ジャージー旅行記(2015.9.15〜9.20)

Jersey旅行の準備

 今年もジャージーJerseyへ行こうと最初に検討を始めたのは3月下旬。夏に出張があったのとLa Capanninaが過去二年と同じ日程で夏休みを取るならと想定して、秋の連休も使って9月半ばから行くことに決める。Jerseyへのフライトを調べると、去年とほぼ同じ状況。イギリスからの便は多いが、ヒースローからはない。ロンドンで一番便利なのは例年通りGatwickで、日本からロンドン経由なら空港間の移動が必要で、日本を朝出てその日のうちにJerseyに入ることはできない。また、Gatwick空港は使いづらく、日本からの直行便があるような空港の多くが、Gatwickへの直行便がないか極めて少ない。つまり、どこを経由しても日本を朝出てその日のうちにJerseyに入ることは不可能。それ以外の国からJerseyへの便も状況は同じで、相変わらずドイツからは土曜日のみ。これも例年同様、アクセスを確認しながら、Jerseyとどこかほかの都市を組み合わせて旅することを検討して、今年はBarcelonaへ行くことにする。アクセスをいろいろ考えたのと、Barcelonaでメルセ祭りというのが9/18〜24にあって、これを見てみたいと思って、旅の前半にJerseyに行くことにした。
日本を夜中に出て朝にフランクフルトに着く便を使うことにして、そこからどのルートでJerseyに行くかが問題。ドイツからJerseyへの直行便は土曜日しかないから、基本イギリスで経由するしかない。しかし、フランクフルトからGatwickへの便があれば簡単で便利なんだがこれがない!フランクフルトからロンドンは、原則Heathrow行。そうすると、HeathrowからGatwickに移動しなくっちゃいけない。これが時間がかかるので嫌いなのです。Heathrowでの入国審査も時間がかかるから好きじゃないし。ということで、いろいろ探して、マンチェスター乗り継ぎにした。今回はこれが一番便利そう。マンチェスターからはいつものFlybe便。日本からの出発の際にスーツケースを23kgではなく20kg制限にしておくことが注意点だが、行きはまだ荷物が軽いから問題ないでしょう。乗り継ぎも4時間でちょっと長いけど、短くて何かあると乗れなくなるよりも余裕があって好みに合う。

