いつも使っているFort d'Auvergneホテルの問題の一つに、ランドリーサービスが無いことがある。イギリス人はアイロンを使えるのが前提なので、もちろん洗面台で洗濯してアイロンをかけるってのは一つの方法だが、小さな洗面台で洗濯できる量は限られているし、干す場所も限られている。ホテル内に洗濯乾燥機がコインで使えるようになっていればいいのにといつも思う。
ということで、F氏の洗濯を外のランドリーを使うことにした。町の中心部にはいくつか見かけるが、ランドリーではなくドライクリーニング中心の店のほうをよく見る。今回利用したのは、Roseville St.とLa Colomberieの交差点の一軒隣にある店。Roseville St.の反対の端はホテルのすぐそばでHavre des Pasにぶつかっているので、行くには便利なところ。タイ料理屋Park Houseの近くでもある。店の表には、ここは日曜日も休みなしで、朝８時から夜８時までで、依頼は夜６時半までと書かれている。
10時ごろに行くと洗濯機が何台も並んでいて、若い女性が窓口に一人いる。聞くと、自分で洗濯してもいいし、依頼してやっておいてもらうことも可能だとの事。特に量や重さなどもなにも計ることもなく、大き目の紙袋に入れた洗濯物を洗って乾燥するので７ポンドだとのことで依頼する。５時までにはできるとのこと。特に選択物の数のチェックなども何もなし。ここは治安もよいし信頼しても大丈夫なのでしょう。７ポンドはやや高いとは思うけど、旅先でずっと洗濯機の前で待っているのも時間の無駄だし。予約の紙を渡される。
５時過ぎに店に行くと、すでにできていて、持っていった大きな袋に入れて返された。７ポンドを払って洗濯物を受け取る。洗濯物はソックスにいたるまでアイロンがかかっていて、それを考えれば７ポンドは安いとのF氏の評でした。
去年使って便利だったので、2010年も二回使った。去年から値上げしていて８ポンドだった。また、９時半前にもって行ったときには３時以降に取りに来いといわれ、10時過ぎの時には５時以降といわれた。
しかし問題も発生！二度目に使った際に引換証を渡すと、どんなのだと聞かれるので紙袋と答える。ほとんど紙袋で持ってきている人いないですからわかりやすいはずが、見える範囲にはない。すると、ほかの人の洗濯物の袋の下から、つぶれた紙袋が出てきました。まあ、こっちはそんなものでしょう。しかしホテルに帰って洗濯物をチェックすると、F氏のソックスと親方のソックスの合計２組のソックスの洗濯を頼んだのだが、両方片側のみしかない。袋ごとまとめて洗濯し、中身のチェックをしないシステムですから普通はそんなことないのですけどねえ。予想では小さなソックスは洗濯機から出すときに気がつかずに出し忘れたのではないだろうか？これまで２回は一度もこういう事故はなかったですね。お店に行って、ソックスの片割れを見せて話をする。出てこない可能性は高いと思いつつも言わないといけないでしょう。相手は謝りながら、明日の朝までに探しておくと言って、ソックスの片割れ×２を預ける。しかし、名前も聞かなければ連絡先もないし、預けた片割れのソックスの引換証もない。結構いい加減な店ですね。でもこれで出てきたら驚きです。この話をした年配の女性は午前はいないので、責任回避ではないかというのが我々の予想。で、翌日の昼前に店に行くと、予想通り話すら伝わっていない。ソックスが出てくるどころか、預けたソックスも返ってこない。そんな気はしていましたが。これはもう無駄だとあきらめました。
なくされるリスクもあると考えたうえで頼むべき店のようです。袋に何が入っているのか自主的にメモをつけている人もいたようです。
実は旅行に、吸水力の優れたドイツ製万能クロスShamWOWシャムワウをもっていっていて、洗濯物を絞った後にこれで荒く乾かしてから干したりもしていた。すると手絞りだけでも、干している際に水がたれることがないので、バスタブの上で干す必要もなく、乾くのも早かった。無くされて困るようなものは、手間は少しかかるがこっちの方がよさそうである。
2010年にはドライクリーニングも使った。上記の店にはドライクリーニングとも書いてあるが、実際にはやっていないとのことなので、F氏がパリで赤ワインのグラスを倒されてしみになったスカートは、Jersey PotteryのCafeの正面にあるドライクリーニング専門店というところに預ける。そこは10時過ぎに依頼して、できれば夕方に使いたいというと、３時にはできていて５時半閉店だそうな。５時前に受け取りに行くと、シミがとれているのを見せてどうだ、と威張るので素晴らしいとほめて、チップも含めて10ポンド払う。さすがは専門店です。きれいになっていました。