Island RIB Voyages(ジャージー旅行記)

 RIBとはRigid Inflatable Boatの略だそうで、小型のボートに乗ってJersey南部のリーフに行って運がよければ海生哺乳類も見られるというもの。ちょうど7/29〜8/6まで行われているWet'n' Wild Weekというイベントのひとつ。たぶん他の時期もこの会社ではなにかやっているとは思うが。この会社のツアーは4種あるが、この日はこのツアーのみ。もう一社RIBのツアーがあるが、それよりはこちらの方が面白そうに見えた。

 ホテルのフロントで、11時のツアーIsland RIB Voyagesを予約する。参加費ひとり35ポンド。クレジットカードの番号を知らせて予約終了。10時45分までに来いといわれる。フロントで場所を確認すると、ホテルから歩いて10分か15分と言われるが、去年歩いてその時間では着かないのを知っているので早くホテルを出て集合場所へ。小さなプレハブではなくもっと大きな建物かと思っていたために、そこを見てはいたけどそのまま行きすぎる。明らかに行き過ぎたようなのがわかり、フェリーのチケット売り場のお兄さんに尋ねると、わざわざカウンターから外に出てきて、「ゴメン、わからないんだけどあそこで聞いたら」と本当に申し訳なさそうに言ってくれる。本当に人がいいねえ、ここの人たちは。こういう丁寧な応対をされると、わからなくっても気分がよくなります。屋台でコーヒーを買って尋ねると、さきほど通った所のプレハブだと教えてくれたので戻る。時間に余裕があったので、それでも10時35分前に着く。

 前にいる男性二人組みの後で待って、順番がきたらホテルから予約したと言うとすぐに話が通る。ほかに客がいないからか、壁に貼っている目的地のリーフの地図を指しながらいろいろと説明してくれるのを聞くと、案内の文を読むよりも期待が高まる。建物の中だと思っていたが違ったので、St.Helierの中心地に戻ってトイレに行ってからまた戻ってくる。そのうち集合時間に。乗客はさきほどの男性二人組みのほか、高齢者カップル、男女三人組、それと女性一人と我々の合計10名だった。風も水も通さないオレンジのジャケットを着た上でライフジャケットを着け、乗り場へ向かう。

 乗客10名用の小さなボートでスタッフは二人。ジャケットを着たときは暑かったが、海に出ると風があるのでちょうどいい。湾内はゆっくり走るが、湾を出るとスピードを上げる。凪いでいるのでゆれは少なく、気持ちがいい。30分ほどで目的地のリーフに到着。潮は中ほどで上げている最中。リーフには先客が上陸していて宴会中。フランス語を話しているのでフランスから来たのだと思うが、ここはJersey領だというのだがよいのか?パスポートはどこかで見せたのだろうか?埠頭は本来このひとたちの船を停めるのではなく、我々のボートを停めることになっているのだそうで、前の船を動かして停める場所を作ってから上陸。海鳥はたくさんいるが、運がよければと言われたイルカ・アザラシ類は見られず。仕方がない。岩場を登り、海辺に行く。リーフからはJerseyの島影がよく見える。イギリス最南端のトイレを眺めてから45分ほどで船に戻る。大きな岩がごろごろしているところなので、高齢者にはちょっとつらかったみたい。さっき停めていた時よりも潮があがっているので、少し船の位置を直してから乗船。30分ほどでJerseyに戻る。イルカ等は見られなかったけれども船好きの親方には楽しかった。

ボート
湾内にいるときのボートの様子

ボートから見たリーフ
ボートから見たリーフ。住んでいる人はいないが別荘が建っている

海辺
海辺。海獣は見られなかったが海鳥はたくさんいる

埠頭
リーフの上から見た埠頭

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