ジャージー旅行記(2010.8.16〜8.22)

Jersey旅行の準備

今年は、親方の仕事で夏休みは8月5日〜25日の間しか取ることができない状況であった。ということで夏休みの日程はほぼ3月ごろには決定していた。
Jerseyへの飛行機の状況はほとんど去年と同じ。つまり、ロンドン・ヒースローからJerseyへのbmi便はなく、ガトウィック便はあるが、これでは日本を出たその日のうちにJerseyに着くことはできない。Flybeはパリ・シャルルドゴールから運行しているが、週4便であり、またシャルルドゴール発Jersey行きは15時台で、日本から着いたその日には乗り継げない。つまりは日本を出た日にはJerseyに着く方法はない。どこか1都市を経由してJerseyへ行くことを検討し、ストラスブール、ルクセンブルク、ベルリン、エジンバラなどいろいろ検討した。もうひとつはちょうどお盆の時期で日本・欧州間の航空運賃が高いのが悩ましい。たとえば、ルフトハンザは一般にANAよりも安い運賃の便が多い。しかし、ヨーロッパから帰ることを考えた場合、ANA便は夜発の便があるのだが、ルフトハンザはヨーロッパを午前に出ないといけない。つまり自由に使える時間がほぼ一日違うことになる。結局、ANAでパリに行き、パリに一泊して翌日の午後のFlybe便でJerseyに入ることにした。こう決めた理由は値段や日程もあるが、もうひとつは、去年パリ到着日に泊まったパリ・モンパルナスの小さなホテルが面白く、また近くで食べた夕飯もおいしかったことが挙げられる。今回は違う地域のホテルにしたが、1泊だけでもパリ市内ならば満足できるのではないか、という考えがあった。
ホテルは毎年行っているお気に入りのFort d'AuvergneホテルBattle of Flowersが過ぎているので、バルコニーつきの部屋が問題なく予約できた。 

