Corbiere Lighthouse(ジャージー旅行記)

 Corbiere灯台は島の西南の端にある。飛行機が西から侵入するルートの場合、Jerseyに着陸する寸前にも右にきれいに見える。

 Corbiere灯台周辺からは、晴れていれば南側にフランスも見える。また、北北西方向には、チャネル諸島を構成する、ガンジー島、サーク島なども見える。St. Ouen's Bayの眺めもよく、のんびりすごすにはよい場所である。

 Corbiere灯台に行くにはバスの12a番か22番を使う(2022年情報)。Corbiere灯台のあたりはバスは一方通行なので、バス停は一箇所である。12a番は終点だから問題ないが、22番は双方向のバスが同じバス停から出るので、乗り間違えないように気をつけることが重要である。12a番は日曜日を除いて23時台まで便があり、夏でも夜までいられるが、親方たちはいたことがない。

 2005年に行ったときは、このCorbiere LighthouseでEasylink(2005年当時の観光用のバス。現在は通常のバスと統合されている)のLink55のバスを降りたのが3時50分。高台にあるホテル(その後長期貸しの部屋になったらしい)からは灯台がよく見える。ホテルの隣にはこれまたひときわ大きなドイツ軍の作った見張り台がある。灯台のほうに少し歩くと西側の景色が開け、St. Ouen's Bayがきれいに見える。このころは日差しも強く、バスの中で暑かったので、アイスクリーム屋の列に並ぶ。なにせジャージー牛のミルクで作ったアイスクリームですので。店の親父がなにかばたばたやっているが列は一向に進まない。そのうちその親父が、「ソフトクリームを待っている人は、すぐにできるけど?」と我々に聞く。ソフトクリームにしようと思っていた親方たちは早速列の前まで行ってソフトクリームを購入。1つ1.10ポンド。ということはその他の人たちにはすべてコーンの上にアイスクリームを載せたものが好まれるんですね。その先のベンチでソフトクリームをなめる。おいしい。するとカモメが比較的近くによってきて、食べ残しがあったらもらおうという構え。困ったものですね、人に慣れすぎていて。カーディフでもゴミ袋をあさっているカモメもよく見る。カラスより大きいですので負けない。

 それからその先のSechsschartenturm Bunkerというドイツ軍の地下壕に入ってみる。特に入場料はない。まあ、見るものもほとんどないけど。でも、管理のための人はいた。地下にいける階段はあったが封鎖されていて行けなかった。そこを出てそこよりも岬の先端よりの地下壕M19 Mortar Bunkerに行く。入場料2ポンド。ここは砲弾の保管庫やベッドなど展示がいろいろ。そして、地下には通路が。その通路を行くとSechsschartenturm Bunkerの地下まで行く。しかし、上には上がれない。面白いけど何とかしてほしいねえ。

 2011年には、My ExplorerのBlueに乗って、Corbiere Lighthouse に10:25ごろに到着。ここで1時間過ごす予定だったが、潮が引いていて灯台へいけるのを見て気が変わる。急いで行けば1時間で往復可能だろうが、のんびり楽しむことが目的なので、2時間かけて往復することにする。灯台のところまで行くのは初めて。途中の道は整備されていて歩きやすい。その左右にはタイドプールができていて、そこを見ている人たちも多く、網を持っている人もいる。灯台のところまで歩いていくと、ベンチ等もあって眺めもよい。灯台には、Tourist Informationでチケットを買った人のみが特定の日時のみ入れるとのこと。いつか機会を見つけて入ってみたいものです。のんびり戻って、灯台が眺められるベンチに座って、前日買ったネクタリンをかじる。持ち歩いていたので少し痛んでましたが、おいしかった。少しずつ潮があがっているよう。2時間のんびり過ごしてバス停に戻る。

 ときどきこの灯台の中に入れるツアーをやっている。町の中心地のインフォメーションで予約する必要がある。2014年にこれに参加したいと尋ねたときには、1日12人程度の限定らしく、4日くらいあとの日しか空いておらず、行けなかった。どうしても行きたい場合には、電話などであらかじめ予約しないと難しいのかもしれない。

Corbiere Lighthouse
Corbiere Lighthouse。このあたりは難破の特に多かったところだそうな。右の方にドイツ軍の地下壕の何箇所か頭だけ見える。

引き潮時のCorbiere Lighthouse
引き潮時のCorbiere Lighthouse。歩いて灯台までいける。

灯台から陸地側を見て
灯台の足元から陸地側を見て。

St. Ouen's Bay
Corbiere灯台とホテルの中間から北のSt. Ouen's Bay方面を見て。湾の真ん中に小さく見えるのがLa Roccoというナポレオン戦争時代に作られたタワー。

見張り台
ドイツ軍の作った見張り台。現在は船のためのラジオ放送に使用されている。

地下通路
M19 Mortar BunkerとSechsschartenturm Bunkerとを結ぶ地下通路。左は食料などのための保管棚。

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