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9/15 留学生じゃなくてよかった

 夜中に羽田発の飛行機は5時半ごろドイツのフランクフルトに到着。次にイギリスのマンチェスター行のルフトハンザに乗り換える。手荷物検査場に行くと、ちょうど朝6時前で、担当者の交代らしく、しばらく待たされる。と言っても、まあこんなもの。マックカフェは開いているが、温かいものが食べられないかとみると、そのすぐ隣でソーセージを焼き始めているので、そこで温かい食べ物を購入できる。ハムとチーズを挟んだパニーニを買って焼いてもらい、あとコーヒーを買って、ゲートの近くで食べていると、すぐにゲートがオープン。若い中国人がたくさんいてもめているが、留学の学生らしい。機内持ち込みの荷物が、一人で持ち上がれないほど重そうで、ひとりそれをスタッフに見咎められて、預けさせられていたが、ほかにもそんなのがいた。機内に入っても、手荷物のスペースがいっぱいで入れられない若い中国人が数名出て、これも荷物入れに預けさせられる。7:40の定刻より少し遅れて出た飛行機は、マンチェスターの近くでなんども旋回し、上がったり下がったりを繰り返す。天候が悪くて、着陸を待っているらしい。そのため、1時間弱遅れてマンチェスターに到着。同行のF氏は気圧変化に弱いが、このときに耳抜けができず、ずっとマンチェスター空港で耳の痛みと戦っていた。
 マンチェスターで入国しようとすると、通常のEU&イギリスパスポート所持者とそれ以外という入国審査の列で、大量の留学生の列。イギリスでは9月は新入学の時期で、毎年この時期は留学者の入国ビザのチェックで大行列になるのは知っていたが、マンチェスターの列は想像以上。だけど、その列の最後尾のところでスタッフが学生か?と尋ねてきて、我々は違うというと、あっちへ並べと、EU&イギリス以外でも留学生以外は短い別の列になっていてラッキーでした。あの留学生の入国審査は3時間でも終わるかどうか・・・。とんでもない長い列で、入国審査員は3名のみで、しかもビザ書類の不備でもあると、えらい時間がかかるでしょう。我々はすぐに入国できました。
 羽田からの荷物も受け取り、いったん外に出る。次にFlybe便でJerseyへ行くのだが、Flybeがどこのターミナルぁら出発だったか確認してくるのを忘れる。空港内の案内とかでは見つからず、Informationで聞いたら、Terminal3だとのこと。一度外に出て歩いて行けるとのこと。ありがたいことに外に出ても雨は止んでいた。荷物をもって移動し、Flybeのカウンターへ。さすがにローコストキャリアだけあって、チェックインも荷物の預けるのもすべて自動機でやる。しかしやり方がわからず、結構係員の助けを借り、いやな顔をされる。しかし、もう少しわかりやすくしてほしいものです。それから手荷物検査を終える。
 まだずいぶん早く、しかもどこのゲートなのかもまだ表示が出ないので、パブで少し食べようということになったが、F氏の好みの英国特有のパイ類や、ソーセージ&マッシュ+グレービーなどは11時半以降で、朝はBreakfastメニューしかないとのこと、残念。まずは1パイントのビールを飲んだが、店の人間が少し慣れていないようでいろいろ大変。1パイント2杯で合計8.20ポンドで、20ポンドを払ったら、そのレシートを見て、おつりを8.20ポンドよこす。えっ、てそうじゃないでしょって、丁寧に説明してやっと理解してもらって11.80ポンドのお釣りをもらう。それから、English Breakfastの量の多い版である、Full Montyというものを二人で分けて食べる。9.95ポンド。まだF氏が耳の調子が悪くて、パブの硬い椅子は座りにくいとのことで、人のいないゲートの近くの座りやすい椅子に座って、ゲートが開くのを待つ。12:05発だが、早いうちから12:30出発予定と表示されている。一時期ゲートオープンが12時ごろとの表示が出るが、その表示は消え、もっと遅い時間発の便も何時ごろゲートオープンと出るのにずっと12:30発予定としか出ないので、本当に飛ぶのか心配していたが、そのうち12時5分過ぎにゲートが表示される。慌てて表示されたゲートに向かう。ゲートから地上を歩いて飛行機まで向かうが、このときも晴れていて問題なし。飛行機は空席もあって、これも特に問題なし。F氏も再度上空に上がったら、耳が抜けたとのことで、痛みが消えてよかった。