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8/16 5時間遅れのJersey到着

 FlybeのJersey便に乗るためにシャルルドゴール空港第1ターミナルへ。15:50発だがパリは寒いし雨も強いので早めに空港へ向かう。空港に着いたのが12:20。Flybeのカウンターが開くのが12:30からと書いてあって、すでに20人程度並んでいたのでその後ろに並ぶ。どうせ12:30にはスタートしないだろうと予想していたのにぴったりにカウンターが開いて受付を始めたのは驚いたが、カウンターは一つのみ。なのでチェックインして荷物を預け終わったら13時。
昼ご飯を食べてゲートに着いたら14時前。早すぎますが特にやることもないので水を飲んだりしながら待っている。すると途中でDelayとアナウンスしていた14:30発の違う行き先のFlybe便がキャンセルになったと15:15ごろにアナウンスされた。おいおい。我々の15:50発Jersey行きは大丈夫なんだろうねえと思ったが、いつまでたってもゲート番号が表示されない。しかもどこを見てもFlybe便はゲートに着いていない。表示はOn Timeなんだけどねえ。
 15:40になってようやくゲート番号が表示されてゲートの前に行くとDelayとの表示。だんだん心配になってくるが、詳細は分からず。その後アナウンスはあるが、Technical Problemが原因というぐらいの情報しかない。その後、2台のFlybe機がターミナルに到着するが別の便で、それらは時刻どおりに飛び立っていった。本当に心配になってくるが、どうしようもない。出発時刻の1時間後でも何も情報がない。17:10ごろに表示が変わり、予想出発時刻は19:45とのこと。4時間遅れでは1時間待ってもなにもわからないはずです。その後17:30ごろにアナウンスがあり、Jersey空港のTechnical Problemだそうでした。飛行機の問題ではなかったようです。また、長時間待たせるのでチケットを見せると、ゲートの近くのCafeで15ユーロまでの食べ物・飲み物が買えるとのアナウンス。遅れるお詫びとしてはまあ妥当なのでしょう。もうすこし経ってからと初めは思ったが、たくさんの人が並んでいて食べ物が売り切れそうだということで、あわてて6時前に並ぶ。数人前でサンドイッチは売り切れ。パニーニは我々で最後、あとベーコンのラップ、水のペットボトル、コーヒー、ポテトチップスを買う。一人15ユーロに十分おさまった。ラップは残り4個だった。あとは甘いチョコクッキー系統が大量に残っていた。
 パニーニとラップを食べて18:20。すでにこのゲートの前のセキュリティエリアに4時間半もいます。しかも、このエリア内にはトイレはなく(ターミナルの工事中とはいえ非常識では?)、一度トイレに行くと再度手荷物検査を受けないと中に入れません。水のペットボトルなども、一度持ち出したらもう持ち込めませんので飲みきるか捨てるしかない。まあ我々は二人でしたから片方が荷物を確保してもう片方がトイレに行けばよいのですが、一人旅では大変ですね。しかも夜遅い出発便にベイルート便があるからなのか、昼に比べて夜の方がセキュリティーレベルが明確に上がっていて、昼にはズボンのベルトを取らなくてもOKだったものが、夜にはベルトもすべて取ってチェックしていました。
 18:45に売り切れたラップ等の補充が来ていた。それがわかっていたら、もう少しあとで食べたのですが。19:20になっても飛行機は到着せず。そのころに時刻を表示しないただのDelayに戻る。おかしいなと思っていたら、19:30にアナウンスがあり、飛行機は20:30に到着し、21:00出発予定になったそうな。いい加減にしてほしいですよね。時差ボケでただでさえこの時刻は眠いのに。しかも飛行時間は短いからと、時間つぶしの出来そうなものはあまり持っていませんでしたし。すぐに今度は追加で5ユーロ分を買えるというアナウンスがあり、ペットボトルの水を2リットル買う。水はホテルでも飲みますから重いけどOK。また,ゲートが少し移動したので、席も移動。
 20:20に予定より早く飛行機が到着して万歳!すぐに搭乗開始し、20:50には出発した。よかった。飛ぶ飛行機も少なく待たずに空の上へ。そのころには雨もやんでいる。英国時間20:40には無事Jersey到着。飛行機を降りて入国審査。多くの人はEUの居住者なので入国カードは不要だが、親方たちは必要なので記入している間に列の最後になる。パスポートを見て毎年来ているのね、とか言われる。今年の人はフレンドリー。後半は雑談。天気の話とか。入国して荷物を取りに行くと我々の荷物だけが残っていて、それらが一周して吸い込まれるところ。また出てくるのを待って、ゲートの外へ。
 キャッシュマシンを探すもどこにもない。少しの現金はあるのでタクシーの列へ。少し待って21:10にはタクシーに乗って、いつものFort d'Auvergneホテルへ。チップを入れて15ポンド。タクシーから見る懐かしい風景にだんだん着いたという実感がわく。今年の部屋は28号室。少し休んでからいつものNelson's Eyeへ。食事をして海側のプロムナードを歩いてホテルまで戻ると11時半。荷物を出したりなんかして、疲れてシャワーも浴びずに着替えもせずにベッドの上に倒れ込んで眠っていた。夜中3時ごろ起きてあらためてシャワーを浴びて寝なおす。

