ジャージー旅行記(2012.9.10〜9.14)

Jersey旅行の準備

 今年もJerseyへ行こうと最初に検討を始めたのは3月末。はじめは8月初旬から中旬に行こうと思ったのだが、よく考えるとロンドンオリンピック期間!ためしに調べると、ロンドンヒースロー周辺の安いビジネスホテルも、3倍ぐらいの信じられない料金設定になっている!ヒースローでの入国も大混乱になるのが火を見るより明らかだと思った。しかし、例年の経験では、Jerseyへがイギリス以外からいく方法は限られている。Jerseyへのフライトを調べると、去年よりもドイツからのフライトが増えている。しかし、今年もすべて土曜日にしか便がない!うまく日程が合えばそれでもいいのだが、柔軟な対応は不可能。ちょうど行った時期にルフトハンザの乗務員が大々的なストをしていたので、結果論ですが、ドイツ経由にしなくて正解でした。Jerseyだけでなく、ヨーロッパのどこかも行きたいなあ、ということで、いろいろ検討した。ジブラルタルも行ってみたいねえとか・・・。
 結局、日本での動かせない日程などとも併せて検討し、ロンドンパラリンピックを見に行くことで決定。Jersey便は相変わらずヒースローからはなく、Gatwick空港からになる(少数ほかのルートもあるが)。日本から直接Jerseyへ行こうとすると、ここの乗り換えが面倒なのだが、ロンドンに数日滞在するなら問題ない。結局、パラリンピックの日程に合わせて予定を決めることとした。