 Jerseyには予定から少し遅れて13:45着。途中は雲も多かったが、Jerseyは晴れていた。ここも飛行機から地上を歩いて空港の建物に入るから雨じゃないのはありがたい。いつものように、情報の冊子What’s Onをとって、トイレに行っている間に荷物はもうすぐ出てきた。それをもって、ゲートを出てタクシー乗り場へ向かう。タクシーはたくさん待っていて、すぐにタクシーに乗っていつものFort d'Auvergne Hotelへ向かう。
 ホテルは、フロントに誰もいなかったが、少し待つと去年も見た人がやってきて手続きをする。今年はバルコニー付の2階の部屋、23号室。入ってみると、新しく機能的なクローゼットができるなど、少しだけ内装を変えたようだ。もっともこの部屋は前は知らないはずだけど。結構広くて、大きなスーツケースで来ている我々には使いやすくてありがたい。荷物を整理し、いつもの店に水を買いに行く。「どこから来たの?中国?」と聞かれるほど、もう中国人のほうが多いのですよね。最近はイギリス人はベトナム観光が流行しているのだそうな。安いのもあってだとのこと。そんな話をしながら大きな水のペットボトルを4本買って、部屋に戻る。疲れてはいるが、この時間に寝てしまうと時差ボケが治らないので、周辺を散歩に行く。変わったところも変わっていないところもある。Nelson's Eyeは、旅行の前にネットで検索していたら、90万ポンドで売りに出されていたのを見つけたが、Soldの表示が出ていたので、誰かが買ったようである。しかし、店は廃墟になったまま。来年はここに新しい店ができるのか?それとも更地になって、貸別荘か何かになるのか?どうなのでしょう。もう少し歩き回って、プールに行くと、気温15度くらいで、監視員もいないような状態なのに泳いでいる人がちらほら。よく見るとそのうちにひとりは下半身不随の車いす使用者。元気ですねえ、驚きます。寒くないのでしょうかねえ。のんびり見て回って、ホテルに戻る。
 シャワーを浴びてすっきり気分転換してから、ホテルから電話を入れて、La Capanninaに7時に予約を入れる。着替えて、ホテルの前のバス停から1番のバスに乗る。1人片道1.5ポンドに値上げしていた。町の中心の近くで降りて、街の様子を眺めたり、ウィンドショッピングをしながらLa Capanninaへ向かう。またF氏はいつものモンスーンのショーウィンドーに飾られた服を見て、気に入った模様。あの店は前と同じ、あそこは変わったなどと話しながら向かったが、早く行き過ぎてLa Capanninaの前には6時半に到着。店の前の教会は、建物が危険で入れなかったが、補修が済んで入れるようになったらしく、入れないと書かれていた案内がなくなっていた。今度中を一度見てみたいと思う。店の前に貼られているメニューを眺めたりしていると、まだ時間が早いが、何年も前の子供のころから働いている若いスタッフが、ひげを生やして、少し雰囲気を変えて店から出てきて、新人とどこかへ向かう。もう少しすると、これも同じころからいる若い女性スタッフが顔を出す。まだ7時には早いが、入り口の近くに行くといつの間にか店の入り口の表示が、OPEN表示に変わっていて、いつもの若いマネージャーが顔を出して、まだ早いのに店に入れてくれる。おいしい食事とワインをのんびり楽しむ。帰る前に、いつも歓待してくれる87歳かな、のTinoだが、今度の日曜日が誕生日とか聞いていたので、日本からのお土産とバースデイカードを渡す。仕事中なので開けてゆっくり見てもらうことはできなかったが、喜んでもらえたと思う。帰るころには強い雨になっていた。タクシーで10時過ぎにホテルに戻る。疲れていてすぐに寝る。