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8/17 一日雨は悲しい

 6時半ごろ目覚める。昨日のパリは大雨で寒かったが、今日も天気はあまり良くなく、曇っていたが、そのうち急に横殴りの雨になる。すぐに小ぶりになるが、天気が良くない。天気が良ければ朝のお散歩とか行きたいのに。窓の外を見ていたら、小雨の中で、プールに向けて釣りをしている人がいるのに気がつく。満潮時には海の水で満ちるとはいえ、こんなところで釣れるのでしょうか?
 8時に朝食に行くと、いつものおいしい朝ごはん。でも好きなグレープフルーツジュースがないのは不満。焼きトマトの上にブラックペッパーがかかっているのもはじめて。あと今までなかったクロワッサンも出るようになった。少し変わったようですが、あとの味は同じ。客層は、去年までは身体の弱ったおじいさん・おばあさんが多かったが、今年はそれよりも少し若く、60歳前後の人が一番多い印象があった。当然のごとくアジア系・アフリカ系人種は我々を除いて見かけない。
 天気が良くないので9時半過ぎまで部屋にいたが、あまり天気が改善しそうもないので、町まで歩いて行く。まず、去年も使ったランドリーに1袋の洗濯物を預ける。5時ごろにはできているといわれるのも去年と同じ。料金は8ポンドに値上げ。F氏がパリで赤ワインのグラスを倒されてしみになったスカートは、Jersey PotteryのCafeの正面にあるドライクリーニング専門店に預ける。天気は小雨が続いているのでとりあえず町でショッピングをすることに決める。F氏はあちこちで服を購入。気に入ったものがいくつも見つかったらしい。あとは親方のネクタイピンや、F氏の指輪、帽子、ピッカリーリ、リンゴなどを購入。あちらこちらの店を見て回ると、結構新しい店に変わっているところも多い。
 12時前になって、町中で食事しようということになり、また毎年行っているタイ料理屋Park Houseへ行くが、火曜日が休みだとのこと。どうしようか良いアイデアもないところで雨も強くなり、Jersey PotteryのCafeまで戻ってきて、ここで食べることにする。タイ料理とベトナム料理のはざまのような、香辛料の利いた料理がおいしい。
 雨はときおり、激しくふっている、特にホテルの近くに戻って来た時には風が強く、傘を吹き飛ばされそうだった。ホテルに戻ると2時前だった。部屋に戻って少しゆっくりする。F氏は膝が痛いと。ぶつかったせいなのか、それとも何かで痛めたのか。疲れと時差ボケで眠くなる。寝たら時差ボケが治らないとわかっていても寝てしまう。4時に目覚め、4時半にホテルを出てドライクリーニングと洗濯に出したものを引き取りに行く。雨はやんでいて助かった。ホテルの近くで水と歯磨きペーストを買ってからホテルに戻ると5時。そのころにはF氏も起きてました。夕飯までまた少し部屋でのんびりする。
 今日は火曜日でNelson's Eyeの休日なので、La Capanninaに電話をして予約し、8時に行く。満足してタクシーを呼んでもらってホテルに帰る。

町の中心地

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8/18 何度来てもDurrellは楽しい

 昨日は酔って熟睡して4時に目覚める。F氏が悪夢を見て起きたそうで、つきあって話をしているうちに朝に。天気は朝のうちは雲が多かったが、そのうち陽も出てきた。7:45にお散歩に行く。プールと隣で工事しているところを見る。プロムナードに工事用車両が止まっていて人が一人なんとか横を通れるような状況。そこを通過してNelson's Eyeまできたら、もう店を開ける準備を始めている。あとでわかったのですが、朝食も出し始めたそうな。長時間労働ですね。
 ホテルに戻って朝食。今日はグレープフルーツジュースはあるが、ヨーグルトの種類が減った。のんびり食べて、9:30の18番のバスでバスステーションへ。インフォメーションで3日券(一人16.25ポンド)を購入し、時刻表をもらう。なんとクレジットカードの機械が壊れているので現金ならOKだそうな。9:50の23番のバスに乗ってDurrell(Jersey Zoo)へ。なんと満員で乗れない人が出ました。なので途中のバス停では待っていても載せません。その中の数人を除いて全員終点のDurrell(Jersey Zoo)へ。
 楽しんで、ショップで買い物もして、15:45発のYellowのMy Explorerに乗り込む。これはバスステーションに戻るには遠回りで時間がかかるので、ほとんどの人は乗らないと思ったが、我々はのんびり車窓から風景を眺めようとしたので。ところが予想に反してほぼ満席。なんとか座ることはできたが。17時にバスステーションに戻ってきて、17:20発の18番のバスホテルの近くまで。帰る前に大きな水のペットボトルを2本購入。1.98ポンド。
 部屋で少し休む。F氏は体調があまりよくないらしい。疲れなのか、日に当たったからなのか、Durrellはいろいろな花が咲いているので花粉にやられたか、または食べたものがよくなかったか?20時に予約していたNelson's Eyeへいって夕食。親方はシャワーを浴びて、少し日記を書いてから寝たが、体調がまだもう一つのF氏は薬を飲み、少し身体を休めてから、ゆっくり湯船に入ってから寝たようだ。

