ジャージー旅行記(2008.9.20〜9.26)

Jersey旅行の準備

 今年もJerseyに行こうと計画していたのは春からだが、なかなか日程が決まらず。今年のBattle of Flowersはお盆の時期で、この時期に実家に帰らないといけないF氏の都合が悪い。去年はその前の時期に行ったが、ここには親方の用事が入ってしまっている。8月末には仕事で新潟に行かなければならないし、9月半ばには山口の宇部で仕事がある。結局、宇部の直後に行くことにする。特にJerseyではイベントらしいイベントもやっていない時期だが、いろいろな時期に行ってみるのもいいだろう。ホテルはいつものホテルFort d'Auvergne Hotelにして、空いている時期なのでまだまだ空室のあった一番よい海に面したバルコニーつきの部屋を予約したのが6月。
 で、問題は飛行機。また去年とおなじに帰りに数日パリによって遊んでから帰ろうと思っている。一応調べたらまだTwin Jetは営業をしていたが、ジャージー便はなくなっていた!今年は9月だからTwin Jetが使えるかもと思ったのに。もう少し調べると、今年は新しくBlue Islandsという飛行会社がジャージーとパリを結んでいる。Paris Beauvais Airportというところへ行くという。調べるとこれがまた使いにくい空港。飛行機ごとに出るシャトルバスしか公共交通機関がない。パリからも遠いのでタクシーを使うと値段が高いし。日本に戻ってからこのWebを作るために調べたらもうこの路線はなくなっているような航空会社です。また、船でSt. Maloに行く便もあるので、それを使う方法もあるが、大きなスーツケースをもって船とバスと電車を乗り継ぐのはさすがに大変だろうと、これも却下。いろいろ考えたけど、結局去年と同じルートにする。すなわち、成田―ロンドンヒースロー―ジャージーと行って、帰りはジャージー―ロンドンヒースロー―パリというルートである。今年はサーチャージがべらぼうに値上がりしたのだが、その前6月に比較的安いチケットが買えた。これはラッキー。といいながら、実は旅行代理店がヒースロー―ジャージー間の日付を間違えていたことを出発の一週間前に気がついてあわてて変更してもらったのだが。こっちの確認ミスもあったのだが。

