ジャージー旅行記(2014.9.8〜9.12)

Jersey旅行の準備

 今年もJerseyへ行こうと最初に検討を始めたのは3月下旬。とうとう今年で10年連続になりました。ここまで気に入る場所になるとはね。仕事の日程を考えたのと、La Capanninaが去年と同じ日程で夏休みを取るならお盆過ぎまでと想定されることを考え、今年は9月に行くことに決める。Jerseyへのフライトを調べると、去年とほぼ同じ状況。イギリスからの便は多いが、ヒースローからはない。ロンドンで一番便利なのは例年通りGatwickで、日本からロンドン経由なら空港間の移動が必要で、日本を出てその日のうちにJerseyに入ることはできない。また、Gatwick空港は使いづらく、日本からの直行便があるような空港の多くが、Gatwickへの直行便がないか極めて少ない。つまり、どこを経由しても日本を朝出てその日のうちにJerseyに入ることは不可能。それ以外の国からJerseyへの便も状況は同じで、相変わらずドイツからは土曜日のみ。あと要注意なのがBlue Islandsという会社の飛行機。パリ、アムステルダム、チューリッヒ、ジュネーブなどへの便があってうまくつかえそうだが、ここは荷物の制限が厳しく、サイズは最大81cm x 40.5cm x 35.5cmというルール。ANAの国際線の機内持ち込み可能サイズが、3辺のの和が115cm以内で、3辺それぞれが55cm×40cm×25cmを超えないというルールだから、預けられるスーツケースの幅は機内持ち込みサイズと同じ、厚みは少しだけ厚くてもいいけど、ということで、すごく細長い。普通に売られている、機内持ち込み用ではないスーツケースはだいたい無理だろう。この制限がなければこの会社も使いたいのだけどねえ。実際に空港で観たけど、使っている飛行機は小さかったから、あれでは大きなスーツケースは無理だねえ。
例年同様、アクセスを確認しながら、Jerseyとどこかほかの都市を組み合わせて旅することを計画する。去年のVeronaで観たオペラが楽しかったので、Veronaと近くのVeniceとを組み合わせることを考えた。Jerseyの前にイタリアに行くか、去年のように後に行くか検討したが、野外オペラが9月7日で終わることを考えて、日本からまずイタリアに行って、その後Jerseyに向かうこととした。
 VeronaからJerseyに行くのはGatwick経由が便利で、British AirwaysとFlybeがあったが、大差はなく、British Airwaysを選んだ。またJerseyのあとは例年のごとくパリに行ってから日本に帰る予定にしていた。例年と出発時刻は異なるが、Flybeを使えば一社で1回乗り換えでパリに行ける。経由地が異なって大差がない二通りの方法があったが、Southampton経由でOrly行きを使うこととした。