ホテルから見た空

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8/19 のんびりお昼とお祭り

早くに目が覚める。F氏の体調も少し良くなったようだ。よかった。日記を書いたりして過ごす。今日は今年で一番いい天気のようである。8時に朝食に行って、9:30の18番のバスでバスステーションに着いたのが9:40。今日乗ろうとしているYellowのMy Explorerは去年も相当混んでいて乗れない人が出ていたので、早めにバスステーションに行って待っている。同じゲートから9:50のRedのMy Explorerが出て行って、そこで待っている人はほぼ乗ったので、椅子に座って待っていると、いつの間にか自然発生的に列ができていて、あわてて20人目くらいに並んだのが9:55ごろ。おかげで10:15のYellowのMy Explorerにちゃんと座れたが、次の18番のバス(9:50発)でも時間的にはこのバスに乗れるはずだが、列の後ろに並ぶことになって、座れないか、最悪乗り過ごすことになっただろう。早くに行って正解。半分ほどの客はWar Tunnelで降りた。
 親方たちは10:55にLa Mare Vineyardsに到着。ショップで買い物をし、畑を散歩した後、日に当たりながらおいしい昼ごはんをのんびりいただく。今日は去年に比べてお客さんが多くない。13:56のYellowのMy ExplorerDurrellへ向かう。このMy Explorerは以前はBonne Nuit Bayを通過したのに今年からルートが変わって通過しなくなっている。代わりにBouley Bayというところを通過した。こちらはホテルもある小さなきれいな浜で、今度一度来てみたいと思った。Durrellには14:30過ぎに到着。昨日売り切れていて買えなかったおみやげが、新しく補充されていないかショップを見て回るもない。尋ねて調べてもらったが、売り切れたらしい。残念。
 15:00発のGreenのMy Explorerに乗ろうとしたが、遅れていて来たのが15:15ごろ。このGreenのMy Explorerもルートが今年から変更になっている。以前は行かなかったRozel Bay経由になっている。ここもきれいな浜です。15:45ごろGorey PierでMy Explorerを降りる。今日はGorey Feteというイベントがある。ソフトクリーム(1.4ポンド)を買ってなめながら見て回る。10:30の花火は見たい気はするが、十分遊んだし、夜になるとやや治安も心配なので、17時過ぎに会場を離れる。バス停に行くと1番のバスがいて座れないが乗れた。しかし、バスの中で中学生ぐらいのが騒いでいるし、途中で座れたF氏の後ろに座っている小学生の男の子は、F氏の後ろ髪のあたりを団扇の柄で触って遊んでいるし、実に騒がしく不快なバスだった。まあ、こういう祭りがあるとそうなるのはある程度仕方がないのかもしれませんが。
 ホテルから一番近いバス停(たぶんRoute Du Fortというバス停)で降りて、途中で水を買ってホテルに戻ると5時半過ぎ。ホテルの横のプールでは、まだ多くの人が泳いでいる。いくら日が出ているといっても5時半ごろで気温は20℃ないはず。身体の構造が日本人とは違うのでしょうね。われわれならすぐに風邪をひいてしまいそう。一日楽しかったけど、日に焼けました。朝に日焼け止めを塗ったのですけど、La Mare Vineyardsではずっと同じ方向から日を浴びてましたので。少し部屋でのんびり。お昼に満足したので、夕飯をどうしようか相談していたが、結局9:20にいつものNelson's Eyeへ行って晩御飯。部屋に帰ってシャワーを浴びて寝る。