Nelson's Eyeに売約済の看板

ホテルの近くにあって以前よく行っていたレストランNelson's Eyeが売りに出され、売約済みになっていた。

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9/16 雨なので町で買い物

 早く寝たのと時差ボケで朝3時ごろには目が覚める。寝なおすが、眠りが浅く、5時台には起きてしまう。6時過ぎにはF氏は着替えてフロント近くに行って、Wifiでパソコンをネットにつなぐ。相変わらずWiFiは部屋からはつながらないのは不便だが、高齢者が大多数のこのホテルでは、フロントでつながるだけでありがたいと思わねば。親方も遅れて6時半過ぎにスマホをもってフロント近くに行って、メールを確認したり、ネットでニュースを見たり。F氏は去年もあった夜係のスタッフにコーヒーを淹れてもらって飲みながら作業していた。ただし、量が多すぎて持て余していたが、声をかけてそういうのをやってくれるのは本当に気が利いている。親方も面倒な返事が必要なメールだけはパソコンを使って返事を書く。そうこうしているうちに8時を過ぎたので、パソコンを部屋に置いてから朝食へ。いつもの朝食だけど、微妙には変わっている。ヨーグルトのメーカーが代わったとか、ヨーグルトのそばにあった甘く煮たフルーツがなくなったとか、シリアルの種類が増えたとか。相変わらず美味しい朝食。ホテルにはあまり客はいないのかと思っていたけど、9時前には多くの客でいっぱいになり、朝食に来る出足が遅いだけらしい。
 今日はDurrellに行こうと思っていたのだが、朝の天気予報を見ると、10時から13時くらいが天気が悪い予報で、翌17日はほとんど雨が降らないようなので、Durrellには明日行って、今日は街で買い物をすることに決める。食事後は少しのんびりして、10時前にホテルを出ると、相変わらずホテルの前には多くの人が待っている。この一部はバスの1番を待っているのだし、残りは観光バスに乗るために業者のバスを待っているのだが、意外に1番のバスを待っている人が多かった。もしかすると、前のバスに乗れなかった人たちかも。急いでいないので、次のバスに乗れなくても仕方がないと思いながら待っていると、1番のバスが二台続けてきた。前のバスはほぼ空いているが、二台目はほぼ満席。満席で乗れないので二台目のバスを運行したようです。そういう柔軟な対応は実にありがたい。事実、ホテルの前の客が乗ったら、ほぼ空席のバスの席がほぼすべて埋まったから。
 バスでF氏とは別れる。F氏は街の中心地の近くで降りて、昨日見ていたモンスーンに。親方は次のバスステーションまで行って、そこの近くのLocalとかいう小さなスーパーで、Piccalilliとインスタントスープ、それとマスタードのJersey Cider漬けという面白いものを見つけたので購入。それからLa Capanninaの近くの電気屋に行って、F氏のiPhone用の充電器を購入。12.99ポンド。今朝充電しようとしたら、接触が悪かったらしく、火花が飛んで、充電器が壊れたようだったので。もちろん230Vに対応した充電器で過去にも何度もヨーロッパで使っていたものだが。もちろんコンセントはイギリスタイプで、これから行くバルセロナも日本も、変換器がないと接続できないのはわかっているのだが、充電器はないとねえ。それからモンスーンに行って、F氏に合流。F氏は二階で子供服を買ってから、自分用の服を探していたところ。二階の担当者は去年もいた人で、去年買ったことも覚えていたんだそうな。年に1回しか行っていないのにねえ。F氏は自分が気に入った服が3着だけしか見つからず不満らしい。それからCath Kidtsonでストールと靴下を買い、Bh’でも服を見て何も買わず、アクセサリーでも弁当箱(!)と帽子を買って、外に出たら雨が降り出していた。これは予報通りだが、予想と反してイギリスらしいしとしと降る雨ではなく、大雨。強い雨。雷もなった。どうするか迷ったが、とりあえず雨の中をMarks & Spencerに向かい、服を買った後も雨は強くなる一方。食料品売り場を見ると、すしの材料などを売っていて驚く。ガリとか、みりん、のり、巻き簾、わさびなど。ほかにも乾麺のそばとかうどんも。こんなのも置くようになったのですねえ。お茶やリンゴチップスなどを買って食料品売り場を出て外を見ても雨脚は強いまま。これが11:35。二階にあるトイレに行って、二階の服を眺めて時間をつぶすが、雨は少しだけ弱くなったけど、まだまだ強い。プレゼント用に買った服などが濡れないように持って帰りたいのが一番の問題。こんなにたくさん買わなければ雨の中でも問題ないのに、というのは親方の口には出さない愚痴。親方のバックパックに濡れては困るものを入れたり、水をはじくエコバックに移し替えたり、いろいろやって雨の中を歩き出すことにしたのが12:00少し前。
 歩き出して後悔したが、歩き出したからにはと、そのまま歩いて、いつものタイ料理屋Park Houseについたのが12:25ごろ。雨だからか客は誰もいない。いつもの店主が笑顔で迎い入れてくれる。結構濡れましたが、濡らしたくない荷物は死守。天気は、13時前には雨脚も弱まって青空が見えながらも小雨が降っていたが、13時過ぎには雨も止んで、帰るときには青空。もう少し待てばよかったのか、というのは結果論。途中であの店は変わっていないとか、変わったとか見ながらホテルに戻る。
 途中のRoseville bistroでは店の前でメニューを見ながら、今晩はここにするかなどと吟味。ホテルに戻ると3時。部屋で洗濯をしたりしてから、のんびりしていると、疲れていたのか時差ボケなのか、うたたねをしてしまう。そのころF氏は体調が悪くなり、腹痛。薬を飲んで痛みが楽になるまで横になる。結局F氏は体調が戻ってきたのが夜9時ごろ。なので親方は6時ごろからパソコン作業などをしていたが、結局外に食べにはいかず。ホテルで今年からルームサービスを始めたのがわかっていたので、それで夕飯にする。卵サラダのサンドイッチとチーズの盛り合わせを注文すると、卵は・・・20分程度の時間がかかるかもとの話。そのあとで電話が来て、シェフが卵サラダはできないと言っているといわれる。卵をゆでるためのお湯を沸かすのがもう面倒なのではないかと推測。一応ルームサービスは10時まで可能と書かれているのだけどね。じゃあ、サンドイッチは何ができるのと聞くと、チーズと。一緒にチーズの盛り合わせを頼んでいるので、チーズじゃないほうがいいと言って、ハム&マスタードは?と聞くとできるというので、それでお願いする。しばらく待って9時40分ぐらいに部屋に持ってきてくれた。買ってきたチキン&リークのスープの素を2人分のティーカップに分けて熱湯をかけてスープも作り、一緒に食べる。サンドイッチにはサラダがついているし、チーズの盛り合わせにはクラッカー・ブドウ・人参・セロリ・チャツネが一緒についてきた。チーズも4種類。なかなか豪華で美味しかった。外には行けなかったが十分に満足。スープも美味しかった。食べ終わったらフロントに電話してねとのこと。このホテルの廊下は狭いので、廊下に出しておいて移動の邪魔になるといけないからすぐに回収したいらしい。シャワーを浴びてすぐに寝る。昼寝をしたけど、すぐに寝付く。

