ジャージー旅行記(2005.4.30〜5.3)

なぜJerseyへ行こうと思ったのか

 親方がなぜJerseyに行こうと思ったか。それは、いくつか理由がある。第一に、ウェールズの首都カーディフに住んでいたため、カーディフから遠くなくて遊びに行けるところを探している際に、カーディフ国際空港から直行便のあるJerseyに興味を持ったこと。それまでJerseyなんてところがあるのも知りませんでした。第二に、観光局のホームページなどを見てみたら面白そうなリゾート地であることがわかったこと。第三に、リゾートの割にはホテルなども安いところがあって、特に旅行しようとしていた5月はまだシーズンオフなので安かったこと。第四に60回目の独立記念日の直前でイベントをいろいろやっているみたいだったこと。第五に、日本のゴールデンウィークの時期には有名な観光地は日本人の山になりそうだが、Jerseyなら日本人観光客には会わないだろうこと。実は日本人団体観光客が大嫌いなのです。第六に、行った当時にはカーディフとパリを結ぶ航空路があったので、親方がやったようにカーディフからJersey、パリと回ってカーディフに戻ってくることが可能だったこと。これらの理由から興味を持ち、行ってみることにした。

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4/30 Jerseyへ出発 

 6時起床。朝食後荷物を作って、ちょっと早いが11時より前にタクシーを呼んでCardiff International Airportへ。チップを入れずに26ポンド。予想よりちょっと高めだが、荷物があったのでバスよりは楽だからタクシーは仕方がない。空港バスなら一人4ポンドだったかな?空港バスではないローカルのバスならもっと安かったはず。6月くらいには電車もできるはずだし。なので快適に空港へ11時ごろ到着。飛行機の3時間も前だがチェックインカウンターはすでに開いていて先客がいる。チェックインをしてのんびりスープとパンとりんごの昼食をとる。しかし、見ていても飛ぶ飛行機はセスナ一機のみだけ。12時20分ごろに表示がgo to Departureになったのでゲートに向かうが、手荷物検査場は親方たちだけしかいないという人気のない状態。パソコンは出さなくて良いといわれ、さっさと待合室へ。ここでGateを見たが、1と2〜9とが分かれており、2〜9の前の扉は閉まっている。しかも案内表示にはどこのGateから飛ぶという案内は全くでない。免税店の商品を見たり、本を読んだりしてすごす。2時間も前に来なくて問題なく乗れますね。もっとも遅れたらいけないので、早めに来るべきでしょうけど。親方たちの前の13:40発のパリ行きの便は13:25にGateのアナウンスがあって2〜9の扉が開いた。親方たちの便も1時35分ぐらいにアナウンスがあって、Gate7に行く。Gate2〜9のところの入り口には出国審査場があった。ということはGate1のみが国内線専用なのでしょうか?しかし親方たちの行くジャージーは、厳密には英国ではないが、イギリス連邦のひとつで英国からはパスポート審査が不要。Gateではパスポートで人物確認をしてチケットを手で切り取るだけ。bmi Babyの飛行機B-737はGateには直接つかず、いまどきタラップで登る方式。一番最初に車いすの高齢女性を機内に入れたが、その女性にはタラップの下までは車いすで連れて行ったが、タラップは自力で登らせていた。ひどい話です。タラップは当初は前後二ヶ所にあったが、親方が乗るころには後ろがはずされる。席は26列ある最後尾。全体の7割ぐらいの席が埋まっていた。
 で、定刻どおりに2時ごろ出発。がらがらの飛行場だが、滑走路まで行って飛び立つのに待って、とやって、実際に飛んだのは15分くらい後でしたが。で、まだ上昇している途中でシートベルトのランプが消え、しばらく飛んでいたらすぐにランプがついて、2時50分にはジャージーに到着。あまりにあっけないフライトでした。しかし天気が悪くなかったので着陸前には島がきれいに見えてよかった。ここもタラップで降りる。タラップは最後尾についたので、親方たちが先頭でタラップを降りる。飛行場の建物に入って荷物のカローセルに行く前でジャージーの無料の厚いパンフレットをもらう。観光地ですねえ、こういうのを入国時に全員に手渡しで配るんですから。少し待って荷物が出てくる。すごいのは、老婦人など荷物をカローセルから降ろすのが大変そうな人のところに空港職員がついて、荷物を降ろしていたこと。すばらしいですね、そういう配慮は。そのまま荷物を持って外に出る。
 バスで中心地のSt. Helierまで行こうかと思ったら、ちょうどバスが出た後で30分以上待たないといけない。ということでまたタクシーを利用する。タクシーの運転手は話好きで、いろいろな話をしてくれる。5月9日の独立60周年にはクイーンが来るんだとか、いろいろ。運転しながら後ろの席に座っている親方たちに無料の地図をくれたりも。St. Helierよりも先のホテルまで10ポンドちょっとだった。St. Helierのバスターミナルからホテルまでは予想以上に遠かったので正解でした。ホテルは海沿いにたつFort d'Auvergne Hotel。チェックインしたのは3時半過ぎ。
 部屋がわからずウロウロして、荷物を置いてから、海沿いを歩いてSt. Helierのバスターミナルの方へ向かう。途中で丘を越えるので結構大変。タクシーの運転手は15分から20分と言うが、それ以上かかった。まあ、トンネルを使えばそのくらいで着いたらしいのですが。この海沿いの道は眺めはいいが、通るのには不便。しかも途中でにわか雨が降ったりして。バス停に着いたのが5時前ごろ。しかし、バスの案内所も、バスターミナルの横にあるインフォメーションも閉まっている。情報はホテルで聞けばよかった。
 少しバスターミナルで休んでから、うろうろ歩く。インターネットで目星をつけていたおいしそうなビストロに向かったが、対応する場所には違う名前の美味しくなさそうなレストランがあった。電話帳で調べてもそのレストランはない。なので、空港でもらった無料ガイドブックに出ていたAtlantique Seafood Barに行く。しかし、まだ開店時間の6:30よりも15分早かったのでFish Marketの入り口が閉まっていて入れない。なので、近くのパブに行って、ジャージーのビールを1パイント飲む。2ポンド弱。それから6時半になったのでAtlantique Seafood Barに行き、シーフードを堪能。タクシーを呼んでもらってタクシーでホテルまで。飲みすぎて歩いて帰る元気はない。タクシーでチップを入れて6ポンドでホテルへ。少しホテルの東側のプールのあたりなどを散歩して、バーラウンジで一杯酒をなめてから、部屋へ戻る。