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9/10 到着後、なじみのレストランにふられる

 朝ロンドンのVictoria駅からGatwick ExpressでGatwick空港に向かおうとするが、駅のホームには、この電車は運行しないので乗るなとの表示。しかし、どんどん乗っている人がいるし、駅員に聞くとこれでいいらしい。困ったものです。Gatwick空港に着いたのが9時。駅を出るとそこがSouth Terminal。すぐにFlybeのカウンタは見つかる。月曜日だからかほとんど人がいないので、すぐにチェックイン。今回は昨年に懲りて、料金は高いけれどもEconomy Plusというカテゴリのチケットを買ったので、ひとり2個40kgまでの荷物を預けられて楽でよい。また、空港のラウンジと、飛行機内の飲み物・スナックのバウチャーをくれる。ただし、Flybeのラウンジは工事中で閉まっているとのことで、他のラウンジを使えるとのことでそっちへ向かう。お土産物屋には、オリンピック・パラリンピックグッズも多いが、あのキャラクターはどうなんでしょうねえ。どうも好きになれません。荷物検査場の前にゲートがあり、チケットに二次元バーコードをかざすと、Look Upとの表示。よくわからなかったが、見上げると、ここを見つめろとの案内。見つめているとゲートが開く。こんなシステムなんですね。同行のF氏はなんど見つめてもゲートが開かず、右往左往。結局開きましたが、どうも見つめる時間が短すぎたらしい。F氏は両眼視が苦手だって言っているので、それが原因か?荷物検査を問題なく通過して、ラウンジへ。ラウンジでゆっくりして、WiFiにもつないでメールをチェックして、10:35に搭乗ゲートが表示されたので、ゲートに向かう。
 ラウンジで待っていたときは雨が降っていたが、搭乗の際には雨は止んでいてよかった。外を歩いて飛行機に乗るので、雨は嫌ですねえ。機内でバウチャーを使って、コーヒーとスナックをもらう。スナックは食べずに持ち帰り、ジャージーでの移動などの際の軽食にする予定。機内ではずっと雲が厚かったが、Jerseyにつくと晴れている。よかった。荷物はすぐに出てきて、拾い、タクシー乗り場に行くと、だれも並んでおらずにすぐに乗れてよかった。運転手はわけのわからない人で、人ごみは嫌いで自然の中がいいという話をひたすらしていた。生まれがイングランドで、仕事はジャージーだが、現在の住まいはチェコなんだそうな。
 ホテルはいつものFort d'Auvergneホテルホテルに入ると、Welcome Back!と歓待してくれたのが、去年もいたフロントの女性。覚えてもらっていて、そう言ってくれるのは本当にうれしい。12時半ぐらいだが、もう部屋に入れるとのことで、これもありがたい。今年は2階の22号室。
 すこしだけ荷物を整理してから、近くのNelson’s Eyeへ昼食に向かう。実は、ネットでNelson’s EyeのWebが閉鎖されており、口コミサイトではオーナーが代わってイタリア料理になったとのことであり、心配していた。行ってみると、入り口に張っている酒類のライセンスの名前がアンソニーではない違う人になっているし、メニューも変わっている。前は昼にも営業していたのに、閉まっている。ランチをやらないのか、それとも今日月曜日が定休日なのか、どこにもなにも書いていないのでわからない。
 とりあえず、知っているところへ行こうと、いつものタイ料理Park House Restaurantへ。よかった、ここはちゃんとやっていて、確実に美味しいものが食べられた。近くのSPARで水と粉末スープを買ってから、ホテルに戻る。
 荷物を片付けてから、まず洗濯。ロンドンで洗濯ができなかったので。このホテルにはあと洗濯機がほしいのですけどねえ。洗濯物を部屋に干す。
 部屋から毎年行っているイタリアンレストランLa Capanninaに予約の電話をしたが、何度ならしても誰も出ない。フロントの近くでWiFiでネットにつないで電話番号を確かめたり、部屋の電話がおかしいのかと、フロントのお兄ちゃん(厳密にはトップのマネージャー)の携帯電話を借りてかけたりしたが同じ。フロントの兄ちゃんは、営業が7時からなのだから、6時には電話に出ないのでは?って、そんなんでいいのか?でも7時過ぎても電話に出ず。あきらめに、着替えてから街に出て、La Capanninaに向かう。なんとなく街は停滞気味。9月だからなのか、月曜日なのに街に人が少ない。景気が悪いんだろうか?Park House Restaurantの男性は、今年の夏は天候がひどくて、晴れる日がほとんどなかったというから、そのせいか?などと考えた。La Capanninaに行くと、灯りがついていない!Nelson’s Eyeが変わったこともあって、La Capanninaまでか!と思ったが、雰囲気は変わらず、店の中のセッティングの様子も営業しているが今日は定休日という感じ。でも日曜日定休のはずだし、実際にそう書いてもあるが、今日は月曜日のはず。おかしいなあ。で、結局実は祝日なのではないかという推理をした(実際には祝日ではなかったのだが)。ロンドンでは昼間に街の真ん中でパレードをやっていたし。予定が狂って、どうしようかと思い、通りの斜め前にあって開いている店、Gio's Restaurantというイタリアンレストランに入ることにする。100ポンドちょっとで満足しました。タクシーを呼んでもらってホテルへ帰る。タクシーの運転手は、村上春樹を読んで素晴らしいと言う結構インテリ。それでもタクシー運転手しか職がないということでしょうか?ホテルに帰って10時前。シャワーを浴びて寝る。

ホテルの部屋からの眺め

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9/11 Durrellと新しいNelson’s Eye