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9/20 Jersey到着

 心配された台風13号は明け方には抜け、成田からの飛行機の運航は問題ない。ANAのカウンタに行くとしばらく待たされる。ひとつはEチケットを発行されてからフライトを変更したので、そのことがあるのだろうが、もうひとつは地上係員が慣れていないことのようだ。乗り継ぎのbmi便のチケットの発行にトライしたけどできなかったらしい。去年もできませんでした。でも去年は成田からJerseyまで荷物が直接送られてヒースローでピックアップする必要がなかったが、今回はヒースローで一度拾う必要があるとのこと。なぜか席はアップグレードされてエコノミーのいいほうの席で助かる。ゲートに行くと修学旅行の高校生。それとおなじ便なので心配しましたが、一番後ろに乗った彼らとは離れていて影響がなく、安堵。
 ヒースローには予定より早い15時半に到着。第3ターミナルのはずれから延々と歩かされて、今年は荷物を拾うのでトランジットではなく、まずこのターミナルで入国審査。アラブ系と日本人ばかりの列に延々と並ぶ。今回の入国審査の担当官はフレンドリーでジョークを言うのでジョークで返すと帰りのチケットも見せることなくOK。延々待たされただけあって荷物はもう出ているのでそれを拾ってゲートの外へ出る。いつのも狭い連絡通路を荷物を押して延々歩いてターミナル1へ。bmiのチケット発券がなぜか自動チェックイン機ではできなかったのでカウンタに行ってEチケットの話をすると確認して問題なし。ここまでで17時。やはりヒースローの乗り換えは時間がかかります。特にすることもないので中に入る。ここは今は目の撮影をするシステムなんですね。ターミナル1のショップを冷やかしてからはずれにある8番ゲートにむかう。その通路の途中でボーディングの手続き。いくつものゲートで共通なんですね。去年とすこし空港の構造が違ったので改修しているのでしょう。8番ゲートは8a以下たくさんのゲートの集合体でした。まだどこのゲートかの案内がないので、コーヒーとサンドイッチを軽くつまみながら待つ。旅行代理店からの案内では19:05発20:10着となっているが、ヒースローで確認すると18:40発になっている。時間に余裕があるので問題ないけど、時間の無い時だったら前にずれるのは問題ですね。18:15に搭乗開始。前と同じ2列+1列の小さな機体なので同行F氏の大きな手荷物はタラップの横で預ける。親方のは小さいので持ち込む。18:30過ぎには時刻前に出発。といってもいつものことで飛行機が飛び立つまでに30分かかりましたけど。で、実際の飛行時間はたったの35分。途中で夕日が沈んでいくのが見えた。
 飛行機の外へ降りると日が落ちているので気温が低く、しかも風が寒い!親方は長袖だからいいけど、F氏は半そでなので寒そう。預けたF氏の手荷物を飛行機のタラップを降りたところで受け取ってから、空港の建物へ。さすがにもうシーズンオフなのか、いつも大量にあるジャージーのパンフレット類の種類が非常に少なくなっている。たとえばレストランガイドとかはない。スーツケースを受け取って空港の外に出ると、タクシー乗り場には珍しく人の列ができている。以前だとタクシー乗り場には何台も待っていたのにどうも予定よりも早く到着したのでタクシーも集まってきていないみたい。凍えながら待っていると、8時15分頃に親方たちの順番になってタクシーに乗る。
 ホテルはいつものFort d'Auvergne Hotel。12ポンド+チップ。タクシーからみると去年はなかった観覧車などが見える。ジャージーもこの一年で一部の変わっているところと全く変わっていないところと。ホテルでチェックインすると、久しぶりと声をかけてくれる去年と同じ女性マネージャー。覚えてもらっていてありがたいことです。今回はすいている時期なので一番いい海に面したバルコニーつきの部屋にした。三階の27号室。部屋で荷物の整理などしてご飯を食べに行く準備をしていると、不意に部屋のドアがノックされた。心当たりがないのでのぞき窓もチェーンもないドアなのでやや不審に開けてみると、毎年来てくれているからとスタッフからと無料で白ワインをプレゼントしてくれたという。簡単なメッセージもついて。感激ものです。フルーティーなワインをバルコニーで夜の海を眺めながらあけて、ホテルのサービスに酔いしれた。といってもおなかもすいたので、3/4だけ飲んで、9時過ぎにいつものNelson's Eyeへ。しかし、フィッシュスープもロブスターも去年とは味が変わっている。F氏もムールの味が落ちたという。シェフが変わったのか、それとも石油高騰の折ヨーロッパも魚の値段が相当高くなっているというので、少し質の低い魚を使わざるをえないのか、ではないかと推測。海岸沿いのプロムナードを歩いてホテルに帰ってきたらもう12時前。星がきれいだった。荷物の整理を少ししてシャワーを浴びて寝る。