ムール貝のタイカレー風
Park Houseのムール貝のタイカレー風。これにご飯がつく。

ホテルのベランダにきていた鳥

ホテルの23号室のベランダにきていた鳥。ベランダでえさをやる客がいるのでしょうか?ふんはほとんどなかったので、いつも来ているわけではなさそう。

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9/17 季節はずれのDurrellはもうひとつなのかも?

 F氏も大分元気になったらしい。夜中に目が覚めて、まだ時差ボケらしく眠れず。二人で寝ながら話をしているうちに朝に。紅茶を入れて、Marks & Spencerで買ったリンゴチップスを食べたらすばらしくおいしかった。これは普段から食べたい。7時ごろにネットにつなぎにフロントの近くに行くが、特に重要なメールはない。8時に食堂に行くと、8時を1分すぎていてもまだドアが開かずに、ドアの前で4人ほど待っている。4分ほど過ぎて開く。いつものおいしい朝食をさっさと食べて、8時半に部屋に戻ろうとしたら、ちょうど8時半に朝食を食べようとする人で入り口が大渋滞。早くに食べてよかった。
 9時半ころになるとバスが混むので、9時前の1番のバスに乗ろうと待っていると、毎年いるマネージャーが歩いてきて、しばらく話す。部屋が快適になった、というと、そうだろう、冬に改装したんだ、またこの冬に20室を改装するんだ、とのこと。一時期売却すると噂されていたけど、客室を順次改装するということは、売却することはないということである。よかったと安堵する。この時間ならバスには問題なく乗れる。バスステーションに行って、まず3日券を購入。2人で39ポンド。一緒に時刻表をもらう。Durrell行きは3種類あり、すぐに来る9:22発の3番のバスに乗る。さすがにまだ混んでいない。Durrellには10時前に到着。しかし、前から好きなLemurのツアーはなくなったし、Lemurの場所に行っても数が減ったし、ツアーの説明はいつものサラじゃないし、おみやげの品数は少ないし、例年ほどは楽しめず。早めに13:31発の23番のバスでバスステーションまで戻る。
 次に14:10の12aのバスで、西海岸へ。バスから見るだけでも好きなSt Brelades bayや、Corbiere Lighthouseなど眺めて、Jersey Pearlで15:00に降りる。いろいろ眺めていると、去年までに買ったものと似ているが劣るものか、または高すぎて到底買えないものばかり。しかしよく見ると二つだけ変わったものがある。毎年いる店員がいたので、これは真珠なのかと尋ねると、言いよどんで、ええ、という。その店員も今初めて見たとのこと。へ?と驚く。店員が初めて見た?毎日働いているわけではないからと、ほかの店員に尋ねて分かったことは、入荷したばかりの新商品だそうな。中国産の淡水真珠の表面を手彫りでカービングしたものだとか。層状にできている真珠の表面をカービングしてはがれないのか疑問だったが、カービング後に上になにか塗っているのかも。F氏も気に入って、これを購入。もうすぐくるF氏の誕生日プレゼントですね。15:52発の12番のバスでバス停まで戻り、17:00の1番のバスホテルに戻る。
 F氏が洗濯をするなどしてから、18時半ごろの1番のバスでまた街の中心部へ向かう。今日は違う道をうろうろする。F氏は不動産屋で価格を見るのが好きなので、あっちの店、こっちの店と眺めながら歩き、7時過ぎにまたLa Capanninaへ。今回はまたワインが高くなって、2本で200ポンド。次々といいワインを出してくれているのか。おいしいのでうれしい限り。しかし、魚でも毎日赤ワインなんだなあ。ホテルにタクシーで帰ってきて、さっさと寝る。