 またF氏がぜんそくで夜中苦しそう。といっても昨日は比較的早く寝たので楽。6時半ごろ起きだしてくる。空は曇り。8時20分ごろに朝食へ。いつもの朝食だが、今日のマッシュルームは焦げていて減点。朝食後Durrellに向かう。まず、9:30の18番のバスホテルの前からバスステーションへ行く。去年より値上げして片道1.20ポンド。インフォメーションで3日券を買う。一人16.75ポンド(もらった時刻表には16.25ポンドと書いてあったのだが、値上げしたのか??)。バスの運転手に言えば、初めの1.20ポンドも払わなくってよかったらしい。年によって微妙に対応が違うのでねえ。時刻表ももらう。それから9:50分の23番のバスに乗ってDurrellに向かう。10分前から並んでいたからよいが、9月でも座れない人も結構でたほど。その後、ホテルアポロの前のバス停で、大量の高齢者が乗ってくる。優先席ももちろんたくさんあるバスだが、バスに乗っている人間の8割は高齢者状態。なので立って席を譲ることに。このバスはあちこち曲がるので、F氏は疲れたと言っていましたが、高齢者をその状況で立たせるわけにはいかないからねえ。特にすぐそばに立たれると。
 Durrellをのんびり楽しんで、2時半ごろのMy ExplorerのGreenルートでのんびり帰る。バスステーションで降りて、少しうろうろすると、Liberation Squareの昔のTourist Informationのところの建物から隣の紡績工場にかけてがほぼ工事が終わって、もとの建物を生かしてショッピングモールLiberty Wharfになっている。レストランもあって日曜日もやっているようなので、食べるところに困った時など便利そう。
 歩いて街の中心部へ。La Mare Wine Estateの売店で、お土産のお酒とチョコレートを購入。Black Butterが日本でトーホーなんとかという代理店で輸入されることになったんだそうな。へええ。去年ジャージーのアップルブランデーを輸入するとかしないとか言っていたところだろうか?途中服を見に行くF氏と別れて、La Capanninaを見に行くが、結局昨日と同じで休みのように見える。F氏と合流すると、F氏も残念そうで、自分も見に行きたいと。最近はJerseyへ来る楽しみの一つにこの店での食事があっただけに、2日休んでいるのは残念だし、なにがあったか心配です。なにせTino Rossi氏は高齢だしねえ。18番のバスホテルに戻る。
 親方は洗濯をした後のんびり。F氏はフロントの近くへ行って、パソコンをネットにつなぎ、La Capanninaにメールを送ったり、仕事のメールを送ったり。7時半ごろに、新しいNelson’s Eyeへ。今回食べた限りには味は一定レベルを満たしているので、ホテルから遠くに行きたくない時などには利用価値はありそうだが、頻繁に行くことはないだろう。
 9時半に店を出て、いったん海岸側の通りに出て、Nelson’s Eyeの二階の窓を見上げると、人は住んでいる気配。アンソニーはどうしたんだろうねえ、住んでいるけど貸しているってのは。何か理由があるのかねえ。歩いてホテルに帰る。親方は酒の飲みすぎでそのまま部屋に戻ったが、F氏はホテルのラウンジで開かれていた演奏を聴いていくとのこと。10時50分ごろ終わって戻ってきた。泊まっている客の年齢層に合わせて60年代、70年代の曲で、それに合わせてダンスをする客もいたそうな。