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9/8 10年目のJersey訪問

 Verona市内のホテルを9時前に出てタクシーで空港へ向かう。空港では、乗る予定のBA便のチェックインカウンターがどこかがまだ表示されず。しかし、すぐに丁度3時間前頃にチェックインカウンターの番号が表示される。いくと、乗客はまだ誰もいない。カウンターでチェックインだが、チェックイン時に持ち込む手荷物を見せろと言われるのは初めてかも。もちろん大きさだけ見て何の問題もなかったが。手荷物検査もなにも問題なし。出国はEU在住の他の大多数の乗客に比べて時間をかけてじっくりチェックしていたが、これも問題なし。ということで、ゲート前には2時間半前に着いてしまう。まあ、遅れるよりは早くいくほうが好みなので問題なし。FreeのWifiが使えないかと思ったが、e-mailアドレスの他に、携帯電話番号かクレジットカード情報を入れろと要求してくる。携帯電話は国番号に日本はないので選択不可。適当な番号を入力したら、はじかれてしまう。もちろんこんな場所でクレジットカード番号を入力するなんてことはあぶなくってできませんので、Wifiにつなぐことは諦めて、のんびり空港で待つ。9:55出発の予定通りに飛行機は飛び、London Gatwickへ。ここは久しぶりですが、ずいぶん新しくなりました。しかし、長距離歩かされた上に入国審査で長時間待たされるのはいつものこと。困ったものです。同行のF氏は、並んでいるときに後ろにいた人が飲み物をこぼして、それをカバンと服にかえられるという事態に。街中だったらスリかと思うところでした。ようやく順番が来て入国審査。帰国のチケットを見せなきゃいけなかったり、あいかわらず厳しい。特にイギリスでは女性の入国審査官は厳しいイメージがある。入国審査を終えたら着陸からもう1時間経ってしまっている。接続に余裕があるから問題ないですが。
 ジャージーの空港にはATMがなくていつもポンドを入手できないので、Gatwickの入国審査を出たところのATMでポンドを入手。去年のポンドを少しだけはもっていましたが。外に出て、今度は国内線に乗るために手荷物審査へ。今回は時間もかからず、何も問題なし。この時点で2時10分。まだ出発ゲートが表示されておらず、3時10分に表示されることを確認して、軽く食べることに。EATとかいう店で、Beefパイにマッシュ&グレービーをつけたものを買って食べたけど、普通においしかった。こういうのが手軽に買えて食べられるのはいいなあ。そうこうしているうちにゲートが表示され、そちらへ向かう。予定通り15:55出発。フライト時間が短いので、一番後方の席だった親方の席まではドリンクサービスがやってこないうちに降下を始める。まあ、特に問題なし。ほぼ予定通り16:50に着陸。
 飛行機から降りると、毎回見る光景だがスーツケースを飛行機から乱暴に投げ落としているのが見える。嫌な予感はしたが、あとでそれが現実になったことを知ることになる。いつものとおり公式のGuide bookであるWhat’s ONをもらって、預けた荷物を受け取って、タクシーでホテルへ。夕方で帰宅の時間なので混んでいていつもより少し時間がかかった。
 ホテルはいつものFort d’Auvergneホテル。フロントに行くと前から知っているフロント係。今年はJerseyへの旅行が10年目。ということはこのホテルにも10年連続で通ったことになります。ということで、F氏が空港で買った抹茶のチョコレートをプレゼント。喜んでくれました。宿泊のカードを書くが、パスポート等は見せる必要はないという。よくわかっていると。今年は木曜日にあるInternational Air Displayのためか、ベランダつきの部屋は予約時点で埋まっていた。なので、予約時にキャンセルがあったらそっちにしたいと伝えてあったので、ベランダの部屋がキャンセルにならないか見ていたが、申し訳ないがキャンセルにならなかったと言われる。残念ですが、そういう配慮をちゃんとしていることがうれしい。部屋は2階の17号室。相変わらず段差ばかりで、エレベータを使っても、たくさん段差があります。イギリス式に防火扉もたくさんあってスーツケースを運ぶにはいつものごとく不便。部屋はベランダつきの部屋より狭いねえ。スーツケースを2つ置く場所も悩んでしまう。スーツケースを開けると、嫌な予感が的中。スーツケースの中で厳重に梱包して入れてきたつもりのシャンパングラスが粉々になっていた。まあ、あそこまで乱暴に投げていたらそうなるでしょうねえ。親方が使っているのはソフトタイプのスーツケースだったし。残念です。手荷物で持ち込むべきだったようです。結構厳重にしたのですが。もらいものなので金銭面の被害はないけど、記念の品だったからねえ。荷物を少し整理して、いつもの店に水を買いに行ってくる。
 それからLa Capanninaに電話をすると今日はやっているそうなので、7時半に予約を入れる。ちゃんとした服に着替えて、タクシーを呼んでもらう。いつもは歩いていくのだが、移動で疲れていたからね。そのころにフロントにマネージャーがきて、少し話をする。歓迎してくれているのが本当によくわかってうれしい。タクシーでレストランまで行くと、店の反対側の古い教会が工事をしているのが見える。前からいい教会だなとは思っていたのですが、ずっと、老朽化して危険なので入場禁止だったのです。ようやく修理がなされるようでよかった。昔Gio's Restaurantがあったところがなにかのレストランになっているのを見てから、La Capanninaで食事して大満足。F氏はいつものデザートを食べて、タクシーを呼んでもらってホテルに戻る。移動で疲れた上にお酒で酔ったので、シャワーも浴びずに11時前に就寝。

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9/9 Corbiere Lighthouseにはなかなか入れない