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9/21 日曜日はバルコニーでのんびりする

 疲れてはいたので熟睡はしたが、時差ボケか3時には目覚める。その後もうとうとしていたが6時過ぎには起きる。残りの荷物の整理などをする。7時半に散歩に出てプールのそばまで行ってから、毎年行っているおばあさんの店で水を買って戻ってくる。水を部屋に置いてから、朝食へ行ったのが8時20分。そのころはまだすいていたが、8時40分ごろ大量の客が一度にきてさばききれなくなっている。日曜日なので意外と宿泊客は多かったみたい。相変わらずおいしい朝食であることは変わりないが、目の前で大混乱しているのを見るのはあまり楽しくはない。なので食べ終わったらさっさと部屋に戻る。しばらく部屋でのんびり。F氏は洗濯をしたり、親方は昨日の日記をつけたり。
 11時に部屋を出て町の中心部へのんびり歩いて行く。今日は日曜日なのでほとんどすべての店がお休み。SPARでF氏はキャッシャーで現金を引き出すが、最大100ポンドまでなこと、それで手数料が1.50ポンドもかかることから親方はやめる。去年いった店などを見て回る。開いている店がほとんどなくウィンドウショッピングしかできない。ないことはないのだが、チョコレート屋、香水屋など興味がないところばかり。12時半まで歩く。途中の銀行のキャッシャーで200ポンドを引き出す。開いているパブに入ってビールを1パイント飲むが、食べ物は置いてない店だった。しばらく飲みながらF氏と話をする。途中の1ポンドショップが開いているので、ペーパーナプキンとおでこに張る体温計を購入。別に体温計は不要だったが、体温に合わせて色が変わるというのを見て、試してみたかったというだけ。お土産に持って帰るにしても全く荷物にはならないし。さきほどのSPARにまた入って、パン、ハム、スライスチーズ、サンドイッチ、粉末のカップスープ、リンゴ、サラダ、アップルサイダーを購入。サイダーといってもアルコールが4%以上入っているもの。それらをもってホテルに戻ってきたのが1時過ぎ。珍しくフロントにはだれもおらず。なにか作業をしていたみたい。5分ほど待って戻ってきたスタッフに鍵を貰って部屋に戻る。いつも持って歩いているソムリエナイフでパンを切って、ハムとチーズをはさんでサンドイッチを作り、お湯を沸かしてお茶用のカップでスープを作る。これらをバルコニーに運んでお昼ごはん。バルコニーはやや風が強いが、日が当って暖かく快適。ペーパーナプキンなどが飛びそうになるのだけが問題だったが、実に楽しいお昼。作ったサンドイッチもおいしくて大満足。サイダーもおいしかった。ただ、ハラペーニョペッパー味のポテトチップスは相当辛かったので、小さな袋を買ったが水を飲みながらでも半分食べられず。まずくはないけど、あまり辛いものに強くはないので。海を眺めながらのお昼は実に楽しく、もう一、二回はこれをやろうとF氏と話す。結局、その後は天候が悪くて残念ながらできなかったが。
 3時前までバルコニーでのんびりするが、日差しが強くて長袖では暑いくらいなので、一度部屋に入ってベッドでごろごろしていると、3時ごろに急に睡魔。ここで寝てしまうと時差ボケが解消できないのはわかっているけど、ついついうとうとどころか熟睡。4時過ぎにあけっぱなしのバルコニーへのドアから入ってくる風が涼しく、起きだしてドアを閉めたら今度は暑い。なかなか調節が難しい。結局睡魔に負けて6時まで寝てしまう。やってはいけないのはわかっているけれども。なにもしていないけれどものんびりできて幸せな一日。6時前には起きて7時過ぎにいつものNelson's Eyeに。前菜を下げに来た時に去年からいる女性に料理の質の話をすると、こちらから話す前に去年とシェフは同じだという。要はずっと夏の間常連客に同じ質問をされたんでしょうね。結局はシェフの問題ではなく、魚介類の仕入れの問題によるらしい。その後、彼女から聴いたらしいマネージャーのアンソニーが話に来たが、詳細な話はしないが、やはり魚介類の値段の高騰は問題みたい。ホテルに戻ってきたのが11時前。シャワーを浴びてからお洗濯をして寝たのが12時過ぎ。