Durrellにいた鶴の親子

Durrellにいた鶴の親子
BBQリブジャケットポテト
DoDoカフェのBBQリブとジャケットポテト

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9/18 お昼を食べにLa Mare Wine Estateへ行く際にバスが道に迷う

 夜中に起きると、すごい風で気温が急に下がっている。バスルームはずっと窓を少し開けているのだが、寒いくらいに冷え込んでいる。10度近くまで下がったのではないか。バスルームとの間のドアを完全には閉めていなかったら、風でばたばた動いていた。F氏は気圧変化に弱いので、咳が出て苦しそう。強い薬を飲んで対応していた。困りますねえ。しかも、天気が不安定では遊ぶのも予定が立てにくい。ただし、朝起きてからBBC Weatherで調べると、昼からは天気は良くなっていって安定するらしい。朝のうちは洗濯をしたりアイロンをしたりして、10時半ごろにホテルを出る。
 10時半ならもうバスは混んでいないかと思ったら、とんでもない。ホテルの前には10人くらいバスを待っていたが、乗れたのは3人のみ。10分ぐらいしてきた次のバスには乗れたからいいけど。バスステーションから11:00発の28番のバスに乗ってLiving Legendに。本当はその先のワイン醸造所La Mare Wine Estateまで行きたいのだが、28番のバスは45分後の便までは途中のLiving Legend止まり。それなのでまずここまで来て、次のバスが来るまで土産物屋を見て回ることにする。しかし、ここは10月で終わりとのことで、土産物も原則すべて50%OFF。違う言い方をすれば、よいものはあまり残っていないので、ほしいものも見つからない。Jersey Pearlまで50%OFFでしたが、ほしいようなものはない。結局何も買わず、45分後の28番のバスに乗って、La Mare Wine Estateへ向かう。ところが、途中の道が工事で閉鎖されていて、バスの運転手が道に迷う事態。我々は急いでいないから、面白がりながらどうするのかと見ていたら、反対側から来た7番のバスにルートを尋ねる。近くでUターンできるところを見つけて元に戻り、新しいルートでLa Mare Wine Estateへ。結局12:25到着予定が、12:40ごろ遅れて到着。La Mare Wine Estateからこのバスで帰ろうとしていた人たちは結構心配していましたね。なにせこのバスが折り返す12:30発のバスのあとは3時間後までバスがないのだから、万が一バスが来なかったりすると予定が大きく崩れるのだから。実際以前親方はイギリス本土で2時間に1本のバスが待っていても来なかったことがあります。ないことではないのです。La Mare Wine Estateでお昼ご飯を食べ、おみやげ物も見て、15:30発の28番のバスでバスステーションに着いたのが16:15ごろ。
 F氏がもうひとつ服を買いたいとのことで、街の中心に行き、Nextでは気に入ったのが見つからず、Bh’で気に入ったのを見つけて購入。それから近くの本屋で本を眺めるが、特に気に入ったものは見つからず。Snow Hillのバス停からバスに乗ってバスステーションまで行き、17:20発の1番のバスホテルまで戻る。洗濯などをしてから、近くのRoseville bistroに行って、予約していないのだけどというと、8時半なら入れるといわれる。金曜日の夜ですし、予約すべきでしたね。仕方がないので、ホテルに戻って、ネットにつないでメールを読んだりWebを見て待ち、8時半に戻る。すばらしく美味しい前菜と塩がきつくて口に合わないメインを食べ、歩いてホテルに帰って寝る。