ミーアキャット

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9/12 La Capanninaはちゃんとやっていた

 昨日のお酒のせいか、疲れていたのか、よく寝た。今日は天気が悪い!雨模様なのが残念。ときどき日も差しているが、雲は厚く、雨も降ったりやんだり。親方だけ7時半前にフロントの近くへ行って、ネットにつなぎ、メールのチェック。8時に部屋に戻って、F氏と一緒に朝食。部屋に戻って、今度はF氏だけフロントへ行ってネットにつないで作業。La Capanninaからは返事が返ってきていないそうな。
 雨模様なので少し部屋でゆっくりして、10時50分の18番のバスで、バスステーションへ。すぐに11時発の12Aのバスに乗る。今年は、My ExplorerのRedルートが少し増便されているのに対して、南海岸から西海岸をめぐるMy ExplorerのBlueルートは1時間に一本と本数が減っている。このBlueと相当部分を共通に走る12および12Aもうまく使わないと西海岸のアクセスが難しい。Corbiere Lighthouseで降りる。日がさしていて、相変わらず眺めがよい。今回は灯台に行く道も十分に通れる状態。手前のほうにあるベンチに座って少し眺めようとしたら、結構ベンチがぬれていた。もっていた厚紙を敷いて座り、しばらく眺めを楽しむ。15分ぐらいいると、それまできれいに見えていたガンジー島等がかすんできて、その間で雨が降っているのがわかった。それもどんどん変化している。あわててベンチを立って、バス停の近くのレストランCorbiere Phare Restaurantに戻って、雨宿りをかねてここでお昼を食べることにする。期待した以上においしかった。
 14:23発のMy ExplorerのBlueルートに乗る。ここでは双方向のバスが同じ方向から同じ時刻に来るのでややこしい。運転手に確認してのり、Jersey Pearlへ。気に入ったものがあったので、今月誕生日のF氏へのプレゼントとして購入。バス停に戻ると、少し前にバスが出たところで、しばらくバスが来ない。なので、海に向かって少しお散歩。バス停に戻り、時間がまだあるのでMy ExplorerのBlueルートの反対方向に乗り、北の海などを眺める。ずっと1時間ちょっと乗り続けてバスステーションに戻る。途中St. Aubinをすぎたころから、夕方なので渋滞にはまって、バスは少しずつしか進まない。すると、明日のイベントの予行演習か、飛行機が色分けスモークを後ろに出しながら編隊飛行。おもしろかった。明日が楽しみ。17時過ぎにバスステーションにつき、18番のバスを待つが、渋滞なのかしばらく待たされ、結局きたのは15分遅れの17時35分。これにのり、ホテルの近くで降りて、水2本と歯磨き粉を買ってから部屋に戻る。
 部屋に戻って、念のためにLa Capanninaに電話してみると、今日はつながって予約が取れました!月曜日はランチだけでディナーはやらないことにしたんだそうな。それから、電話は間違ってしばらくOFFになっていたと。おいおい、そんなんでよいのかねえ。
 ホテルのフロントで明日の昼のランチボックスを頼んでから、7時すぎに部屋を出て、La Capanninaに向かう。例年通り満足して、タクシーを呼んでもらってホテルに帰る。11時過ぎにホテルに帰りつく。

Jerseyパール近くの海外から見たCorbiere灯台

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9/13 International Air Display

 朝起きるといいお天気。Jerseyではなにか大きなイベントがある日はたいがい晴れます。朝ご飯を食べて、洗濯をしてから買い物へ。18番のバスをショッピングストリートに一番近いところでおり、まずF氏の好きなMonsoonへ。気に入ったものが見つかったそうで、あっという間に4、5点を選んで購入。それからかばん屋などをのぞき、Marks & Spencerへ行き、ティーバッグとピッカリーリを購入。それからバスステーションに向かう前に、親方はキャッシャーで少し現金を下ろす。F氏は郵便局で切手を購入。18番のバスホテルに戻ると11時半すぎ。  買ってきた荷物を部屋に置き、頼んでおいたランチボックスを受け取り、予約していた送迎バスに乗ってInternational Air Displayへ。いろいろあって楽しい。ショーを見ながら食べたランチボックスは、頼んだものと入っているものが違う!サンドイッチは何でもできると言われたので、F氏がチーズ&オニオン、親方がハム&マスタードと頼んだのに、なぜか二つともハム&トマト。渡されるときにも、向こうが確認したんだけどね。まあ、イギリスですからよくあることです。しかし、ランチボックスには生のトマトが一個入っているのにサンドイッチにもトマト?またデザートにリンゴが一個入っているのについているのがリンゴジュース。呆れて笑ってしまいます。トマトの入ったランチボックスって言ったって、単に紙袋に入れただけですから。下手に押したらつぶれますよ。おいしかったからいいけど。
 帰りのバスは渋滞の中をまたホテルを順番に回って、Fort d'Auvergneホテルは一番最後。それでも、5時半過ぎに到着。まだ日も高いし、Havre des Pasのプールに行って景色をしばらく眺めてからホテルに戻る。
 明日は朝7時にホテルを出る予定だが、その時間には責任者がいないので、今晩中にはチェックアウトをする必要がある。そのため、フロントでチェックアウトのために使った料金のリストを印刷してもらうのを頼み、確認する。いやあ、La Capanninaへの電話の山ですね。カードで支払いをして、明朝7時にタクシーを頼むとともに、6時40分にコンチネンタルだけど朝食を食べさせてもらうように手配してもらう。また念の為6時半にモーニングコールをしてもらうこともお願いする。  明朝の出発のために荷物を片づけ、詰められるものはスーツケースに詰めてから、着替える。ホテルの入り口で、F氏が二日前の晩に音楽を楽しんでいる場で話しかけられたおばあさんに声をかけられる。今日F氏のつけているPearlに目を留めて、着飾ってどこへ行くの、と。おばあさんは抜け目なく見ているから侮れません。そのおばあさんはきれいにしているのに、旦那は半ズボンだからねえ。
 F氏は昨日Jersey Pearlで買ったネックレスを身につけて、7時半にホテルを出て、いつものように歩いてLa Capanninaへ。今日も大満足。帰りにTino氏にまた来年というと、やや言いよどむので、少し健康に不安があるのかも?マネージャーによれば、今年76歳だけど毎朝テニスやゴルフをしているというのだが、少し心配になる。タクシーを呼んでもらってホテルに帰る。