ホテルのバルコニーでのお昼ごはん

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9/22 Durrellは何度行っても楽しい

 あいかわらず時差ボケ気味で、熟睡はしたが4時前に目覚めて眠れず。結局5時半には起きだして、F氏のパリの準備を7時半まで手伝う。8時5分前に行くとすでに10人弱の人たちが朝食を待っている。その後も10人弱の人がやってきて、8時に朝食を開始したときにはやはり少し混雑。とはいえ、今日は月曜日で宿泊客も昨日ほど多くないみたいなので、混乱はしていないが。
 8時40分に食べ終わって部屋に戻り、9時過ぎにフロントでバスの一日券(一人6ポンド)の買い方を教わってからホテルの目の前に止まるバス18番を待つ。予定時刻の9時15分にやってきたので、運転手から一日券を買って乗り込む。バスステーションに行ったら、。バスステーションが新しくなっていた!場所も変わって、インフォメーションの裏になっていた。次のバスまで30分あるのでインフォメーションに行こうとしたら、インフォメーションも移っていた。バスステーションの反対側にきれいで少し広くなったのですね。しばらくながめてからバスステーションに戻って9時50分の23番のDurrell行きバスに乗る。5分前の45分にグリーンバスが出てこれもDurrell行きだが、こっちの方が早くつくので。
 10時18分にJersey Zooに到着。いつもどおりにツアーで見て回るが、先週から痛めていたF氏の膝は、歩き回った結果また痛みが出てしまったので午後のツアーは参加せずに帰ることにする。バス停にIsland ExplorerのGreen Routeのバスが止まっていたので乗り込むとすぐに出発。バスステーションの手前のホテルの近くのバス停で降りて海沿いの道へ向かう。昨日の朝も買った店でまた水を2本買ってホテルに戻ったのが3時前。ひざを痛めていない親方も結構疲れました。
 昨日の晩に洗濯した服が乾いたので取り込み、交替でF氏が洗濯。すこしのんびり。要はうとうとする。7時半にいつものNelson's Eyeに。わざわざ用意してくれたらしいストーンクラブがおいしい。10時半にホテルに戻るもF氏は一階で開催されている生演奏というよりも歌を聴いているが、親方はダウンしてはやく部屋に戻る。F氏も11時には戻る。歌は60'sだそうな。さすがに高齢者ばかりのホテルだけのことはあります。で、F氏は年齢を疑われてお酒を売ってもらえなくなりそうだったそうな。ホテルの中だしパスポートなんて持って歩いてなかったからねえ。最終的には飲ませてもらったようですが。シャワーを浴びて寝る。

タマリン

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9/23 島の北側をめぐる

 今朝も早く起きてしまう。いけないですね。4時前からずっと起きて話をしていて、5時半には起きだす。昨日と同様にF氏の準備の手伝い。7時半にすべて作業が終了。それから今日どうするかを話す。8時半過ぎに朝食。
 9時30分過ぎの18番のバスに乗ったが、これが満員!親方たちが最後に乗るともうひとりも乗れません状態。バスステーションに40分に到着。今まで一度も乗ったことがないYellow RouteのIsland Explorerに乗ろうと思っていたが、35分時間がある。と思ってバスルートを見てみたら、最初の目的地と考えていたBonne Nuit Bayの近くに行く5番のバスがすぐに出ることがわかった。この5番のルートは全く通ったことがないので一度行ってみようとこれに乗ってみる。終点のSt. John's Churchには10時15分ごろ到着。バスの運転手にBonne Nuit Bayへの行き方を聞くと歩いて行くルートを教えてくれる。
 はじめに乗る予定だったYellow Routeのバスがここのすぐ近くを通るはずなのでそこまで歩いて、30分後のバスを待つ。Yellowのバスにはだれも乗っておらず。どこまで行くのかと聞くのでBonne Nuit Bayというと、OKだと言って乗せてくれる。バスに乗ればそこから5分でBonne Nuit Bayに到着。
 港よりもバス停の方が風が弱い分だけ寒くなかったのでよかったが、Island ExplorerのYellowのバスは10分遅れて12時15分にやってきた。これに乗って、バスの終点のJersey Zooへ。二日連続です。とはいえ、その前からF氏の体調が悪いとのこと。寒かったのと、何かにアレルギー反応が出た(前日のDurrellの動物・植物か、行きのバスに乗っていたお姉さんのとんでもない量の香水か、はたまたタバコか、それらの複合か?)のと、旅の疲れと重なったのでしょうか?時差ボケで朝も早くから目が覚めているし。つらそうなので、食事だけしてホテルに戻ることにする。Durrellのバス停に行くと、先ほどの逆ルートのIsland ExplorerのYellowのバスがいる。時間はかかるけど、外で待っているよりもバスの中の方が暖かくてよいとのことで、13:30のバスに乗って、14:35にバスステーションに戻ってくる。この帰りのバスはSt. John's Churchのバス停を通った。地図には通らずにすぐ横を通ることになっているので、行きはそこで待っていたのに。だまされたようです。St. John's Churchなら店もあるし座れる場所もあったのに。バスに乗っている間F氏は結構寝ていたので、少し気分も戻ったようだが、無理をせずに50分発の18番のバスに乗ってホテルに戻ってくる。これだけ乗ってようやく一日券の元をとったことになる。一日券を有効に使うのは結構大変。
 ホテルに戻るとタオルが一つないのでフロントに行ってもらう。F氏はベッドに入って寝て、体調回復を図る。親方は日記書き、洗濯、バルコニーで日光浴をしながら読書をする。6時半にF氏が起きだしてくる。だいぶ体調も戻ったというので、6時50分にホテルを出て晩御飯に。いつものNelson's Eyeは火曜日で休みなので、去年もいった町中のイタリア料理屋、La Capanninaへ。親方もNelson's Eyeへはカーディガンだが、今日はジャケットを着る。なくてもいいはずだが、去年の店の印象ではやはりジャケットの方がスマートだろう。いつものように町中への最短ルートである駐車場を抜ける道を進むと、目の前で曲がってやってきたのは、ベビーカーを押したアンソニーと、店の男性スタッフ。その少し後からやはりNelson's Eyeで責任を持たされている女性スタッフやアンソニーの奥さんのアマラも。店が休みの日まで会いますか。狭い町ですね。しかも、仕事が休みの日まで一緒に出歩いているのも不思議。イギリス人は大概職場の人間とは職場でしか付き合わないといいますから。それだけスタッフの仲が良いのでしょう。去年末に生まれた娘は写真だけは初日に見せてもらっていたが、本人とははじめて。お兄ちゃんには去年会いましたが。アマラにハグされて挨拶。風が寒くて子供たちに悪いといけないのですぐに別れる。SPARでティッシュペーパーを購入してから、歩いてLa Capanninaへ。サービスもよくて、おいしくて大満足。ホテルからすこし離れているのだけが問題なだけで、近かったら毎日のように通うと思う。駐車場の道は近いけど夜遅くは危なそうなので回り道してホテルに戻ったら10時半過ぎ。途中SPARで水を買いたかったが、10時までらしく閉まっていた。酔って眠い親方はシャワーも浴びずにベッドに倒れる。