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5/1 ジャージー動物園の理念に感激 

 メーデー。5時過ぎに目が覚める。窓から見ると朝焼けがきれい。だが、ホテルの窓を開けるのに一苦労。7時ごろにホテルの東側へ散歩に行く。昨晩行ったプールのあたりをまた見てから、潮が引いている浜に下りる。それから少し東に歩いて砂浜のところまで行って、波打ち際まで行く。そんなこんなで遊んでいてホテルに戻ったら8時20分。それから朝食。それからホテルのフロントに聞きに行こうとしたら、その横でEasylinkという観光に便利なバスのパンフレットを見つける。バスターミナルで探さなくってもよかったんでした。ホテルのフロントでお金を払うと引換券をくれる。9:38分のEasylinkのバス(これが1本目でもう1本あり)に乗ってバスターミナルまで行き、バスターミナルでチケットを受け取る。Easylink10:05発のLink77のバスに乗る。バスはほぼ満席に近い。意外と海辺は通らず、眺めのいいところはGorey Castleのところくらいだけ。Jersey Zooには10時35分ごろ到着。
 一日動物園を楽しみ、Easylinkの5時9分発のLink77のバスで帰る。途中ホテルの近くで途中下車して、歩いて浜辺へ出て、お店でミネラルウォーターを買ってホテルに戻ると6時前。少しホテルで休んでから、8時ごろにホテルのすぐ近くのNelson's Eyeというシーフードレストランに行く。大満足して11時にホテルに戻る。