Gorey Fete

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8/20 カモメ注意報とソックス紛失

 毎日天気が気になるので、朝8時直前のBBC1を確認する習慣になってしまい、朝の散歩は全然しない。今日も5時半に目覚めて、その後も部屋におり、天気予報を見てから8時に朝食へ。今年は一日しかグレープフルーツジュースが出ないのが残念。今日はまず、少し遅れてきた9:10のバスにギリギリで乗せてもらう。町の中心部で降りて、F氏はまたランドリーへ一袋の荷物を預ける。今日は早く預けたからか、3時以降に取りに来いといわれる。親方はその間キャッシュマシンに行って現金を引き出す。それからJersey PotteryのCafeに行って、ネットを使おうとする。しかし15分ほど使うと、パスワード等を入れるように要求してくるようになってしまった。あまりこれで時間を使ってもばからしいので、つなぐのをやめて店を出る。
 それからJersey Potteryの販売店に行って眺め、F氏が前々からほしいと言っていた絵柄の皿をとうとう買う気になったそうで、小鉢や小皿、カッティングボードなどを購入。豚コレクターの友人へのお土産用に、ぶたの格好をしたフックも購入。皿が結構重い。持つのは親方ですからね。新しい店で服などを物色するも気に入ったものは見つからず。La Mareのショップに行って、お土産用のクッキーを購入。昨日買ってもよかったですが、町中のこの店で買う方が楽なのを知ってましたので。また、Jersey Potteryの店でほしかったけどなかった柄の小皿がここにはあり、それも購入。それからマークス&スペンサーズへ行って、食料を購入。ベーグル、チーズ入りのパン、生ハム、チキンのハム、スライスされたチーズ、コールスロー、枝豆やカボチャの種・ひまわりの種などさまざまなものが入ったユニークなサラダ、ベリー類とぶどうの盛り合わせ、人参とオレンジのミックスジュース、プラスチックの安い大皿を購入。
 そこからバスステーションへ向かう途中で、Bentoという名の回転寿司屋を発見!パリ市内でも日本料理屋が大量に増えているのを見て驚いたのですが、とうとうJerseyにも日本料理屋ができたのですねえ。中ではアニメのナルトを放映していました。メニューを見ると、普通の寿司のほかに、海外ではあまり見ない太巻きとか裏巻きとかもありました。鳥の空揚げとかもありました。値段はこっちとしては安くないですね。12時と早い時間でしたからか誰も入っていませんでしたが。
 18番のバスホテルまで戻る。部屋に入ると、まだそうじがされていない。手が回っていないようです。なのでDon't Disturb表示にして、パンやベーグルを、いつも持ち歩いているソムリエナイフで切るなどして、サンドイッチを作り、買ってきた大皿に並べる。これをサラダやベリーなどと一緒に、バルコニーでいただく。朝は曇りでほとんど日が出ていなかったが、この食事の時間は太陽が出て、食後にあわてて日焼け止めを塗ったほど。気をつけなければならないのはカモメ。低空飛行して狙っていますので、二人のどちらかはバルコニーにいないとすぐにカモメに持っていかれる危険性があります。このバルコニーで海を見ながら食べるのもこのホテルでの楽しみのひとつ。例年はコンビニで食材を調達していましたが、さすがはマークス&スペンサーズで、コンビニよりは少し値段は高いけど質の高い食材で、たいへんおいしかった。ベリーの盛り合わせとか変ったサラダとかは、日本でもぜひ何度も食べたいものです。
 食後に紅茶も飲んで、皿などを洗ってから13:50の18番のバスでバスステーションへ。すぐに14:05発の15番のバスに乗ってGlass Churchへ。この路線は何本もバスが走っていますが、とりあえずすぐに出発する便を選びました。Glass Churchは相変わらず清冽な印象の教会である。ゆっくり眺めてからバス停に戻ると、時刻表から少し遅れて走っていたBlueのMy Explorerに乗ることができた。これに乗ってSt. Brelade's Bayへ。Fisherman's Chapelと隣のSt. Brelade's Parish Churchを見て回る。なんとそこでは結婚式のリハーサルを始めるところでした。後ろの方に静かに座って眺めさせてもらう。結構格式張らないきさくな司祭で、リハーサルだから誓いのキスは今はしなくてよい、とか言って笑いを誘ってました。こういうのを見る機会はあまりないので面白かったです。
 バス停に戻って15:49発のBlueのMy ExplorerCorbiere灯台へ。このバスは土日とSchool Holidayのみ運行と書いてある便。夏休みなので走っていましたが、旅行客にはいつから学校が始まるか分からないから、そのころの利用は微妙ですねえ。灯台は満潮に近くて、干潮ならば渡れる道が海の底になっている。ベンチに座って10分ほど灯台を眺めていたが、正面からの風が強く、眼鏡をしていないF氏にはつらいとのことなので、移動してSt. Ouen's Bayが見られる方向のベンチに座ってしばらく眺めている。近くにはソフトクリーム屋があってたくさんの人が買っているが、その中のひとりが手に持ったまま違うことをしようとしていたら、その一瞬でカモメに先端をなめられたそうな。おそろしいですね、カモメ。シャルルドゴール空港でFlybeのチェックインを待つ列に並んでいるとき、面白ビデオが流れていて、そのひとつが、屋内のドアの近くに猫がいて、すぐ下に猫の餌の皿があるのだが、そこに外からやってきたカモメが猫を意識しながらも猫の餌を盗み食べ、最後は猫のえさ入れまで引きづって外まで運んでいるものでした。猫はカモメを見ながらもなにもしなかったのですが、カモメは暴力的ですね。身体のサイズはほぼ同じになった幼鳥もまざっていて、親にくっついて飛んだり歩いたりしていました。
 17:00の12番のバスに乗る。12番は時間によってコースが変わって、この便はSt. Brelade's Bayには行かず、その代りにPortelet Innというところを経由しました。ここも通過するのは初めて。このバス停は比較的高い所にあって、その先に歩いて行くとPortelet Bayというのがあるようです。行くのが簡単ではないので、ほとんど観光客がいかないきれいな浜らしいです。金曜日の17時台なので、St. AubinからBel Royalまでは結構渋滞している。とはいえ、予定時刻よりも早い17:35にバスステーションに到着。もっとも、バスステーションの少し手前で下されましたが。
 そこから18番のバスに乗ってホテルに帰るF氏と別れて、歩いて町中へ。コンビニで水とお茶のパック、粉末のスープを買ったのち、預けてあった洗濯物を引き取りにランドリーへ。ほかの人の洗濯物の袋の下から、つぶれた紙袋が出てきました。ホテルに帰ると18:10。F氏のバスは渋滞していて10分ちょっとしか変わらなかったそうです。洗濯物をチェックすると、F氏のソックスと親方のソックスの合計2組のソックスの選択を頼んだのだが、両方片側のみしかない。このころに霧雨のような雨が降り始める。天気が悪いですねえ。お昼に2時間ほど日が出た以外はほとんど曇りでしたが、雨はねえ。傘を持ってジャケット等に着替えて18:45に部屋を出る。そのころは傘は不要な程度だったが、一時期は強くなって雨脚が見えるようになり、傘をさして歩いた。まずランドリーへ行って、ソックスの片割れを見せて話をする。今日は金曜日なので、町のパブは人でいっぱい!特にパブも屋内禁煙になっているので、喫煙者は店の前に集まって吸っていますので、前を通るだけでも煙を吸わされて迷惑です。店によっては歩道に入りきらずに車道に出そうになって飲みながら吸っていますから。昼に予約を入れていたLa Capanninaへ再訪。満足し、タクシーを呼んでもらってホテルに戻る。