 あまり熟睡できず、ゆっくり寝ている。起きてシャワーを浴び、服をいくつか洗濯してから、8時半に朝食。以前とは少し変わって、クロワッサンなど今までなかったパンが出るようになったり、輪切りの西瓜などがあったりですが、基本は何も変わりない定番のEnglish Breakfast。これをいただくと戻ってきたなあと感じる。朝食の際にほかの宿泊客を眺めると、やはり9月だからか、子供連れはほとんどおらず、高齢者ばかり。以前はこのホテルはイギリスから来た高齢者ばかりだったが、近年はドイツからの子供連れが増えた。しかし、以前に戻ったような客層。とはいっても、昔はひとり客のおばあさんが多かったが、今回はごく少数で老夫婦が多い。子供連れ客が居なくて高齢者ばかりなのでバルコニーつきの部屋が取れなかったんですね。
食べ終わってホテルのフロントで、Corbiere Lighthouseのツアーの予約をしたいというと話が通じず、よく聞くと貸し切りバスに乗って見に行くツアーだと思われていた。そうではなく、内部を見学するツアーがWhat’s ONに載っているので、それの予約をしたいと言ったら、それはここではできないので、Jersey Tourismで予約しろと言われる。ホテルの前から1番のバスに乗ろうとしたら、もうすでに10人が超える人が待っている。しかも9時45分に来たバスは満員との表示がある。一人だけ降りたので一人だけ乗せるというが、一人客はいなかったので誰も乗れず。このままでは次のバスにも乗れないのではないかと、ひとつ前のバス停まで歩いて移動しても、そこには8人ほど待っている。次のバスは空いていたので結果的にはホテルの前で待っていても座れたが。バス車内では一日券は買えるが三日券はないので、バスステーションで買えと言われ、バスステーションまでの片道料金を払って、乗る。バスステーションで三日券を買ってマップをもらってから、その裏のInformationにあるJersey Tourismへ。その反対側にチケット販売とか大きく目立つように書かれているので、F氏が間違えてそっちに行きそうになったが、そっちは民間業者。少し並んで、Corbiere Lighthouseの内部見学ツアーを予約したいというと、次は13日の土曜日にしか空きがないと言われる。予約リストを見ると1日12人程度の限定らしい。電話か何かで早めに予約しなくてはいけなかったのですね。残念ですが、来年以降にチャレンジしましょう。
 バス停に戻ると、主要観光地へ向かうバス停には長い列。トイレに行ってから、10分後の12aの列の後ろに並ぶ。我々はなんとか座れたのでよいが、ほぼ満員。いつも何人か降りるGlass Churchでは誰も降りず。Jersey Pearlで降りる人が一番多かった。親方たちはその先の終点まで行き、5分ほど外でうろうろしてから、折り返しのバスに乗り、。Jersey Pearlで降車。Pearlを眺めて回るが、また少し去年と違うユニークな製品が出ている。それから、12時になったのでここのCafeでお昼。大変おいしかった。
 また12aのバスに乗ってCorbiere Lighthouseへ。丁度一番引き潮の時間で、30分ほどかけて灯台まで歩いていく。灯台をよく見ると、上のほうに人影。我々が申し込めなかった内部見学ツアーの人たちのようです。1時間弱灯台の近くのベンチでぼーっと周囲を眺めたりする。少し日に焼けたかも。見学ツアーの人たちが出てきた後に我々も戻ることに。毎年のように来ているけど、ここは好きな場所の一つです。陸地まで戻って登ったところにあるアイスクリーム屋でアイスクリームを買って食べる。F氏はBlack Butter。親方はラムレーズン。美味しかった。カモメに注意しろよとアイスクリーム屋に言われるが、注意していれば問題なし。だけど今日だけでもう5人はもっていかれているとのこと。トイレに行ってバスを待つ。乗ったバスは3時49分発で、まだ時間はあるのだが、観光地は相当混んでいるので、Brelades Bayで降りたらたぶん帰りのバスに乗るのに相当苦労しそうなので、そのままバスステーションに行くことに。案の定Brelades Bayでは大量に乗れない人がでていた。
バスステーションに戻って、どうしようか思案。インフォメーションで聞くと、明後日のInternational Air Displayではバスの運行は平常通りとのこと。どこでも行けるようでよかった。まだホテルに帰るには早いので4時40分だったかの1番のバスに乗って終点のGorey Pierまで。降りてしばらくのんびり見て回り、5時50分ごろの1番のバスでまた戻る。このバスで途中でものすごく酔っているような客が乗ってくる。待っているときもだらしなく座り込んでいたし、持っているいくつかのものを持とうとして落としてとかやって、乗るのにも時間がかかり、後ろのほうの座席でまた持っているものを落としとかやっている。この国は公共の場所での酔っ払いには厳しいのですが、珍しいねえ。体調が悪いのではなく、酔っているか薬物にしか見えない。
ホテルの前でバスを降りて、そのままプロムナードを歩いていく。やはりNelson’s Eyeは営業していません。新しいイタリアンレストランもつぶれたとネットにあった通り。隣の去年も行ったDockyard Restaurantへ6時過ぎに入る。オーダーを取るのも料理も結構待たされたし、料理の味も落ちたようだ。ホテルまで歩いて帰る。
 部屋に荷物を置いて、フロントの前でWifiにつないで仕事のメールの処理とネットサーフィン。その間F氏は、お酒を舐めながらホテルでやっている50’s、60’sの演奏を聴いていた。その後F氏もネットを使って、10時半ごろに部屋に戻って就寝。