Bonne Nuit Bay

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9/24 天気が悪いので町をうろうろ

 何度か起きて寝るを繰り返す。寒かったのか少しせきが出る。4時半に何かの音がして飛び起きたら、F氏の携帯がバッテリーが切れて充電を促す音。せっかく気持ちよく寝ていたのに勘弁してほしいものです。その後も結局は眠れずに起きだして、昨日のLa Capanninaで読めなかった食材の単語を調べる。手持ちの小さな和英・英和辞典では出ていないのに、携帯電話の内蔵の辞書では出ている単語もあり、わざわざ辞典を持ってくる意味がなかったようだ。その後起きだして昨日の日記を書く。あとは昨日シャワーを浴びなかったので浴びたり、近くに水を買いに行ったり、F氏が洗濯したり。8時20分ごろに朝食に。ついた翌日などに比べれば随分すいてきた。
 空には厚い雲。天気予報を見ると今日はあまり良くないようなので、町にいようと歩いてインターネットカフェへ着いたのが10時10分前。30分1ポンドのWiFiを1時間分購入して、2階でネット接続して、メールを読んだりネットニュースを見たり。結局もう30分追加して二人で1時間半つないでいる。F氏がネットにつないでいる際には本を読んで過ごす。
 11時半に店を出て去年もいったタイ料理屋Park Houseに行くと、12時15分開店だそうな。なので去年も行った近くのHoward Davis Parkという公園に行ってベンチで本を読んでから12時15分に再度タイ料理屋Park House。この店で食べている途中で気がつけば外は大雨。相当強く横殴りの雨が降っていました。2時前に店を出るときにはほとんど小ぶりになったけど。
 また街の中心部の方へ歩いて行って、ショッピング。おみやげやF氏の服など。バスステーションまで歩いた頃には日差しもでて暑いくらい。3時の18番のバスホテルに戻ってくる。部屋に入って買った荷物やパソコンなどを片付けてからバルコニーに出ると、さっきまで晴れて暑かったのにまた雨。それから30分ほどするとまた日が出た。なんですかねえ、この天気は。典型的なイギリスの天気と言えばそれまでですが。バルコニーのいすをふいてから座ってしばらく日にあたってのんびり。
 いつものようにこの時間にベッドで倒れるF氏と並んで今日は一緒に寝てしまう。どうしても時差ボケがとれません。まあ、時間や予定に縛られずに行動していますからねえ。予定があれば起きているから時差ボケも治るのですが。結局5時ごろから7時まで寝てしまう。あわてて起きて準備をして夕食へ。今日は水曜日なのでNelson's Eyeに行くのがいつものパターンだが、昨日行ったLa Capanninaにもう一回行けば覚えてもらえるのではないかというのと、場所は遠いがおいしいこと、また今年のNelson'sは少し味が落ちることなどを考えて、La Capanninaにもう一度向かう。途中で再度SPARに寄ってポケットティッシュを購入。1個50p弱だが、72個入りが1ポンド強。ううう、72個は多すぎます。得なのはその通りだけど。La Capanninaで昨日以上に満足し、遅くまで飲んでいたので今日はタクシーを呼んで帰る。シャワーを浴びて洗濯をして寝る。