灯台近くのカモメ

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8/21 体調不良でのんびり観光

朝5時頃に、F氏が両耳の下のリンパ腺が腫れていて痛くて熱を持っていてつらいとのこと。疲れたりするとときどきあるとのことで、冷やすとよくなることが多いという。ところがこのホテルは冷蔵庫がないですからねえ。親方が着替えてフロントに行き、事情を話して氷がほしいというと、かぎの掛かっているバーカウンターを開けて氷のキューブをビールジョッキーに一杯もらえた。それをもって部屋に帰り、ビニール袋に入れて患部にあてると痛みが治まったとのこと。親方はそれで目が覚めて起きてしまい、日記を書いたりしていた。F氏は痛みが治まって少し寝られたよう。7時ごろに目覚めて、少し腫れはおさまってきたが、まだ腫れている。氷がほとんど溶けてしまったので、もう一度フロントに行って、もう一杯氷を貰う。二度目はチップを持っていく余裕があったので渡せた。ビニール袋の溶けた氷を捨てて新しい氷を入れて冷やすと、また楽になって少し寝られたよう。
 今日は土曜日なので、いつもの時間に天気予報をやらない。8:40ごろにF氏が目覚め、少しは何か食べたほうがいいということになって、9:20に朝食へ。少しといいながら結構食べられたのは少しよくなったかららしい。よかった。とはいえ、まだ本調子ではないらしいので、午前は部屋でのんびり。昼前にホテルを出て、まずランドリーへ。しかし予想通り話も伝わっていない。ソックスが出てくるどころか、預けたソックスも返ってこない。そんな気はしていましたが。これはもう無駄だとあきらめました。今年は12時開店のタイ料理屋Park Houseへ。体調が不良のF氏でもタイ料理ならば食べられそうとのことだったので。F氏は特にジンジャーを食べて元気になってきたようです。よかった。店を出て、歩いてバスステーションへ。そこから13:50発のRedのMy Explorerに乗って、Jersey Pearlへ。島の西をぐるっと回るこのバスに乗って外を眺めるのが好きで、毎年やっている。Jersey Pearlで、本物の貝殻の上を銀でコーティングして作ったアクセサリをF氏が気に入り、ムール貝のネックレスとブレスレットを購入。15:30発のBlueのMy Explorerに乗って、バスステーションへ到着したのが16:20。それから18番のバスホテルに向かう。バス停で降りてからホテルに戻る前にプールで泳いでいる人がたくさんいるので、プールでしばらくながめる。みなさん、寒いのによく泳ぎますねえ。ホテルに戻って少しのんびり。また着替えてから19:30前にホテルを出て、La Capanninaへ。今日も満足してタクシーを呼んで帰ろうとしたら、タクシーが違う方向へ向かおうとしているので、あわてて修正。ホテル名のFort d'AuvergneをSt. Aubinと聞き間違えたらしい。うむむ。似ているといえば似ているかな?Havre-des-Pasともちゃんと言っているのだけれどもねえ。まあすぐに気がついてよかった。酔っていても、ちゃんと見ていないとこういうことが起きますから。少しだけ遠回りしたが、おいしいご飯で気分よく酔っていたので特に問題にすることもなし。部屋に戻って、しばらくバルコニーから夜の海を眺める。この景色も今年はこれで見納めですから。