Corbiereへ行く途中の道より

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9/10 Durrell

 早く寝たこともあってよく寝た気がする。6時半ごろに起きて日記を書いたりする。昨日の洗濯物はバスルームに干しておいたらちゃんと乾いた。7時半ごろシャワーを浴び、8時に朝食に。今日は8時に朝食に来る人が少ない。どうも昨日の晩の演奏を遅くまで楽しんで夜更かしの客が多かったらしい。
ホテル前を8時57分発の1番のバスに乗ってバスステーションに向かい、9時20分発の3番のバスDurrellへ行く。入口のショップでおみやげを購入し、3時28分発の13番のバスでバスステーションに戻り、16時10分の1番のバスホテルに戻ってくる。
 少し休んでから、La Capanninaに向かう。以前はホテルの前を通る18番のバスは18時には終わってしまうので、町の中心部に夕飯を食べに行くときには歩いていっており、そういうものだと思い込んでしまっていたが、今はホテルの前を通る1番のバスは21時ごろまで走っているので、中心部の近くまでバスで行けば歩く距離は半分以下になる。18:57のバスに乗ろうと思っていたが、結局その一本前の18:42のバスに乗って中心部に向かう。さすがにこの時間に中心部へ向かうバスに乗っているのはわれわれのほか2組しかいない。バスステーションのひとつ前、中心部の近くHill Streetにあるバス停で降りて、Queen Street経由でHalkett Streetを通って、La Capanninaに向かう。この時間はもう商店はほとんど閉まっているから、ウィンドウショッピングをしながらのんびり歩く。こっちの新学期なので本屋には、「おなかのすいた学生のための100のレシピ」のような面白そうな本が並んでいるとか、何度も親方はネクタイピンを買った紳士洋品店が違う紳士用品店になっているとか、Jersey Potteryの店は新しくて魅力的な柄のものはないなとか見て歩いて、La Capanninaには予約よりはやい7時15分ごろ入店。美味しく食べて飲んで、タクシーを呼んでもらってホテルに帰ると11時前。気分よく酔いました。シャワーも浴びずに寝てしまう。

