Jersey Airport(ジャージー旅行記)

 ジャージー空港はジャージー島唯一の空港。小さな島ですので規模も小さい。島の西部にある。ほとんどの便は英国の都市か、近くのガンジー島行きだが、一部他の国への路線もある。しかし、出国の手続きは簡素化していて、英国の都市へ行くのと大差ない。国際便だからと3時間も前に来ると暇をもてあますだろう。入国の際には入国審査があるが、EUと英国の人はさっさと通り、それ以外の人たちは入国審査のカードを書く必要があるが、それ以外の旅行者など皆無に近いので待たされることもない。また他のイギリスの空港に比較すると特に厳しくない。
 出発ロビーには、食事できるところもあるし、お土産屋もあるので、ここで最後のジャージーポンドを使い切るのもあるだろう。La Mare Wine EstateJersey Pearlといった、この島の特徴的なショップもある。

 この空港のアクセスは以下の通り。
 バス:15番のバスが町の中心地にあるバスステーションと空港を30分程度で結んでいる。片道2.5ポンド(2022年)。日曜日は30分ごとと減るようだが、それ以外は15分に一本と頻繁に走っている。二階建てバスで、乗れる人数も多い。バスステーションの近くのホテルや、このバスの途中の停留所の近くのホテルだったら利用価値は高いだろう。このほか、22番と9番も1時間に一本と少ないが、違うルートでバスステーションと結んでいる。所要時間は大差ない。ただし、どれも普通のバスなので大きなスーツケースをおく広い荷物置き場などはない。ヨーロッパ内の客が大多数なので、大きなスーツケースはあまり考えていない。親方たちはいつもスーツケースが大きいのと、いつも利用するホテルに行くにはバスステーションで乗り換えなければならないので、利用したことがない。
 タクシー:空港を出たところにタクシーが大概待っているので、待たずに乗れることが多い。町の中心地までだいたい15ポンド〜20ポンド。荷物での追加料金はないはず。チップは通常は払うべき。海外のタクシーでは観光客と見ると、遠回りしたりいろいろとぼるタクシーが多いが、ジャージーのタクシーでいまだ一度もそういう目に会ったことがない。そういう点では安心できる。問題があれば、タクシーの運転手等の情報を控えておいて通報すれば、狭い島だけにすぐ悪いうわさが広まって商売ができなくなるような土地なのでしょう。
 レンタカー:町の中心部は狭く、一方通行も多くて、止めるところもほとんどなく、車を乗り入れるのは不便。なのでレンタカーは勧めない。ホテルがバスルートから離れているような場合にはレンタカーも選択肢に入れられるが、そんなに広い島ではないので、料金を考えるとタクシーで十分な場合も多いだろう。

この空港を利用する際にいくつか注意点がある。小さな空港なのでねえ。

1.到着エリアには両替できる場所はない。英国ポンドはそのままジャージーでも利用可能なので英国ポンドを持って到着した場合はよいが、もっていない場合に困る。出発エリアでは両替可能らしいので、そっちまでいけば可能らしい。ただし、これは英国ではJerseyポンドを使えないために両替するための場所。このような事態を避けるために、Jersey到着前にどこかで英国ポンドを入手しておくことを勧める。以前はキャッシュディスペンサーもなかったが、2018年にできたので、クレジットカードでJerseyポンドを引き出すことが可能になった。

2.到着時にスーツケースを飛行機からおろす際に、人力で飛行機から地面に投げ落としている場面をよく見る、というよりも、投げ落としていないときを見ない。基本乱暴に扱われるので、スーツケースに壊れ物を入れておくのは危険。これを忘れていて、厳重に防備して入れておいたつもりだったけれども着いたらガラスが割れていたことがあった。

3.朝は6時でないと空港の建物が開かないという。なのに7時過ぎにフライトが出発したりするので、きわめてあわただしい場合がある。2015年には我々は問題なかったが、予約したタクシーが来なかったために朝のフライトに乗れない人に会った。前日にホテルから予約をすれば確実にタクシーは来るらしいが、個人で直接予約をすると来ない場合があるらしいので、要注意である。

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