La Capanninaでのデザート

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9/25 東海岸から西海岸まで

 今日はGoreyに行くことにする。バスは1、1a、1bおよびグリーンなどが行くが、1番は南東の海岸線に沿って走るので一番面白そう。この道は一度も通ったことがないので。ホテルの前を9時15分ぐらいに出る18番のバスに乗ろうとしたら、今日は10分に目の前を通過。困ったものです。20分待って次も早めに来たバスにのる。バスステーションに45分ごろに着いて50分発の1番のバスへ。途中予想外のルートを通る。去年ホテルの近くから乗ろうと思ってバス停が見つからなかったわけです。行きと帰りとでルートが違うんだもの。海岸線に出てから多くの客が乗ってくる。このあたりにも小さなホテルが多いようだ。海はちょうど一番引き潮の時間帯で、岩がたくさん露出して面白い。遠くにある灯台まで水が引いているが、満潮になると道路の近くまで満ちるはず。相当距離があるように見えて、見ていて飽きない。終点のGoreyには10時20分ごろ到着。
 Mont Orgueil Castleに登ってみて回り、町の反対側に降りたのが1時過ぎ。ドルフィンホテルの一階のレストランでお昼。満足してジャージーパールのショップを覗いたら、行きにF氏が目をつけていた指輪がなくなっていたので、F氏はショック。気を取り直して再度1番のバスでもどる。行きに比べて随分満ちてきていて風景が違い面白かった。
 バスステーションまで戻ったのが2時前で、2時の18番のバスホテルに戻ろうかともいっていたが、明日の朝に出発と考えるともったいない。曇ってはいるがもう少し見て回ろうと、結局Island Explorerの赤か青に乗って西海岸を一周してこようと考えるが、次のバスは時間が開いて3時15分。1時間以上あるので、すこしあるいてElizabeth Castleへの乗り場の近くにできたで観覧車に乗りに行く。
 バスステーションに戻ってきて、Island ExplorerのBlueルートに乗る。その直前に気がついたのですが、去年とは微妙に違っています。去年は赤と青は逆回りで一周したのですが、今年はどちらも西海岸のJersey Pearlで折り返し運転になっています。去年までも何度も通ったけれども今年は行っていなかった海岸線のルートをバスの上から眺めて楽しみ、5時5分過ぎぐらいにJersey Pearlに到着。バスの運転手が次のバスの時刻と、このあたりのすべてのアトラクションは終了したこと、海辺への行き方などを教えてくれるので、それに沿って海辺へ。いい砂浜ですね、泳げない場所ですけど。のんびり西海岸を堪能してIsland ExplorerのRed Routeで帰る。18:25にバスステーションに着いて18番で帰ろうとしたらもう終わり。その後のことも考えてタクシーでホテルに戻る。
 まず、明日の朝が早くてチェックアウトができる責任者がいない時刻なので、この時刻にチェックアウトの手続き。それと明日のタクシーを呼んでもらうのと、起こしてもらう時間と、コーヒーとパンなどの軽い朝食を用意してもらう時間を伝える。少し整理などしてから7時過ぎにNelson's Eyeへ。しかし最後の方はマネージャーのアンソニーは顔を見せず。今日が最後の晩だってことは話してあるんですけどねえ。何度も来てくれた客が最後に帰る前にあいさつもできないのではマネージャーとして問題でしょう。去年からいる女性ギャルソンに別れを言ってホテルに帰る。F氏はホテルのアコーディオン演奏を少し聞いていたが、親方はそのまま部屋へ直帰。シャワーを浴びた後本格的な荷物の整理。といっても、まだ寝間着や洗面用具などがしまえないが。11時ごろには寝る。