ベジタリアンのプレート
La Mare Wine Estateのベジタリアンのプレート

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9/19 出発前日は海を眺めてすごす

 そろそろ疲れが出ていたか、ゆっくり寝ている。昨晩の天気予報ではやや不安定だったが、今朝の天気予報では一日晴れるようでありがたい。明日は早く出るのでこのホテルでの最後の朝食。連泊の人には、最終日の朝食の際に感想を書くアンケートを渡されるが、ホテル側は明日があるとアンケートは渡されず。
 9時過ぎの1番のバスで、バスステーションと反対方向に乗る。バスステーション向きはいつも混んでいるが、逆は混んでいない、と思ったら今日は土曜日でした。通勤客もいないからねえ。終点のGorey Pierまで車窓からの眺めを楽しむ。途中、サッカーの格好をした小学生低学年ぐらいの子が一人で乗ろうとしたら、運転手は丁寧に話を聞き、何か調べてどこで降りればいいとか丁寧に教える。その子が途中で降りる際には、運転手がこの道を進めばいいとか言っている。町全体で子供を見守っている雰囲気が見て取れて、安心する。Gorey Pierでは満潮近い海をのんびり眺める。眺めていると、海につないである船に、ゴムボートで乗り込む人を何組か見たので、どうするのか見ていると、ゴムボートをそこにつないでおいて船で出かける人と、船にゴムボートをつないでそのまま引っ張っていく人がいて面白かった。30分ほどのんびり海を眺めてから、10時発の1番のバスで元の道を戻って、バスステーションを目指す。来た時と違って、あちこちのバス停で、ここで一人、ここで二人と、客が乗ってくる。特に我々のホテルに近づくと、いろいろなホテルがあるため、各バス停から乗ってくる人は増えてきて、結局ホテルの前では全員が乗るのは無理だった。こうやっていつもこのバスは満員になるのだと実感できた。結局バスステーションには時刻表から8分遅れの10:38に到着した。
 あわててトイレに行ってから、10:45発の4番のボンヌイ海岸 Bonne Nuit Bay行きバスに乗る。島の北側Bonne Nuit Bayには11時20分ごろ到着。のんびり海を見てBonne Nuit Cafeでお昼ご飯を食べ、13時20分過ぎのバスに乗ってバスステーションに戻ると14時。
 先日お土産用に買ったスープを飲んでしまったので、またLocalまで歩いて行って、スープ他を購入。銀行のATMでお金をおろそうとしたら、ちゃんと見なかったのでJersey札しかでないキャッシュマシンだった。まあ、またJerseyには戻ってくるのでいいですけど、明日Gatwick空港で使えないからねえ。よく調べたら手持ちに少し英国の札があったので最終的には問題なかったです。中心地の狭い道でごみ清掃車が入れないらしく、歩道を転がしながら道を掃除する機械を動かしている人がいた。F氏が眺めていると、すれ違う人が、家に一台ほしいわねえ、と声をかけてくる。これがこの島のいいところ。知らない人がそういう冗談を平気で話かけてくる。まだ時間は早いけれども1番のバスに乗ってホテルに戻る。明日の朝出発なので荷物の整理。特にF氏がいくつもお土産を買ったので、F氏のスーツケースに入らない分を親方のスーツケースに入れる必要があるし、また1個23kgの重量制限をクリアすることを確認しないと。それから明日の早朝に出発だが、このホテルは朝8時以前はチェックアウト手続きができないので、今日のうちにチェックアウトの手続きをする。それと、明日の朝の空港へ行くタクシーの手配を依頼する。7時05分発の飛行機に乗るのだが、国内線だし、常識的には5時半くらいに空港に着けばいいかなあと思っていたが、さすがに早いかな、とも思い、朝5時半にホテルにタクシーを呼ぼうと依頼した。しかし、フロントの人がタクシー会社に確認すると、空港が開くのが6時だという。7時05分の便があるのに、空港が開くのが6時??そんなの大丈夫なの?と思うし、余裕を持ちたいのでやはり5時半に来てもらって、ドアが開くの待っていると言ったが、フロントがうだうだ言って6時にタクシーが来るとかいうので、かまわないから5時半に来てもらうように言うと、わかったという。
 少しゆっくりしてから、また1番のバスに乗って中心部に行き、La Capanninaへ。La Capanninaの正面の教会のドアが開いているので、見てみようと中に入ると、なんとバンドの練習中。ポルトガル語でのミサをやっているようなので、ポルトガル系の移民の人たちがバンドの練習場として借りているらしい。なので、入り口から覗くだけにして出る。La Capanninaは土曜日なので混んでいて、隣ともう一か所でバースデイのお祝いだった。ゆったり最後の夜の食事を楽しんでタクシーでホテルに帰る。シャワーを浴びて簡単に荷物を片付けて寝る。

