ジャージー旅行記(2013.8.10〜8.15)

Jersey旅行の準備

 今年もJerseyへ行こうと最初に検討を始めたのは3月下旬。仕事の日程を考えると、料金は高いけどお盆の時期に行くことにした。Jerseyへのフライトを調べると、去年とほぼ同じ状況。イギリスからの便は多いが、ヒースローからはない。ロンドンで一番便利なのは例年通りGatwickで、ロンドン経由なら空港間の移動が必要で、日本を出てその日のうちにJerseyに入ることはできない。また、Gatwickという空港がなかなか使いづらく、日本からの直行便があるような空港の多くが、Gatwickへの直行便がないか極めて少ない。つまり、どこを経由しても日本を朝出てその日のうちにJerseyに入ることは不可能。それ以外の国からJerseyへの便は極めて少なく、目立つのはドイツから土曜日のみのフライト。
 これらの状況を確認しながら、Jerseyとどこかほかの都市を組み合わせて旅することを計画する。Jerseyとのアクセス(というかGatwickとのアクセス)と世界遺産のある都市ということで探して候補になったのが、Verona、Barcelona、Bordeaux、Milan、Romeなど。結局Veronaを選択。その理由は、この時期に野外オペラがあること。あと、同行のF氏にとっては『ロミオとジュリエット』の舞台となる町であることも大きいようだ。Bordeauxに行くなら時期的に早すぎるし、他の都市は将来仕事で行く可能性がある。そう考えてVeronaとJerseyを組み合わせることにする。Jerseyの前にVeronaに行く旅程も考えたが、結局野外オペラの演目と行ける日程を考えて、日本から直接Jerseyに入り、その後Veronaへ向かうこととした。
 効率的に日本からJerseyに行く手段として、羽田を夜中に出て早朝にフランクフルトに到着する便を利用することとした。フランクフルトから直接Jerseyへの便はないが、土曜日ならばDusseldorf経由でその日の昼前にJerseyに着けて便利。なので、金曜日の夜に日本を出る便を選んだ。混んでいる時期だが、予約したのが4月だったので空席があったのでよかった。

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8/10 到着

 羽田を夜中1:00発の便でFrankfurtへ。到着は予定よりも少し早い朝6時前。Dusseldorfを経由するので一度EUに入国するため、入国審査場へ。並んだ列が悪く、前のほうで時間がかかっていたが、余裕があるので問題なし。ほとんど何も聞かれずに入国。それからターミナル1のAへ向かうが、意外と遠くまで歩かされた。ショップを眺めてから、朝ご飯をゆっくり食べてからDusseldorfへの飛行機に乗る。ほぼ予定通り8:45にでて予定より少し早く9:30に到着。ここでEUの出国だが、じっくりパスポートを眺められてから、なぜEU入国してすぐに出国するのか尋ねられる。確かに普通はしないかもしれないから怪しいのでしょう。しかし乗り継ぎの関係なので、説明すると問題なし。