島の北西部の海岸歩きPinnacle Walk(ジャージー旅行記)

 島の南側はビーチが多いが、北側はほとんどがけであり、交通の便も悪い。そこでその島の北側を見てみようと歩いてみることにした。どこを歩くかだが、Landscape of Jerseyという本のルート6に沿って歩くことにする。途中の奇岩Pinnacleがこの本の表紙の写真になっているのをみると、代表する風景なのだろうということと、距離もあまり長くなくて同行するF氏にも負担が少ないだろうというのが理由。島の北西の角の岸壁の上側を歩くルートで、北側のがけの様子がよくわかる。

 バスステーションから9:35発の12Aのバスに乗ってL'Elacqへ。1.5ポンド。ほぼ満席だが、高齢者の多くは途中のJersey Pearlで降りる。L'Elacq到着は10:10ごろ。ここは島の北西の海沿いで、バスの終着であり、ウォーキングルートの起点でもある。しかし、それなのにここにはトイレが見当たらない。普通はこういうところにはあるでしょう。Seafood Take Awayの店が一軒あるだけ。Pubでもあればそこで借りられるのにそれもないし、そのまま歩き出す。

 ルートの案内はみだり色に塗られた丸木が立っており、判りやすい。地面を這うように紫色の小さな花のお花畑になっていてきれいだし、眺めはよく、ガンジー島やフランスも遠くに見えて楽しい。コースも楽で歩きやすい。少し風が強く、日は出ているが少し寒いぐらい。半袖だけではなく、薄いウィンドブレーカーもあったほうがよいと思った。のんびり歩いて、奇岩Pinnacleやドイツ軍の作ったバンカーなどを見て、11:40ごろに目的地のGrasnez Castleに到着。このRuinを見て、競馬場の横を通って8番のバスが走っている道まで歩く。

 ここで8番のバスを拾う予定だが、バス停に行ってもバスの時刻表は表示されてないのでいつバスが来るのかまったく判らない。St. Helierからの時刻は調べてあって2時間に1本しかないのはわかっているので、最大2時間近く待つ可能性があるが、いつくるかわからないので、ずっとバス停に立っていなければならない。しかもベンチもなければPubも公衆トイレもない。10分ほど待ったのだが、あきらめて道に沿って歩き出す。途中でバスが走ってきたら止めようと思ったが、やはり来ず。次のバス停まで遠いが、次のバス停にもなにもない。単に横へ行く道があるだけ。住宅は何軒か一本内陸側の道にあったが、そこへ行っていてバスをやり過ごすことだけは避けたい。結局、途中から8番のバスルートを外れて、来るときに着いた12Aのバス停L'Elacqに戻る。ここからは13:05にはバスがあることが確認してあったので、確実。バス停まで来て念のためにSeafood Take Awayの店まで行くと、店の中には利用できるトイレはなかったが、その横に仮設トイレが置いてあった!どうもバスの運転手などのためのようですが、案内もないし、来るときには気がつかなかった。勝手に使ってよいのか判らないが、ありがたく使わせてもらう。ここまでトイレがないウォーキングルートもさすがに珍しい。

島の西海岸
L'Elacqを上がったところから見た島の西海岸St. Ouen's Bay。一番先に見えるのが島の西南の端にあるCorbiere Lighthouse
Pinnacle
Pinnacleは実際に見ると大したことはない。手前の紫の部分などは小さな花。
紫の花
紫の花

ドイツ軍が作った見張り台
ドイツ軍が作った見張り台。これ以外にも地下壕や砲台の後なども残っている。遠くに見えるのがたぶんガンジー島だと思う。
Grasnez Castle
Grasnez Castle

Grasnez Castleからみた崖
Grasnez Castleからみた崖

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