあった。荷物が多いのにエレベーターが狭くて一度に運べないこと、しかも途中に段差があって、足が不調のF氏に負担が大きいこと、チェックアウトが必要なこと、などから5時10分前に部屋から荷物を運び始める。5時にフロントに行くと暗闇の中ですでに昨日話した担当者が待っていてくれる。結局カギを返して確認して、あっという間にすべてOK。ホテルの入り口まで見に行くとすでにタクシーがいる。我々が呼んだタクシーであることを確認して、荷物を入れてタクシーに乗る。
 このくらいの時刻のタクシーは話好きな人が多いですね。それとも早朝で話さないと眠くなってしまうからなのか。さすがに朝早いので全く問題なく空港まで到着したのが5時15分。さすがに早いですし、しかも早朝なので風が冷たく、半袖では寒い。しかも小雨まで降ってきて。まあ、屋根があったので大丈夫でしたが。結構多くの人が空港が開くのを待っている。開いたらすぐにBAのカウンタに向かうが、早くに入った人がすでに結構並んでいる。それでもそれほど待たずにチェックインと荷物の預け入れを完了。手荷物検査ではパソコンはカバンに入れたままでOK。親方は止められたが手やベルトやサンダルを拭いて機械で検査してももちろん陰性で問題なし。ただ、この直後に致命的なミスを。いったん捨てた水を補給するために給水機で水を汲んだが、その際にF氏の水筒の口元のパーツをどうやらここで忘れてしまったらしい!やはり3時半起で少し集中力が欠けていたでしょうか?
 空港内のCafe Ubeで朝食。昔は中華の炒め物とかもあったけど、いまはサンドイッチなどだけで、ホットのパニーニとミルクティーを買って食べて出発時刻を待つ。6時20分過ぎにゲート番号が出ると、そのゲートに向かう。我々の席は一番後ろだったので、通常は機体の後ろの階段を上って機内に入るが、F氏が足に包帯を巻いていて足を引きずって歩いているのを見て、階段ではなくスロープになっている前から乗ると楽だぞ、とか言ってくれる。観光客よりビジネス客が多いこの便は定刻7時5分に出発。雲が低いが、雲の切れ間からSt. Helierの街並みが見えた。LHRのTerminal5には定刻の8時10分に到着。


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