パスポートの入国のスタンプの隣に並んで同じ日の出国のスタンプを押される。接続時間は短いが小さい空港なので問題なく、ゆっくり待ってから、11:10発の飛行機でJerseyへ。出発が少し遅れたが、ほぼ予定通りの11:45に到着。まずは入国検査だが、ほかの乗客はほぼ全員EUの人で、彼らは入国カードを書く必要がない。そのため機内でも入国カードはくれず、入国審査の部屋の片隅に置いてあるカードを取って、そこでおもむろに書くが、書いている間にほかの乗客は全員入国を済ませ、係官は我々二人だけを待っている状態。書き終えて審査係官の前まで行くと、やはり同じような質問。なぜEUに入って即日でてJerseyに入国するのか、など。日本に住んでいると書いているのになぜか、スイスに住んでいるのか?という質問も。そういえばスイスはEUの外でしたね。丁寧に答えて、なるほど確かに毎年来てるわねえ、などと言われ問題なく入国。イベント情報などの冊子を拾ってから、荷物受取場へ。ちょうど荷物が出てくるところ。荷物は日本から直接Jerseyまで送られてきたので、それを受け取って、タクシー乗り場へ。タクシー乗り場で、Favre des pasのFort d'Auvergneホテルまでと言うと、Favre des pas?と言われ場所がわからないのかというと、違った。Favre des pasの発音を修正されたのでした。隣の運転手が、こいつはJersey生まれだから、と言っていた。こだわりがあるらしいです。発音練習をさせられてからタクシーに乗ってFort d'Auvergneホテルまで。15ポンドちょっと。このルートはいいですね。夜中に日本を出て着いたら朝というのは。二回乗り換えで所要時間は長いが、あまり疲れなかった気がします。
 Fort d'Auvergneホテルでは初めての人が受付にいて、説明してくれる。覚えた説明文をひたすら言う感じ。2時にならないと部屋に入れないとのことで、荷物を預けて昼食へ。去年でNelson’s Eyeが変わってしまったから、どこへ行こうかと歩いていくと、Nelson’s Eyeは店を閉めていた。去年違う店に貸していたけどうまくいかなかったんだろう。近くを少し歩き回るが、結局Nelson’s Eyeの隣のDockyard Restaurantに入ることにする。ここはTripAdvisorでの評価が比較的高い店でもあるのは前もって確認していたが、店の雰囲気も悪くなさそう。おいしかったし、サービスもよかったので、また食べに来てもいいと思った。
 ホテルに戻ると部屋が用意されているという。部屋はまたバルコニー付きの27号室。日本流にいう3階です。荷物を開けて服などをしまうなど整理をして、シャワーを浴びる。またいつもの店に水を買いに行く。しかし、そのうち疲れと時差ボケと昼のお酒の相乗効果で寝てしまう。いけないですね、ここで寝てしまうと時差ボケが治らないのに。しかし、結局目が覚めたのが8時前。あわてて二人で起きだして、どうするか悩んだが、町の中心地にまで行く元気がなく、昼間のDockyard Restaurantに再訪することに。歩いて部屋に帰り、11時ごろ部屋に戻り、すぐに眠る。