Air Displayでの編隊飛行

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9/14 毎年空港ではなにかがおこる

 早めに目覚ましをかけておいて、5:30起床。あまり天気が良くないが降ってはいない。すぐに着替えて荷造りを終える。部屋に忘れ物がないことを全部チェックして、6時半より前に、荷物を持ってフロントへ向かう。1階に降りたところで、すぐに夜のフロントの担当者が走ってきて、F氏の荷物を運んでくれる。そしてまたすぐに、レストランへ行って朝食の用意をしてくれる。その人はブルガリア人で、我々を中国人だと思い込んでいる。最近多くなりましたね、まず中国人だろうと思われることが。それだけ多くの中国人がヨーロッパを旅しているのでしょう。トーストとコーヒー・紅茶だけでも食べられるのはありがたい。7時少し前にフロントに戻ると、タクシーがすでに来ていて、女性ドライバーに荷物を積んでもらってタクシーで飛行場へ向かう。
 まず自動機を使ってチェックイン。今回はExeter経由でパリCDG空港へ。パリに行こうとしたのだが、毎年のごとくJerseyから一番頻繁に飛行機が出ているGatwickからはパリには一切飛行機は飛んでない。Gatwick経由とすると、Heathrowへ行くか、またはロンドンに行ってユーロスターに乗るかになるが、いずれも荷物を持っての移動が多く、時間もかかる。しかし、Exeter経由なら、Jersey8:50発の便に乗ると、Exeterで2時間ほどの接続でCDG便が出ていて便利。同じFlybe便なので、直接CDGまで荷物が運ばれるのもよいし、CDGに到着するのも13:50と早く、夕方の時間を有効に使えるのがよい。 自動チェックイン機で手続きすると、2人分で8枚も印刷してくる。2人の2フライト分の搭乗券で4枚に、それぞれの便での飲み物・スナックのバウチャーが4枚で、計8枚。それを持って。Flybeのカウンタへ。過去何年もスーツケースの荷物の重量オーバーで、詰めなおしなどさせられていたが、今回はEconomy Plusで2個40kgまでの制限になっているのと、小さな電子ばかりを購入して持ってきていて、パックした後で重量を確認していたので問題なし。手荷物検査も問題なかったが、なぜか金属探知機でブザーが鳴った。しかし、検査して特に問題なし。ラウンジが使えるというので、ゲートの近くにあるラウンジに行くと、扉にロックがかかっている。説明がなかったけど、ラウンジのところに4ケタの番号が書いてあるのでそれを入力したらロックが解除された。ラウンジの中にはスタッフも含め誰もいない。
 ラウンジに荷物も置く前に、すぐ次に人が入ってきたと思ったら、セキュリティスタッフで、何かと思ったら、預けた荷物の確認が必要なので一人来てほしいとのこと。まだ朝早くで人も少なく、すぐに見つけられてよかったとのこと。F氏のスーツケースの鍵も預かって、親方ひとりでスタッフと一緒に今来た道を戻っていく。いくつか通過してきたところを逆走するために、ICカードで扉を開けてどんどん戻り、とうとうチェックインカウンタも過ぎて、その先へ。そこからは完全に関係者以外立ち入り禁止の領域。まずICカードでドアを開けて建物の外へ。その先にプレハブのような建物があり、そこもICカードで開けて入ると、そこは荷物検査場。親方だけでなく、そこまで連れてきてくれたスタッフも、荷物を通し、金属探知機を通る。