オランウータン

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9/11 最後の日は買い物とのんびりすごす

 今日はInternational Air Displayの日。でも2年前に一度見たし、飛行機オタクでもないし、今回は4泊と滞在期間が短いので、特に見に行く気はない。昨日の夕方に街中の店を見ていたら、このためか午後は店を閉めるというところもあったが、そんな店はめったにないし、バスも通常通り動いているというし。開始時と終了時に大量の人が移動することだけ注意すれば特に問題ないだろう。8時過ぎに朝食をとりながら外を見ると、潮位が相当高い。干満の差が大きい時期らしく、いつも見るよりも高い位置まで潮が上がっている。そこで近くのプールまで行ってみることにする。プールへ向かう橋の床のすぐ近くまで潮が上がっている。まあ、9月で水温も下がっているし、こんな潮でも海で泳いでいる人はたくさんいるのですが。プールまで行くといつもと様子が違う。9月半ばなので、監視委員が居ないので注意との表示が出ていて、防波壁のようなものが設置されている。もっとも適度の隙間は空いていて、人がその間を移動もできるし、波も入ってくるのだが。Cafeや更衣所などのある高さの少し下まで波が来ていた。しばらく眺めてから部屋に戻る。
部屋にパソコンを取りに行って、フロント近くでメールのチェック。親方は特に重要な案件はなかったのだが、F氏には急遽返事をすべき仕事のメールがあったとのことで、親方は一人でホテル付近をうろうろ。まず、海沿いの遊歩道をごみ処理場のほうに向かう。多くの人がそっちに行くので、自転車と歩行者のみ通り抜けられるらしいことは知っていたが、行ったことがなかったので。しかし、ごみ処理場の向こうはあまり面白くなく、かといって港まではまだもう少しその面白くない風景の中を歩かねばならず、戻ってくる。ホテルを行き過ぎて反対方向に向かい、水を買ってホテルに戻ってくる。10時15分ごろにホテルに戻ってきたが、そのころにはホテルの前には1番のバスと観光バスを待つ人が30人くらいいた。どれだけが1番のバスかはわからないが、どう見ても2本目のバスでも乗れるかどうか。ホテルの前を通るのが1番のバスになって便利にはなりましたが、満員で乗れない可能性も増えた気がします。F氏はまだ対応に時間がかかっているようなので部屋に戻って待っているが、結局11時前までかかる。せっかくの休みの貴重な午前中なのにぶつぶつ。まあ、仕事なので仕方がないですが。
 それからあわてて1番のバスに乗って町の中心部に。まずはいつも行く女性服の店Monsoonへ行って2階でF氏の親族の子供向けの服を何着か買ってから、1階でF氏の服を購入。もう夏のクリアランスセールではなく、秋服でしたので割引にはなってません。でも気に入った服がいくつも買えたらしい。それから斜め前の本屋で、昨日の夕方にショーウィンドウにあった本を見ようと思ったら、もうショーウィンドウが入れ替わっていた。そこで何冊か本を買い、King Streetを先に進み、CATH KIDSTON の店に行って、日本に入っていない柄の新作のバッグを購入。もう少し先まで行ったところで、ホテルに忘れ物をしたことに気がつく。ネットで作業をし終わってあわてて出てきたからね。どうしても取りに帰りたいということでF氏はそこからバスステーションに向かってバスに乗ってホテルに取りに戻ることに。親方は、買い物を続けて、Piccalilliを探すが、今年もMarks & Spenserにはなく、去年の店で購入。カップスープも。それから道を戻って、Park Houseレストランへ。相変らず美味しかった。
 店を出るころには盛んにプロペラ機やジェット機の音がする。とはいっても開けていない空を見ても、機体は一瞬見えるだけか、全く見えない。歩いてホテルのほうへ戻る。プールのところにはたくさんの人がいて空を見上げている。プールのあたりは上空が開けているからよく見えるのでしょう。ホテルに着くと3時過ぎ。さすがにホテルの窓からは音だけでほとんど機体は見えないし、見えても写真を撮ろうとしている間に行ってしまう。少し休んでからどこか遊びに行こうかと思ったが、西のほうへ向かうとInternational Air Displayの会場の近くを通らなくっちゃいけないので大混乱しているだろうし、東のほうというとおとといにGorey Pierまでバスでのんびり行ったので、ほかに特に行こうと思う場所もない。1番のバスの途中の島の南東の端あたりの海岸沿いで降りて遊ぶ案もあったのだが、結局面倒になって、ホテルでうだうだ。結局今日は買い物しかしなかった。まあいいでしょう。
 6時半ごろに着替えて、またバスで中心地に向かい、今日もLa Capanninaに。去年悪くなかったDockyard Restaurantがあまり美味しくなかったので、料金が高いのはあっても、やはり満足感の高いLa Capanninaで最後の晩を過ごそうということになる。バス停からは違うルート、Bath StreetとBeresford Streetをのんびり眺めながら歩く。不動産屋のショーウィンドーを見ていたら、少し不思議なものを見つける。英語でなんて書いてあったか忘れたが、レストランのオーナーが売りに出しているのだが、その際に店だけでなくスタッフを丸ごと売りに出しているのである!そんなのあるのね。ひとつはホテルの斜め前にある一度も行っていないポルトガル料理のレストラン。もうひとつはLa Capanninaの隣の中華料理屋。おもしろいねえ。
 La Capanninaにはやはり予約よりも早い7時10分ごろに到着。美味しく楽しく食事をして、また来年来るとTinoらと挨拶。タクシーを呼んでもらってホテルに帰ると11時前。またシャワーを浴びずに寝てしまう。