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8/11 悪天候で灯台に登れず

 昼寝もしたし、夜もお酒のせいか熟睡したが、3時に目覚めてしまう。F氏といろいろ話をしたりして、ベッドで横になっていた。また、バスの時刻を見ながら今日の計画をたてる。7時には起床。7時半に部屋を出て周囲をお散歩。くもりで、途中少し霧雨が降った。全般に8月とは思えないほど涼しいというか寒いというか。最高気温は20℃前後、最低気温は15℃前後で、プールの水温は17℃とでてました。8時過ぎに戻る。ホテルの入り口で去年もいたスタッフたちと会ってあいさつ。朝食は日曜日の朝だからかすいている。ソーセージなど一部これまでと違うものもあるが、基本はそんなに毎年変わらないメニュー。のんびりいただいて、部屋に戻り、すこしゆっくりしてから、部屋を出る。フロントに前から知っているスタッフがいたので、それに日本で買ってきた焼き菓子をプレゼントする。
 例年は日曜日はホテルの前を通るバス18番は休みだが、今年からバスの運営会社も変わり、路線も微妙に変わりました。去年までの18番のバスはなくなり、そのかわり1番のバスホテルの前を通ります。18番のバスは、日曜日はないし、平日は1時間に3本、また最終のバスも6時台と早かったのですが、今年の1番のバスは平日は1時間に4本と増えたし、夜も9時台まで走り、日曜日も1時間に2本だけど走るので格段に便利になった。その1番のバスの始発はホテルの前を9時58分発なので、それを待つ。3日券を買おうとしたが、バスステーションでしか売らないという。なので車内で買えるという1日券を買うことにする。座れはしないが立って乗れたのはよかった。バスステーションについて、まずインフォメーションで明日から3日券を購入。それから10時25分発の9番のバスGreve De Lecqまで。10時50分ごろに到着。のんびり海を眺めて、11時55分の22番のバスJersey Pearlへ。F氏がパールを物色したあと、Jersey PearlのCafeで昼食。グリルしたHalloumiチーズとグレープのサラダがおいしかった。食べ終わる頃も席がいっぱいで、待っている人がいたので、早めに席を立つ。それからさっき物色していたパールをまた見に行くと、去年もアドバイスをくれた女性が近づいてきて、いろいろ勧めてくれるが、F氏の気持ちはひとつのパールに夢中になっていて、結局つけさせてもらうと、このパールの色が似合うんだ、F氏に。結局今年もまた誕生日プレゼントはパールになる。来月なんだが、誕生日。
バスで次の目的地のCorbiere灯台に行こうとしたら、外は大雨が降っていた。13:55のバスに乗ったが、雨だからか混んでいて、シルバーシートしか座れず、しかも次のバス停、その次のバス停と乗ってくる客の中に障害者・高齢者がいて、席を譲り、立つ羽目に。そのうちCorbiereに近づくと雨もやんできて、Corbiereについたときには雨はやんだようだった。灯台までは結構歩くし心配ではあるが、昨日今日は年に数日だけの灯台の中に入れる日で、こういう機会はなかなかないのでできればと思い、バスを降りてみる。バスは定員いっぱいのようで、我々が降りたので乗れた人たちがいた。灯台のほうに歩いて降りて行くと、灯台までの道が現れていて、潮が大きく引いているのがわかった。しかし、またすぐ霧雨のような雨が降ってきた。空もまだ黒い雲も多く、どうなるか予想できない状態。灯台まで行くと往復2時間は見ないといけないと考えざるをえず、その間にさっきのような横風まみれの大雨が降ったら、傘を持っていてもびしょ濡れになるのは確実。悩んだ結果、町に戻ることにする。14:48発の12aのバスに乗ってバスステーションまで戻る。それから1のバスに乗ってホテルまで戻ってくる。日曜日で開いている店が少ないことは知っていた。昨日行ったDockyard Restaurantは日曜日もやっているのは知っているが、さすがに昨日二回食べて、またというのはねえ。メニュー自体がすごく多い店ではないから。そこで初めてホテルで夕食を食べることを考え、ホテルでまだ予約できるか聞いてみると、今日は満席だという。そうしたら、ホテルレセプションの女性が、今日は日曜日で混んでいるから予約が取れるかわからないけれど、近くのRoseville bistro はどうか、と薦めてくれる。地元客に人気のおいしい店なんだそうな。日曜日で可能性が少ないのと、そこまで薦めてくれるのならと予約をお願いすることにしたが、電話がつながらないそうな。また電話をかけて予約ができたら部屋に電話をしてくれるとのこと。ありがたいことです。ここが予約が取れなければほかを予約するか、と聞かれたが、ホテルの近くには次の候補はないという。なので予約が取れなければまた考えることにして、このRoseville bistro の予約の電話だけお願いした。ホテルに戻って少しすると、晴れてきた!判断を間違えたかもしれませんが、危険な冒険をしてもねえ。まあ、あきらめていつかまたそういう機会を見つけて行ってみましょう。
 部屋で少しのんびりしていると、フロントから電話があって、このRoseville bistro の予約が取れたという。よかった。ただ、さっきあった女性スタッフは勤務時間が終わって代わりの人が電話をかけてきたので、本人にはお礼を言えず。残念。そこで予約した7時の少し前に店まで行く。満足して、のんびり歩いてホテルに帰って10時過ぎ。料理が出るのもゆっくりで、その分時間がかかりました。シャワーを浴びてばったり寝る。