そこを出ると、今度は預け入れ荷物が運ばれるコンベアのある大きな建物にまた入る。そこのわきの小部屋に案内されると、案の定F氏のスーツケースがそこにある。定番の、自分でパックしたか、などの質問に答えてから、開けてくれと言われ、開ける。中身はF氏の趣味の世界の鉄の塊。なので、X線にかけるとなんだかわからないものが映るのでしょうね。知っている人だとX線画像を見ただけでわかるのですが、F氏いわく、空港では時々引っかかるという。中身を見せて説明したら、ようやく疑問が解決したとの表情。そうですよね、知らなければ不思議なものに見えたかも。まあ、そのおかげで親方は立ち入り禁止区域を覗くことができたのですが。スーツケースを詰めなおしてロックし、さっきのスタッフに案内されてチェックインカウンタへ戻る。すると、チェックインカウンタでまた一枚搭乗券を渡される。どうも、空港のチェックで、同じチケットで二回ゲートに入ろうとするとエラーが出るのを防ぐためらしい。また中に連れて行ってもらえるわけではなく、自分で入れとのこと。なのでまた再度検査を受けるが、同じようにして同じ金属探知機が今度はアラームを鳴らさないのは不思議。ラウンジに戻る。
 ラウンジでコーヒーを飲んで待つ。F氏は絵葉書を書いて切手を貼って出そうとしたが、手荷物検査場の中にはポストがない。ラウンジも相変わらずスタッフはおらず、電話で聞くと、ゲートのところで地上スタッフに渡せば出しておくとのことであった。このラウンジ内にはトイレもないのね。まあ、我々のほかもう一人しか使っていないラウンジだから、専用スタッフを置くのも不要なのでしょう。ラウンジの隣が出発ゲートなので、そちらに移動し、少し待って搭乗。時間通りに出発する。雲が多く、上からJersey島が眺められないのは少しさびしい。
 ほぼ定刻にExeterに着いたのはいいが、強い雨。だけど、この空港は飛行機から降りて歩いてターミナルに向かわなければならない。しかも、飛行機の止まったところがターミナルまで遠い!まあ、LCCだから仕方がないとはいえ、結構濡れてしまった。到着ターミナルと出発ターミナルも隣だが建物が違い、少し濡れてしまう。寒いので熱いスープでも飲みたいが、手間のカフェにはスープはなさそうなので、手荷物検査場へ向かう。この空港は小さく、手荷物検査の機械も一つしかない。親方のノートパソコンを検査すると言って、なにか布でふいて検査機にかけていたが、もちろん問題なくて無罪放免。その先に小さなカフェがあったので、そこでスープを頼もうとしたら、スープは11時半からなんだと。しかたがなく、ホットサンドをもらって食べる。その後待合室で少し待って、ゲートが表示されてからゲートへ進む。搭乗の時は雨が降っていなかったのでぬれずに済んで助かった。雨で濡れたのは問題だったけど、ここでの乗り換えは楽でよかった。定刻の11:25より少し遅れて出発。機内はサンドイッチを買う人で機内販売が少しずつしか進まず、途中でサンドイッチはすべて売りきれてしまっていた。ホットサンドを食べておいてよかった。ほぼ定刻にCDG空港に到着。Flybeとエールフランスとの共同運航なので、ターミナル2Eの比較的便利なところに着いてラッキーだったが、それでもずいぶん歩かされた。

Air Displayの翌日の空港

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