プールからの眺め

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8/22 楽しい日々も、もう終わりなのね

 6時半ごろに目覚める。荷物の片付け。8時過ぎに朝食に行って最後の朝食を満喫。朝食時にアンケートを渡されるのは毎年のことで、これに感想を書く。今年は明け方に氷をもらったりしてお世話になったので特に高評価かも。部屋に戻って最後の荷造り。引き出しという引き出しをすべてチェックして、忘れ物がないかダブルチェック。9:45にフロントへ行ってチェックアウト。去年と同じ時刻の飛行機なので、去年と同じ10:45にタクシーを呼んでもらい、スーツケースを1時間預かってもらう。
 1時間周辺をお散歩しようと外へ出たら結構強い雨が降っていてすぐにホテルへ戻る。少しして小ぶりになったので、傘を差してプールへ。雨の朝のプールでも人が結構いますからね。泳いでいる人はさすがにいませんが。20分ほどでホテルに戻って待っているとタクシーは5分ほど遅れて到着。風貌はワイルドな感じの運転手だが、ジャージーで友達はできたか?などと話しかけてくるフレンドリーな人。こういうのがジャージーの良さです。
 空港について、Flybeのカウンターへ。すると先に機械でチェックインしろと言われるので、機械にEチケットの予約番号を入れてあっという間にチェックイン。どうしてシャルルドゴールにはこの機械を置かないのでしょうね?次に荷物を預けるためにカウンターへ行くと、荷物が二人合わせて40kgの制限に対して、3kg弱重量オーバーで超過料金が必要だとのこと。来るときには6kg弱下回っていたし、買い物のうち壊れやすい皿等は手荷物で持ち込んでいるのに、それ以外に買い物を9kgもしたということですね?超過料金を払うのは癪なので、スーツケースを開けて重そうなものを手荷物へ。そのとき使っていないチェックインカウンターの重量計を借りて重さを量って、二人合わせて0.3kg下回るように詰めなおし。要は親方が背負ったのですが。そうしてスーツケースを預けてから手荷物検査場へ。今年は全く引っかからず、全く問題なし。
 まだ11:30と早いが、食事をすることにする。親方はソーセージと野菜の付け合せ、F氏は炒麺。なんとかWok Stationという名前の料理でしたが、Wokは中華なべのことですね。去年も同じ料理があって見ていたら大量の調味料を放り込んで驚いていたのですが、今年の場合、調味料はやや大目という程度で許容範囲。野菜も多く、特においしくもないが食べられないことはなかったとのこと。親方のソーセージは、あらかじめ焼いてある太目のソーセージにソースがかかったものを温めてあって、それと野菜類を盛り合わせたもの。少しつぶしたポテトにソースがかかるとマッシュポテトのようでおいしかった。まあ普通の味。
 少し待合室で待つ。今日も一部の便で遅れが出ていて、しかも予想時刻も出ていないのでやや心配になるが、我々の便は予定通りに出発。相変わらず出国審査らしいものはなく、出国のスタンプもない。このころには雨もやんでいて、建物から飛行機まで外を歩くこの飛行場ではありがたい。雲は厚いが順調に飛んで、パリの近くは雲も少なくなった。予定より早い15時前にシャルルドゴールに着陸。ほかの便も同時刻に到着して一緒の入国審査だったが、EU以外の国籍の審査ブースは我々3組のみであっという間に入国。EU国籍の方が長い列に並ばされていました。荷物もすぐ出てきた。

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