Greve de lecqの海岸

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8/12 つぶれた店を見て不況を実感する

 朝8時に朝食を食べ、9時37分発の1番のバスに乗ろうと並んでいると、バスの行先表示のところに、「Sorry, Bus is Full」と表示されてバスがやってきて、止まらず。F氏が親指を下に向けて不満を表明すると、運転手は運転しながら手を開いて上げ、どうしようもないことを表明。定員以上載せられないことはわかっていますけど、そのしぐさに笑いました。次の9時52分のバスには乗れてよかった。バスステーションまで乗る。乗る頃にまた少し霧雨。空にはところどころ怪しげな黒い雲。今日も天気が良くないです。バスステーションから歩いて中心部に向かう。回転寿司屋のBentoがまだ営業しているのを確認し、キャッシャーで現金を下ろして、まずMarks & Spenserへ。そこで服を買ってから、食料品売り場へ。F氏のお目当ては、毎年ここで買っているPiccalilliとカップスープ。しかし探してもどこにもない。聞いてもわからず、去年おいてあったあたりにもない。どうやら取り扱いがなくなったようです。困ったものだ。ただ、王室の子供誕生の記念のビスケットがあったので、お土産用に購入。こういうお土産はこういう時期でないと買えないからよかった。このあたりはさすがMarks & Spencerです。しかたがなく、数年前にPiccalilliを買った店に行って探すとあったので、カップスープとともに購入。それから何軒かお店を回って、F氏の服やかばん、親方のネクタイピンなどを購入。それからいつものタイ料理Park House Restaurantへ。おいしく食べて、また来年と言って店を出て、ホテルに戻ると、2時半すぎ。
 荷物を置いて、少しゆっくりしてから、またバス停へ。今度は逆方向Gorey行きの1番を待つが、15時14分に来るはずのバスが10分ほど遅れて到着。座れたが、そのままGoreyに着いたのが時刻表より8分ほど遅れる。そのため、15時40分発の29番のバスに乗ろうと思ったが、すでにもう出発していない。そのため、急きょ15時52分発の2番のバスに乗ってSt. Catherine's Breakwater へ。降りてもよかったが、そのまま乗り続けてバスステーションについたのが16時30分で、時刻表より5分速い。そのため、16時30分発の27番のバスに乗れて、そのままDevil's Holeに到着したのが17時すぎ。ここで降りて、Devil's Holeを見に行き、海岸線を少し眺めて、戻る。パブのトイレを借りて、17:48発の27番のバスでバスステーションに戻る。バスの中で日差しを浴びて座っていたF氏がばて気味で、少しバスステーションで休んでいる間、冷たい水を買いに行くが、18時半を過ぎていたので店は軒並みしまっている。コンビニとかないかと探し、しばらく歩いて店を見つけ、冷たい水を買って帰る。その水を飲んで少しF氏も復活したよう。
 少し休んでから、歩いて、去年も行ったGio's Restaurantにご飯を食べに行く。ところが、店に行くと、ウィンドウにTo LETの文字が!えええ、ここもつぶれたの?だけで店の中はテーブルセッティングができていて、つぶれているようには見えないんだけど、こちらはそういう形で店を貸し手に見せる習慣らしい。メニューも掲げたままだし、不思議です。よく見ると、その隣の店舗もTo LET。町の中心地なのに、今日はあまりにぎやかではないし、つぶれた店もいくつか見えて、まだまだ経済が厳しいように見える。観光客は結構やってくるようになったと見えるが、金融業はだめなようです。通りの反対側のLa Capanninaを見に行く。ここは春にWebを作ったのを見つけて、F氏がメールを送って夏に行くと伝えたら、7月末からこの時期は夏休みで閉めるのでごめんと返事が来ていて残念だった。しかし日程を変えることが難しかったので、今年は行けないことはあらかじめわかっていた。店を見ると、単なる夏休みだけではなく、内装の一部改装もすると書かれている。カーテンの隙間から見ると、確かになにか改装している。いままでのよい雰囲気を変えるのは残念なような気がするが、どうかえるのだろうか?メールでも、現地の人が夏休みをとるこの時期に店を開けていても売り上げが厳しく、夏休みを取らないといけないと書いていたが、コストを安くして観光客を呼び込むような改装でないことを祈る。知っている店がどんどんつぶれてしまい、好きなJerseyが変わってしまうのではないかと落ち込んでいる気持ちを奮い立たせて、とりあえずどこかで食事をしなければと考えるが、知っている店は多くなく、知らない店でおいしくないと余計に気持ちが落ち込みそう。昼のPark Houseは好きだけど、昼晩続けていく気にはならない。はじめの年に行った、Atlantique Seafood Barをのぞいたり、混んでいる店のメニューを眺めてみたり、しながら歩く。ネットで調べて悪くなさそうなTapasの店も行ってみると休み。違うタイ料理屋もあったが、メニューはPark Houseと変わらず、ここへ入る意味もない。結局歩いてホテルの近くまで戻って、Dockyard Restaurantへ。料理はもうひとつのものもあったが、サービスがよく、落ち込んでいる気持ちをだいぶ穏やかにしてもらえたのはありがたかった。