Mont Orgueil Castleの上から干潮のマリーナを見て

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9/26 毎回空港ではいろいろある

 F氏が夜中にぜんそくで苦しむ。昨日はあちこちで大量のたばこの煙を吸わされたから。過去に比べて屋内の禁煙に厳しくなったせいか、歩きたばこが非常に多くなったし、建物の出口付近でたばこをくわえる人も増えたように思う。今回のジャージーではつくづくそう思った。本当に迷惑です。結局よく寝られなかったF氏とともに4時半には起きだして着替えて荷造り。5時にはだいたい荷造り終了。あとは朝の海を見たり、BBCで天気予報やニュースを見て過ごす。
 6時40分にロビーに荷物を下ろし、45分にレストランで朝ごはんをいただく。ジュースとコーヒーとパン。ありがたいことです。7時に予約したタクシーが来たので乗って空港へ。チェックインをしようとカウンターに行くと、預けようとした荷物に問題があるという。日本なんかではグループ全体で荷物の重さが許容範囲内か見ると思うが、こちらでは一個ずつの荷物として見られる。カウンタの係員の話では親方の荷物に二つ問題があるという。ひとつはそもそも重すぎて(30Kg超)受け入れが不可能であるという。なので1.1kg減らさなければならないといわれる。もうひとつは、通常は20kg制限なので10kg×7ポンド=70ポンドの超過料金を払えと。親方のスーツケースはシカゴで買ったサイズの大きいものなので、F氏の荷物まで詰めたのが原因ですね。F氏の荷物は問題ないのですから。なので空港の片隅でスーツケースを開けて重そうなもの1kg強を手荷物に詰め替える。手荷物には軽いものしか入っていなかったので問題はないが。その間にF氏に超過料金を払ってもらう。詰め直したスーツケースをカウンタに持って行って今度はOK。料金を払いに行ったF氏がまだやっているのでなんのトラブルかと思ったら、向こうの機械のトラブル。あとは手荷物検査をする。去年はここで一人一個といわれてトラブルになったが、その制限は解除されていたので問題なし。F氏はおやつの入った袋をチェックされたりしていましたが。少しおなかが減ってきたのでサンドイッチを1個買ってふたりで分けて食べて待つ。ヒースロー行きは時間通りに出発。
 ヒースローではターミナル1に到着。荷物は直接パリに行くので、そのまま電車で新しいターミナル5に向かう。ジャージーで発券されたチケットを持って目の撮影をするところに行くと、ここで新たにチケットを発券してもらわなければだめだといわれる。どうも二次元バーコードがついていないのがいけないらしい。なので、係員に尋ねながらチケットを切り替えてもらって中に入る。ここターミナル5はこの建物のゲートAと、ゲートB、ゲートCがあり、B,Cに行くには15から20分かかると書いてあるが、われわれの便がどこから出るかまだ表示されていない。ここで食事をしたかったので、時間を気にしながらいろいろな店を見て回るがあまり気に入らず、結局ロビーの端にあったカフェでサンドイッチを食べることにする。F氏はチキンのパニーニを温めて。親方はツナとオニオン(実際には長ネギ)というサンドイッチにする。ツナとオニオンが意外においしかったので面白かった。もう少しネギが多いほうが好みだが。40分前になってもゲート番号が表示されず。ヨーロッパ便はすべてAから出ているようなのであせりはしなかったけど。そのうち表示され、ゲート近くの席で待って飛行機に乗り込む。いつも思うが、フランス人は飛行機の中に乗っても飛ぶ直前まで携帯電話で話しているのがいて呆れる。CAも注意しないからなあ。無事飛んだからいいけど。

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