Gorey Pierで見かけた猫

Gorey Pierで見かけた猫
ホタテ貝をベーコンで巻いて焼いたもの
Bonne Nuit Bayにあるカフェで食べたホタテ貝をベーコンで巻いて焼いたもの。

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9/20 タクシーはホテルから呼ぶべし

 目覚ましをかけた5時前に目が覚めたので、着替えて荷物を片付け、フロントへ向かう。フロントにはこのところ毎年見るブルガリア人のスタッフ。ところがこの人が調べると、フロントの申し送り事項では、タクシーは5時半ではなく6時に予約されていると。昨日の夕方に何度も確認したのにやっぱり。夕方にフロントにいた人は、空港は6時からしか開かないから5時半では早すぎるというので、早すぎるくらいでいいからと言ったのですが、最後に面倒になって親方には5時半に来ると言ってタクシー会社には6時と言ったようですね、困ったものです。このスタッフがコーヒーを淹れてくれ、これを飲みながら待つ。タクシー会社に電話してくれるも、日曜日の朝だからか誰も出ず。何度か電話してくれているうちに出て、10分でもよいから早くに来てほしいとお願いしてくれた。ありがたいことです。実際6時10分前ぐらいにホテルの前にタクシーがついたというので、荷物をもって出ていくと、スタッフと一人の女性とがなにかもめている。聞くと、その人もタクシーを5時半で依頼して、すぐ近くで待っていたので自分たちの頼んだタクシーではないかと寄ってきて話しているという。ホテルと我々の部屋番号まで言って予約しているので、我々のタクシーで間違いない。それとホテルのスタッフが断固とした態度で説明しているのも大きいですね。空港だというので、では一緒に乗っていくかと、申し出たが、合計3名なのだとのこと。それでは一緒には一台に乗れない。我々はタクシーに乗ると、すぐ先で待っていた二人と合流したその人の前でタクシーを止めて、そのタクシー会社はすべて車両が出払っていることを告げ、タクシー無線でほかのタクシー会社の電話番号を二つ書き留めて、その人に渡し、その際に個人で依頼せずに我々のいたホテルのフロントに行って、フロントから電話してもらうように言っていた。その人たちは個人でタクシー会社に電話したとのことだが、どうやら個人からの電話だと軽視されがちだが、ホテルからの電話だと確実に対応してもらえるらしい。これは後日談だが、そのあとに行ったバルセロナで翌日のレストランを予約する際にも、同じアドバイスをされた。日曜日の早朝ですし、あらかじめ予約されたタクシー以外が走っている可能性は低いから心配だが、それはもうどうもならない。いつ我々が同じ目に合うかわからないのだから、確実に来てほしいタクシーはホテルから呼ぶというのは教訓として覚えておこう。
 さすがに道は空いていて、6時5分過ぎには空港に到着。たしかに予約した5時半は早すぎたかも。とはいえ、飛行機は7時05分発で、余裕は全くない。1時間前にしか空港が開かないのは問題でしょう。もちろんすでにBAのチェックインカウンタには列ができていて、荷物を預け入れるのは出発の30分前までと貼り出されている。この空港を出る次の便は9時なので、さっきの三人は同じ飛行機だったはず。もしもさっきのタクシーの運転手が急いで戻って、三人を拾って空港に戻っても、片道15分としてぎりぎり荷物を預けられるかどうかという時間。荷物検査を通ってトイレに行ったら、もうゲートの案内の放送があったので、すぐにゲートへ向かう。飛行機はほぼ定時に出発したが、小さな機内にさっきの人たちは見かけなかった。窓側に3つ並んだ空席があったので、そこをネットでチェックインしてあったのではないかと推察した。申し訳ないが、我々におきなくてよかった。
 定刻少し前にGatwick空港に到着。去年も使った。EATという店で朝食を食べ、バルセロナの予習をしながら3時間ちょっと待ってバルセロナへ向かう。

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