Devil's holeの海岸

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8/13 Durrellでサラと話す

 6時過ぎに目が覚め、まず洗濯。朝ご飯を8時に食べ、今日はホテルで晩御飯を食べることにしてフロントに席を予約し、9時17分の1番のバスに乗る。今日は問題なく乗れてよかった。9時半の23番のバスに乗れる。この時間に23番は二本でたらしい。乗ったほうは空いていて楽だった。10時10分ごろDurrellに到着。のんびりみて、15時53分の島の北側を走る29番のバスに乗ってJersey Pearlへ。これは昨日Goreyから乗ろうとして乗れなかった便。眺めのよいところはそんなにないが、のんびり島の雰囲気を味わう。Jersey Pearlには予定よりも早い16:25に到着したので、本来は乗れないはずの16時26分発の12aのバスに乗れ、これでバスステーションへ。海を眺めながら帰る。この時刻は夕方のラッシュにかかるので、少し渋滞したが、予定より少し遅れただけで到着。1番のバスに乗ってホテルに戻る。
 少し休むともう予約した19時になるので、ホテルのレストランへ。メニューは毎日朝には掲示される。毎日違うものが供される。種類は少ないけど。親方は、チキンレバーのパテ、メイン、あとチーズの盛り合わせとクラッカー。F氏は、前菜が何だったか、メイン、あとデザートはイチゴのなんとか。軽いメレンゲを固めてなんとかと言っていたな。メインはシェフのところへ行って、この肉をと言って切ってもらい、あと野菜が付け合わせについてくる。あとシャンパンをもらうことにすると、お酒担当の陽気な担当者がジョークを言いながらお酒の用意をする。コルクを開ける際に、さあ、どこを狙うかな、とか言って、まず客のほうに向け、次にシェフだな、とか言ってシェフ方面に向けて、本当に吹っ飛ばした!おいおい!すごい音を立ててコルクは天井にあたり、壁に当たって転がる。シェフには当たらなかったけど、シェフも引きつっているし、その近くにシェフにお肉をもらいに行った客も2人いたんだけど、彼らはもっと驚いていた。そうだよねえ。やりすぎ。そんなに吹っ飛ばしても泡はこぼさないんだけどね。その後グラスで赤ワインももらった。レバーのパテも、メインでもらった牛肉も可もなく不可もなし。付け合わせの野菜は英国特有の腰のなくなるまで煮たものでまずい。でもチーズは美味しかった。クラッカーやチャツネ、ブドウやくるみとの相性も抜群。やや飲み足りないので、バーに行くと音楽をやっている。60年代、70年代頃の洋楽だが、あまり聞いている人は多くなく席が空いていたので、アマレットとウィスキーをもらってそこで少し聞いている。そのうち親方は眠くなってきたので先に部屋に帰る。そのうちF氏も戻ってくる。

Gibbonが綱渡りしているところ

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8/14 Durrellから荷物を送って、そのサービスに感激する

 F氏が夜中に思いついて、昨日Durrellであきらめた置物がほしいという。大きいし重そうなので持ち歩くのは難しいと昨日はあきらめたが、日本に送ってもらう方法があるのではないかと。当初の予定は、La Mare Vineyardへ行ってお昼を食べ、帰りにいくつか教会を見て歩こうかと思っていたのだが、急きょバスの時刻を調べると、いつもより早くに朝食を食べ終えてバスに乗れば、Durrellで30分ほどの間に購入できれば、La Mare Vineyardに昼に着けるバスに乗れることがわかったので、そうすることにする。朝F氏はフロントの近くに行ってネットにつなぐ。8時前に親方も合流して、朝食。いつもはゆっくり食べるが、少し早めに食べ終わって、部屋に戻って歯を磨いてから、8時57分発の1番のバスに乗る。昨日までで3日パスが終わったので、また運転手から1日券を購入。バスステーションで9時20分発の13番のバスに乗る。まだこのバスは空いているかと思ったが、ほぼすべての席は埋まっている。前とは違うルートを通って、Durrellには9時50分ごろ到着。入場せずに、すぐにショップへ向い、結局1時間弱かかってしまったが、日本に送ってもらえてよかった。
 予定が崩れたので、次のバスを待っていると、乗る方向とは違う29番のGorey行きのバスが入って来て、客は全員降りる。すると運転手も降りてきて、2分待ってくれと言って、トイレに行き、キャッシャーでお金を引き出してから、バスに戻ってくる。トイレはわかるけど、キャッシャーはどうかねえ。まあ、こういうところだから。F氏が、どうせ客がいないんだから3番に変更しない?とジョークを言うと、運転手は、俺は島の北側が好きなんで、混雑した場所は嫌なんだ、などと返してくる。それから少し待つと10時57分発の3番のバスが来るが、ここでもまた運転手はトイレ休憩。時刻表から5分ほど遅れて出発した。途中13番のバスとすれ違ったが、満員との表示が出ていた。1時間に1本の路線で満員で乗れないのは困りますねえ。途中で何人も乗ってきて、バスステーションには15分以上遅れて到着。時刻どおりだったら11時半のバスに乗れるはずだったが乗れず、少し待って、12時発の28番のバスに乗る。この28番はLa Mare Vineyardに行く路線なのだが、この時間帯は2本続けて途中の、Living Legendで止まってしまう。バスステーションで待つのもなんだから、Living Legendで待とうと考え、終点まで乗る。買い物をして、30分後の28番のバスLa Mare Vineyardに着いたのが13時半過ぎ。すぐに入場無料のLa Mare Vineyardに入り、レストランで美味しいお昼を食べたあと、ショップをのんびり眺める。しばらく待って、16時半の28番のバスに乗ってバスステーションに戻る。ついで1番のバスホテルに戻る。
 最後の晩は、今年一番お世話になったDockyard Restaurantに行くことにする。今年はこの店で4回も食べました。お世話になりました。また来年とあいさつをしてホテルに帰って寝る。