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9/12 出発

 6時に目覚ましをかけるが、その前に目覚めたのでまずシャワーを浴びる。それから荷造り。Jerseyまで乗ってきたBAは荷物の制限が1個23kgだったが、今日乗るFlybeは1個20kgまで。しかもF氏がいろいろおみやげを買って重くなっている。ただし、それを見越して親方のもってきたスーツケースの中にはもう一個小さめのスーツケースを入れてきたので、今日からスーツケースは3個になる。その予定だったので、Flybeのチケットを買う際にも、1個余分にスーツケースを持ち込む料金をあらかじめ支払っている。当日空港で料金を払うよりも大分安いので。その代わり大々的に詰め直しが求められ、しかも20kg制限をクリアするようにチェックも必要。小さなスーツケースに重いものを、大きなスーツケースに衣類等と詰めて、30分弱で詰めることができる。それから少しネットをつないでメールを確認してから、お散歩。と行ってもまたプールのところ。少し眺めてから、ホテルに戻って朝食。朝食の前にフロントに頼んで9時に空港までのタクシーを手配してもらう。いつもの朝食を食べて、最後にもう一度荷物のチェックをして、荷物をフロントに運ぶ。段差はあるし、防火扉はあるし、廊下は狭いし、スーツケースは3個ということで、3往復して運ぶ。チェックアウトして、タクシーが来るのを待つ。フロントにまた来年といって、9時に来たタクシーに乗って、空港へ。
 Flybeカウンタでのチェックインも手荷物検査も全く問題ない。ここで過去なんどもいろいろあったのですけどね。おみやげを買う予定もないし、食べる気もなく、のんびり待合室で待つ。早すぎるほうが遅いよりいいですからね。出発まで2時間、ゲートがあくまで1時間半。ところが、もう少しでゲートが開く時間というタイミングで、ゲートが開くのが予定より30分ほど遅れるという表示。30分と明示してあるから大丈夫でしょうと、気楽に待っている。そのうち30分遅れずにゲートのところへ行けとの表示がでたので向かう。しかし、F氏はチケットのチェックのところで、荷物をひとつにしろと言われる。そうなのです、Flybeは毎回これがあるのです。小さなハンドバッグを別に持つとかが許されないのです。なので、引きづりバッグの空いているスペースにハンドバッグを入れればOK。だが、詰めなおした後に列の最後尾に並びなおす羽目に。まあ、早く行ってもそんなにはかわらないのですが。飛行機の乗ると、席の上の収納スペースにはF氏のひきづりはぎりぎり。規定上サイズはOKなんですが、収納スペースのロックの金具が出っ張っているところが入れるのに邪魔。入れる向きを工夫したりしないと入らない。ほかの人のスーツケースも同様で、ふたが閉まらないところがあった。それはスーツケースのローラー部分が邪魔になっていたので、入れるときの上下を逆にしてローラーを上にしたら入った。このあたりがローコストキャリアの面倒なところ。
 予定よりも25分遅れでSouthampton行きは飛び立ったが、着いたのは15分遅れの12時35分ごろ。何せ距離は近いので、飛べば早い。以前この空港で乗り換えたときには雨で、飛行機の乗り降りに濡れた記憶があるが、今日は晴れていて問題なし。一度出て、乗り換えのため再度手荷物検査。もちろん問題なし。手荷物検査場の先は狭い通路の両側にお土産ショップが並んでいるところを通らないと待合所に行けないが、そこの香水のにおいが強くて閉口した。ここは狭い空港でゲートの前が待合所。それだけ。カフェは上の階にあるとのことで、ホットサンドとコーヒーを買ってお昼にする。外を眺めると、Flybe以外はほとんど留まっていない。そういうローカル空港ですね。そのうちゲートの6番と出たので向かうが、またすぐにゲートの3番に変更と出て、そっちに移動。そしてゲートが開いてバスで飛行機へ向かう。飛行機に乗ったが、周囲がやけに空いていると思ったら、遅れてバスがもう一台着き、中に乗っているのは6名のみ。遅れたんですね。この人たちがわれわれの後ろや横の席でした。ところがこの人たちがずっとしゃべりつづけてうるさいうるさい!アナウンスなんて全く聞き取れません。あのとき待たずにおいていけばよかったのに思うほど迷惑。まあ、飛行機は予定通り飛び、Paris Orlyに着陸する直前にはエッフェル塔もよく見えました。到着は16:50の予定よりも大分早く16:20。入国審査はこの便しかないらしく、開いているのは2ゲートのみ。全く問題なし。Orlyで入国審査を受けるのは初めてだったかも。スーツケースはJerseyから直行だったが、受取場に着いたときにはもう流れ始めていて、あっという間に受け取れた。しかし、その後タクシーに乗ったら、金曜日の夕方で遊びに行く人の渋滞の上に事故があったとかで、大渋滞に巻き込まれ、通常だと40分から50分で着くはずというところを2時間20分もかかってしまったのだ。ずっと座っていただけだけど疲れた。

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