タマリン

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5/2 戦争の記憶を回る 

 世間では昨日のメーデーの代休。まあ、リゾートにいるのであまり関係ないけど。朝5時半に目ざめるが、昨日のように朝焼けは見えない。それどころか、ときたま雨。心配したが昼間は結局いいお天気。朝食を食べに行くと、昨日と同じ席に座れと言われる。またEasylinkの9:38発のピックアップバスでバスターミナルに行く。インターネットで調べておいた情報によれば、今日はLibeation 60 Steam FayreというイベントをPallot Steam Motor and General Museumという所でやる。しかし聞いてみるとEasylinkではそこに行かないんだとか。市民などが普通に使うバスConnexで行けると教えてくれるが、次のバスは1時間ほどあと。
 ということで、Easylinkの9:55発のLink55のバスでJersey War Tunnelsへ。寒い中展示をじっくり見て、Easylinkの3:06発のLink55のバスに乗り、バスの中から島の北と西の海岸沿いを見る。Greve de Lecq Beachは北部のきれいな比較的狭いビーチで、ここにもドイツ軍の要塞が立っている。島の西側のSt. Ouen's Beachは長い海岸線が続くきれいなビーチだが、ここにもあちこちにドイツ軍の要塞が立っている。ここは風も強く、サーフィンのメッカらしい。
 島の西南の端にあるCorbiere Lighthouseでバスを降りたのが3時50分。灯台の手前の地下壕の辺りまで行って、バスの時刻もあるのでのんびりと戻る。4:50のEasylinkバスに乗り、途中の浜をバスの車窓から眺めて5時20分少し前にバスステーションに戻る。ホテルへの最終バスは5:20発。だが、同じ5:20発だが違うバスはいるが、親方のホテルへ行くバスがいない。聞いてみると、定刻より早く出たんだそうな。まったくふざけている。なので歩いてホテルまで帰る。Fortの下のトンネルを使えばホテルまで最も近いのはわかったが、トンネル内は空気が悪い。のんびり歩いて6時前にホテル到着。その前に昨日行ったNelson's Eyeの海側のプロムナードを通ると、マネージャーがいてこちらを認めてる。一日で覚えられました。まあ、東洋人は少ないしね。店は6時前だというのに混んでいる。また少しホテルで休憩し、8時20分に今日も昨日と同じNelson's Eyeへ。今日は特に食後のお酒に満足してホテルまで帰る。

War Tunnels

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5/3 パリへ

 朝はいいお天気。6時半に起きて周辺をお散歩。7時過ぎにホテルに戻ってきて、荷造り。8時に朝食を食べに行くとテーブルの上にホテルに関する意見を書く封筒が置いてある。朝食を食べてチェックアウト。荷物をホテルに預かってくれと言うと、隣の部屋において置けと言われる。Easylinkのバスには少し早めだったので少し周辺を散歩してからEasylinkでバスステーションへ。バスステーションの反対側のLiberation Squareでは9日の60周年式典の準備が始まっている。そのため封鎖している道路もある。渋滞すると聞く道路だが、しばらくは大渋滞になることでしょう。そのためか、昨日・一昨日とは違うルートでバスステーションに到着。  Liberation Squareにあるインフォメーションで情報をいまごろ少し探してから、歩いてElizabeth Castleへ。大砲を撃つのまで見て、水陸両用車で戻ってきたのが1時35分ほど。そのときには結構強い雨。目の前の大きな通りでタクシーを捕まえたかったが、つかまらず、あきらめてバスステーションまで歩き、タクシーに乗ってホテルに行き、預けていた荷物を受け取ってチップを置き、そのまま乗ってきたタクシーで空港へ。この運転手は英国人だが、奥さんがタイ人で、簡単な日常会話の日本語もできるんだそうな。(実際はちょっとおかしかったが)。かななら書けると。すごいですね。タクシー仲間での愛称がTokyo Joeなんだそうです。なんでBangkokではなくTokyoかというと、やはりそちらの方がイメージがいいからなんだそうな。降りたときにタクシーのナンバープレートを見せてもらうと、タイの国旗と日の丸とをつけていた。面白い人だった。  空港に到着したのは14時10分ほど。カウンターを探すが、小さな空港なのに乗る予定のTwin Jetのカウンターは見つからず。尋ねてBritish Airwaysのところで代行していることがわかる。チェックインしてからようやく昼食。到着ゲートの上の階にあったレストランに行って食べる。ワインを2本のみ、親方はクリーム味のムール貝、F氏はタイ風のFish Cake。ムール貝はちょっと味が濃いけど普通においしかった。メインは親方はPlaiceのフライ、F氏はラムのコトレット。Plaiceも普通に美味しい。空港のレストランではおいしいものを食べられることはまずありえないが、まあここは及第点だった。全部で何ポンドだったかな?
 結局ジャージーは本当に楽しかった。同行のF氏も同意見。また近いうちに行きたい。飛行機は定刻16:15に出てパリのオルリー空港にはほぼ定刻の18:45に到着。

Elizabeth Castle

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