Dockyardレストランの黒板

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8/15 Veronaへ向かう

 起きて、まず荷造り。さすがに5泊しているし、買い物もずいぶんしたので、考えながら時間をかけて。特に、荷物一つ当たり23kg以下という制限と、今日乗る飛行機は無料で預けられるのは1人1個だけという条件を考えて、荷物の重さを量りながら詰める。8時に朝食を食べに行き、部屋に戻って、最終的に荷物を詰めて忘れ物がないかチェックし、チェックアウト。それから荷物を預かってもらい、また11時にタクシーを呼んでもらうようにお願いして、ホテルの周辺を散歩に行く。まず、ホテルのわきのプロムナードのベンチに座って、のんびり海を眺める。しばらく眺めてから、今度はプールに行って、海とホテルを眺められる場所でのんびりすごす。11時前にホテルに戻り、タクシーで空港まで。BAのカウンターに行き、自動チェックイン機でチェックインをしたのち、荷物を預ける。重さは量ってあるので全く問題なし。手荷物検査も全く問題なく、すぐ通る。少し時間に余裕があるので、ネットにつないだりしてから、食事。前までは中華のおばさんがやっていたが、その人はいなくなった。今回はいろいろ悩んだ末、F氏は今日のスープとチキン&マッシュルームパイ。親方はチキンFajita。スープはタイ風のスパイシーなカレーで、スープ単体だと少し辛いがパンにつけるとおいしい。パイも普通においしかったようだ。しかし、なによりFajitaはおいしかった。チキンと玉ねぎをしっかり炒めて、スパイシーなソースをからめ、トルティーヤで巻いたもので、作るのに時間がかかっていたが、大変おいしく、また食べたい味だった。定刻から15分ほど遅れてGatwick行の便は飛び、毎年この空港では何かあるのに、珍しくなにもなかった、と思ったら、飛行機が遅れたためにGatwickでの接続が結構あわただしいものになった。飛行機を降りると、接続便の人は申し出るように言われた。そこで話をすると、搭乗券にExpressのシールを張られ、急ぐように言われる。ターミナルは同じだからすぐ乗り換えられると思ったが、一度外に出されて、また手荷物検査が必要。だが、係員に急ぐように言われていたし、すぐに検査は通れた。意外に余裕があったので、F氏がショップでお土産を購入し、トイレに行ってからゲートに行くと、もう出発時刻直前。飲み水をかっていなかったので、自動販売機で買おうとしたが、1ポンド硬貨をなんどやっても受け付けず、それでも1つだけ受け付けたのでF氏の分は買えたが、親方の分は買えず。そうやっているうちにもう待合室に残っているのは数人になり、あわてて飛行機に乗ってVeronaへ向かう。

プールからホテル方面を見て

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